美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

東北造形岩手大会(後編)

2014-07-31 15:30:00 | 日記
さて、後編は2日目の研修について。

盛岡市の厨川中学校が会場。
新しくきれいで明るい校舎でした。

同じフロアで4つの授業が一斉に行われる形式でしたので、私は鑑賞の授業のひとつを中心に参観させていただきました。


作品の鑑賞から始まり、墨を用いて「円」で喜怒哀楽のいずれかを表した後に鑑賞し合うといった、表現と鑑賞がセットになった題材で、中学校1年生を対象におこなわれました。
1時間の内容としては盛り沢山ではあるものの、変に急ぎすぎている感じはなく、見応えがある素敵な授業でした。
授業者の先生も生徒も穏やかに落ち着いて「美術の授業を楽しんでいる」。そんな感じでした。

構成の勉強も済ませており、墨も使い慣れているとのことで、なかなか面白い作品が出来上がっていました。

いい勉強ができました。
やっぱりたまには学校から外に出て、違う空気のもとで勉強せねば。
再認識です。


最後に2つ。今回の参会で思ったこと。
私と同県内にお勤めのF先生も度々アップしていたFacebook。
何となくトラブらないか怖くて敬遠し続けています。
昨日のレセプションで某先生からも勧められましたし、見渡すと沢山の先生方が同会場内でもつながってるんですよねー。
敬遠してるのがビクビクしすぎなのかな。
皆さん面倒なことにならないよう、上手に使って繋がって、刺激を与え与えられてるんですよね。
…それに手軽にちゃちゃっと情報上げる感じがいいですね。
ブログはしっかり完成度高い感じ。Facebookは気軽にってできればいいんでしょうね。
生徒やおかしな感じの方からの友達申請さえちゃんと断って、上手くやれば危なくないのかな。
…再考すべき。

もうひとつは、やっぱりフリクションペンは便利♪

摩擦熱で消せるので、消しカスが出ることがありません。
おじゃました会場にゴミを出すことがなく、帰るときに消しカスを処理する手間がかからない。
んー、便利ですね。フリクション。
もう少しカッコいいデザインが増えればいいのに。

東北造形岩手大会(前編)

2014-07-31 14:36:00 | 日記

道北造形教育研究大会岩手大会に行ってきました。
久々に美術教師の勉強をしたと感じます。
昨年の自分の授業実践を思い出しながらの参加といった感じでした。

昨日は記念講演からの参加で、岡田京子調査官の講演で勉強。
夜は歓迎レセプションでたくさんの先生方と交流ができましたし、昨年の自分の公開授業に対するお話をして下さる先生もおり、嬉しく楽しい一時となりました。
多くの先生方がFacebookに上げてるように、東北六県対抗わんこそば選手権も大いに盛り上がりました(^-^)ちなみにわたくし青森選手代表の一人でしたが、結果は惨敗…。
でも記念のお札がもらえたし、楽しかったので良しとしましょう。


はだいろ

2014-07-15 11:46:00 | 日記
いつからだろう。
絵の具に「はだいろ」という色がなくなっていますね。
人種差別的な問題でしょう。今は似たような色が「うすだいだい」等と表記されています。

さて、美術の授業をしていると、「先生、肌の色ってどうやって作るんですか?」と聞かれることがありますね。
まずそんな時は「ん?どんな感じの肌の色にしたいの?日本人的な感じ?」等と聞き返すことを心がけてます。
肌の色といってもほんとに人それぞれですからね。
だいたいは「色黒でも色白でもない、日本人の色が…」という話になることが多いのですが。
で、一般的な色を教えるわけです。

かつては教える前に考えさせたりしていましたが、時間に追われるように作業させるようになってからは、基本だけは教えるようにしました。
「白をベースに」と。
じゃなきゃ、何十分もひたすら格闘して濃くひどい色ができちゃったり、そんな色を塗ってしまってから、「先生どうしよう…」なんて助けを求めに来ることもあるので…。

色々考えさせてり、苦戦して成功したときの達成感を味わわせることは大事なこと。

しかし、しっかりヒントを与えるってことは大事だなと思います。
場合や生徒によっては、ちょっとやって見せるということも有効ですね。

以上。久々の投稿。
公私共に忙しさが尋常じゃない日々…。とある授業で思ったちょっとした考えでした。