美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

2021 1学期のスタート

2021-04-29 16:40:00 | 日記
新年度スタートです。

昨年度は休校、分散登校、時間制限などでまともに美術の授業はできていなかったので、久しぶりに4月からエンジン全開で仕事している感じがします。
…正直1年生担任、この1ヶ月は疲れました。

今年は3年ぶりに1年生の授業を担当することになりました。6クラス全部自分の計画・指導で担当するのは4年ぶりです。
中学に入学して最初に経験し味わう美術の授業を担当できることは責任を感じると同時に、やり甲斐を覚えます。
今年一年でどんな学びや成長を味わわせることができるか?
それ如何でこの後2年間…どころか下手をしたら今後の人生に与える影響が変わってくると思うのです。
大事ですね。1年生の授業は。

今年度、教科書が当市では初の光村図書のものに変わりました。
教科書に関しては人それぞれ思うところや考えが違います。
「使いやすい…使いづらい…」と、それぞれあって当たり前なので、あとはその学校、その生徒、その先生や環境によって「どう活用するか」が大事だと思います。
というわけで、僕は連日教科書の中身や指導書をじっくり見ながら年間計画指導計画を手直ししたり、活用や真似ができないかワークシートを見たり、DVDやホームページを見て参考資料を研究したり、掛図を広げて見て、美術室内の掲示物を張り替えたりしながら最初の1週間を過ごしました。
「自分独自」の授業の仕方や題材に固執し、凝り固まった授業にならぬよう気をつけねばなりませんね。
また、新学習指導要領の内容をしっかり把握し、GIGA構想によるタブレット端末の活用も視野に、年間指導計画も練り直してから提出。

教師も日々アップデートが必要です。
生徒の成長をサポートするだけではなく、僕自身も成長できるよう今年度も頑張ります。

…しかし、逆に3年生の授業から外れてしまったので、それは心残り…。
昨年度担当した3クラスの生徒には申し訳なく思います。
なんとか昨年度の経験や学びが今年の活動に生きることを願い、陰ながら見守っていきたいと思います。