京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

革堂(行願寺) 都七福神 寿老人

2023年01月31日 08時43分00秒 | 日記
 「THE SCREEN 」の館内ツアーとフレンチのランチコースを頂き、寺町通を南に少し歩きます。

"革堂"の名で呼ばれている行願寺に着きます。

最も古い"巡礼"と言われる「西国三十三所観音霊場」の第十九番札所でもあります。







寛弘元年(1004)創建当初は一条通にありましたが、戦乱や火災で何度も堂宇を失いましたが、人々の熱い信仰で宝永5年(1708)に現在地に移っています。

"革堂"とは変わった通称名ですが、子を宿した母鹿を射止めてしまった行円上人は、その事を悔いてその鹿の皮をまとって鹿を憐み、人々から皮聖と呼ばれていた事から"革堂"と呼ばれるようになったそうです。







ご本尊は千手観音菩薩像ですが、秘仏の為に1月17、18日にしかご開帳されません。

境内には「都七福神」のひとつ"寿老人"がお祀りされています。







久しぶりだったので西国さんと寿老人のご朱印を授与して頂きました。










「THE SCREEN」 御所南セレクタブルホテル

2023年01月30日 08時55分00秒 | 日記
 1月25日は京都御苑の南、寺町通沿いに鎮座される下御霊神社の向かいにある「THE SCREEN」の館内ツアーと京のフレンチコースに参加しました。





史上最強と言われる寒波の中の開催でしたが、無事に開催されました。

外見には「HOTEL 」の文字が一切なく、この建物がホテルだとは気づかないと思います。

宿泊サイトで調べてくる外国人の方が7割を占めているそうです。







オフィスビルをホテルにリノベーションした施設で、ロビーやトイレ、客室の配置が通常のホテルとは異なります。

先ずは30分、客室はじめ館内の案内、その後にランチコースの予定です。

客室は全13室の小規模なホテルですが、それぞれ13名のデザイナーが、異なるコンセプト、デザインで作られた客室は個性感に溢れています。







"ROOM401"

都山有美さんがデザインされたスィートルームです。
テーマは「朝霧」





"ROOM304"

田村陽平さんが「ジャパネスク」をテーマに「日本」「京都」の要素を現代的な解釈で表現された客室です。







"ROOM102"

石橋直樹さんが「畳の茶室」をテーマにデザインされた部屋で、世界の「和」を感じられる空間、床には赤畳が、壁面には赤い井草が使われています。







"ROON103"

久保秀郎デザインで人気の部屋だそうです。
壁の月の照明は満月にも三日月にも切り替えられます。





最上階の5階にはチャペルとテラス席があり、毎年8月16日の五山の送り火にはシャンパンを飲みながら鑑賞する会があるそうです。

次にもう一つの楽しみ「BORN RONNERY」でのフレンチコースを頂きます。









天井には四季折々の花が、襖絵には龍が描かれ和のテイスト感がたっぷりです。

























基本はフレンチですが、食材に安納芋や甘鯛(ぐじ)を使ったり、牛ほは肉のシチューには赤ワインと赤味噌が使われたたりと料理の内容にも和のテイストが入っています。

どの料理も味覚、視覚ともに満足できる内容でした。

宿泊者以外でもランチ、ディナーに使えるそうで"フレンチの隠れた名店"を見つけた感じです。










妙心寺 壽聖院 「京の冬の旅」③

2023年01月29日 08時34分00秒 | 日記
 妙心寺始まりの地と言われる玉鳳院を拝観後、同じ妙心寺境内にある壽聖院を訪ねました。








昨年の12月25日にも拝観して、本堂内部や絵師・村林由貴さんが奉納された水墨画、狩野永徳が設計したと言われる庭園を鑑賞しているので、今回は無料で入れる石田三成一族のお墓にお詣りしました。

石田三成関連の施設は徳川により徹底的に破壊されていたと思っていましたが、こちらで静かに永遠の眠りについているのですね。





石田正継・三成父子をはじめ石田一族9名の供養塔が並んでいます。

豊臣時代には妙心寺境内に広大な土地を有し堂宇は金箔瓦で彩られ、お寺と言うより"石田家京都屋敷の様相を呈していたようです。

現在の妙心寺北門はかっての壽聖院の表門と言われています。





寺宝には上の写真「石田正継像」(重文・複製)。
下の写真 石田三成が朝鮮出兵の際に伯蒲禅師に袈裟を送った時の自筆の書状。を所蔵されています。



オリジナルの「石田正継像」は傷みが激しく修復の為の資金をクラウドファンディングで募られています。

7割程度は国からの補助がありますが、残りの3割はお寺の負担となっています。

お寺の拝観料金についてですが、資材や電気代の高騰を考えれば、拝観料金の値上げもやむを得ないのかもしれないですね。 

以前は嵯峨野にある"大河内山荘"の拝観料が千円で高いと思っていましたが、お抹茶と菓子が付いて千円なので、拝観料だけでは実質500円で今では安い方になります。

4月からは金閣寺や龍安寺の拝観料も100円値上げされ500円になります。

関西の私鉄も4月から値上げされるようで、今年も値上げの一年になりそうです。











京都モダン建築祭⑩ 時忘舎

2023年01月28日 07時51分00秒 | 日記
 時忘舎は地下鉄東西線東山駅から岡崎へと抜ける白川沿いにあるカフェで、かっては竹中精麦所でした。









「水車の竹中」と呼ばれていたように琵琶湖疏水を引入れた石垣の水路が残ります。

今はカフェを経営されていて、敷地や母屋もイノベーションされていますが、内部には大きな梁がそのまま残り、当時の面影を留めています。









旧竹中精麦所の前を流れる白川には通称「もっこ橋」が架かり、白川の向かいには明治31年から昭和55年まで製氷工事があり、工事で保冷剤として使用する"おがくず"を天日干しする為にかけられた橋です。





もっこ(持籠)を担いで渡った事から名付けられたようです。



映画のロケ地にもなりました。







少し北へ歩いた仁王門通の手前には、白川を堰き止めプールにした「白川児童プール」の跡が残り、東側には石碑が建立されています。

琵琶湖疎水の水質悪化で、わすか1年で閉鎖になったそうです。


右手の方が"まいまい京都"の以倉代表です。




だるま寺(法輪寺)で仏師と作る「開運だるま」

2023年01月27日 07時49分00秒 | 日記
そ 1月21日は、妙心寺玉鳳院を拝観後、JR東海「そうだ 京都、行こう。」の表題の会員イベントに参加しました。





正式には臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院「法輪寺」ですが、境内には全国から奉納された約8千体もの"だるまさん"がお祀りされている為に"だるま寺"と通称されています。

最初に佐野泰典ご住職から"達磨大師"についてのお話があり、続いて毎週日曜日の早朝6時15分から放映されている「京都知新」で過去に放映された仏師・宮本我休さんの仏像制作の録画をプロジェクターで拝見しました。

その後、仏師になったきっかけや仕事の内容、6年前から続けられているだるま作りのワークショップについてお話頂きました。









次に宮本さんのご指導のもと"だるまさん"の制作です。





詳しくは宮本我休さんのHPで詳しくレポートされているので参照して下さい。



僕が作っただるまさんです。

赤は開運吉祥を、黄は金運向上のご利益があるそうです。
目には"付けまつ毛"を付けてみました。



皆さん、それぞれに個性が出ていて、どの"だるまさん"を見ていてもほのぼのとする作品ばかりです。

制作に2時間を要しましたが集中していた為でしょうか?あっと言う間でした。

次にご住職の案内で本堂や庭園を案内して頂きました。







次に"だるまさん"を作った衆生堂の2階には金箔大寝釈迦木像や日本映画界に貢献された方々のご位牌がお祀りされている"キネマ殿"があります。







本堂の鬼瓦までが"だるまさん"です!

次に達磨堂で会員さん達が作った"だるまさん"をご住職がお経をあげご祈祷して下さいました。

これで今年も"七転八起"の精神で乗り切れるといいですね。