美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

考えすぎでしょうか?

2014-09-29 22:36:34 | 日記
難しい…いや、難しく考えすぎなだけか。
facebookです。
登録してみたものの、何をすべきで何をしないべきなのか??
事前に「気をつけろ!」的なネット情報を見ていたせいか、じいさん過ぎるのか…。
そんな私に気づいて繋がって下さったT先生ありがとう!
もうちょっと勉強せねば。まず何すべきかがよくわからん…。

そんなこんなで時間ばっかり経って、結局blogに向かうことに。

さて、T先生からもらった紙の作品に関するアドバイスを受け、とりあえず自分でも積極的に行動せねばと思いました。
この辺で一番大きな書店で小一時間資料探しに出掛けました。
何も自分で調べもせずやろうとせずに、すぐ質問して解決しようとする人いますよね…そういうの嫌だったんで、自力でもちゃんと調べてみようと。

しかしこういうものは日頃からアンテナ立てて色々見てなきゃダメですね。
書店ではちょっと用が足りなかった。自分が探しているような作家や作品の情報は得られませんでした。
もう少し時間はあるので、引き続き色々思い付く方法で調べてみようと思います。


色々工夫して自分なりの題材を創るのは、大変でもありますが楽しくもあります。
「この生徒たちなら、去年やったあの題材よりこういったものの方が楽しんでいいもの作ることできるんじゃないか?」
「こんな材料用意すればいいものつくる子がいるかも。」
そうして題材設定や、材料、道具をももう少し工夫してみます。

『どんな作品を作ることで何を得てほしいか』

この大事な部分も(教師の思いも含めて)しっかり伝えて一時間目の授業に入る準備も進めようと思います。

二学期制の本校はもうすぐ終業式。
短い秋休みを有意義に過ごそうと思う。

紙の彫刻を考える

2014-09-23 23:29:54 | 日記

紙を使った彫刻を題材にしようと考えています。

 

近年は中国の李さんの蛇腹のおもちゃを参考にしたという、伸び~る紙の彫刻が話題になりましたが、そういうものではありません。まあ、紙を使った立体作品の例として、導入で少し見せてみようかなとは考えていますが。

 

『短時間』

『あまり美術が得意ではない生徒も意欲をもって制作することができる』

『自分で制作した作品に満足感を感じることができる』

『冬の作品展にも出品することができる』

 

上記の条件を満たすには、なかなか良いのではないかと考えました。

普段彫刻の題材といえば、主材料として粘土を使うことが多いのですが、どの学年でもそればっかりというのもよろしくないですよね。

かといって木は時間も手間もかかるし。石膏…石…スタイロフォーム…色々やったことはあるけど、んー…今回は違うな。

あ、本題材は2年生でやってみようかなと考えているのですが、現2年生はあまりスキルが高いとは言えません。一生懸命で意欲は高いので、何とか本人たちも満足できる作品制作を体験させてあげたいのです。

そんな生徒の実態や、来年度にも生きるような経験として「紙」を思いつきました。

 

紙なら誰でも触ったことはあるし、種類もある。こちらの材料の準備次第で題材の可能性も結構広がると思うのです。

折り紙という日本の文化も導入で使いつつ、在庫がある和紙なんかも材料の一つに加えて10月から実践してみようと思います。

 

以前、とある方と紙の立体作品について話してアイディアをもらったことを思い出し、その後記しておいたはずのアイディアメモを探す。

ありました。イメージはこんな感じ。…汚い字だわ。

 

現在資料となるものを探していますが、あまり集まっていません…。本屋さんなんかにも行ってみなきゃだめですね。

もし良き参考資料やらお薦めの本、作家さん、実践例等知っている方がいらっしゃれば、教えていただければ幸いです。

…あ、こういう話こそFacebook使えばいいのか??

そちらはまだ登録したばっかりで、おっかなびっくりと公開‣非公開の設定をいじったり、プロフィール編集をちびちびと触っている程度。…やり方調べてると「Facebookの危険性」とかいくつも出てくるので怖くて…。

お、ブログの投稿をFacebookに通知できるのね?…とりあえず試してみよう。

ちょっとずつ覚えよう。お仲間の方々を検索してみればいいのかな…?

 

んー、早く現代人に進化しなければ。

 

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文化祭主担当が美術教師だったら…

2014-09-08 00:27:12 | 日記

超多忙な日々がようやく落ち着きました。

生徒会担当、文化祭主担当として先週末まで朝晩走り回っていました…。

今年で本校6年目、6回目の文化祭主担当。マンネリ化しないように、自分でも飽きてしまわないように工夫して臨んできました。

毎年こだわってきたのは「美術教師としてのプライド」。

「やっぱり美術の先生は違うよね。」と思わせるためのことは色々工夫してきました。何を任されてもそう思わせるだけのことはできた方がいいと思っています。

美術って素敵だな。

美術ってすごいな。

嫌味なく自然にそう受け止めてもらえる。そんな工夫ができればと思って取り組んできました。

 

一番多くの人にわかりやすく伝えられたのは『映像』でした。

生徒会の子たちに出演してもらいながら開祭や閉祭のムービーを作る。どこの学校でもやっているようなことでしょうが、そこに美術的な視点を多く取り入れることで見ている人は感動します。

これって誰もができることではないですよね。コンピュータが得意だからできるとか、ムービー編集をよくやっているからできるというわけではないと思うのです。

ある意味映画監督のようなセンスみたいなものがなきゃ、絶対できないんですよね。映像中の空間の使い方だとか、使う画像の撮り方や集め方、その画像の切り取り方や見せ方、間のとり方…たくさん要素はありますが、そういったものをドラマティックに表すことで、文化祭そのもののオープニングやエンディングの雰囲気をグッと盛り上げることができる。

演者たちの小道具や衣装も、美術室の道具や材料を使いまくって、美術教師なりに工夫しまくって作ります。すると演者たちも驚き喜び気持ちよく演じてくれます。

 

きっとこうやってテレビや映画の世界ってできているんだろうな…と、ちょっと偉そうに思ったりしながら。

 

他には美術部顧問として、テーマ板の制作も担当します。こちらは私が赴任してからここ数年生徒会や美術部で制作して、文化祭のオープニングで公開するのがお決まりになっています。

 …しかし、今年は大失敗。原画担当生徒の求めるものと、制作担当の部員の実力がかみ合わず、結局遅々としてはかどらなかったため、後半はほとんど顧問の私が仕上げなければならない羽目に…。

 んー…始動時期も遅かったし、美術教師として「今の部員の力量ではこれはできるけど、これは難しいからもうちょっとこうしてみたら?」と、止めてあげるのも大事な指導でした。

どこでゴーサインを出し、どこで止めるか。

来年は同じ失敗に陥らないよう考えて指導に当たらねば…。

 

他にも学級単位で競うコンクール『ビッグデザイン』というものがあります。

これは私が赴任する前からやっていた取り組みで、学級ごとに代表者3~5人担当し、アクリルガッシュで制作するものです。

小規模校故に、どの学級にも絵が上手な子が何人かずついるというわけではないのですが、毎年夏休みから毎日熱心によく制作し、なかなかの力作に仕上げてくれます。…今年は私的な理由で夏休みはあまりゆっくり学校で指導できなかったため、もう少し丁寧に指導できていればな…という出来になってしまったのが残念ではあります。

 完成した作品は、文化祭ムードを外にも出すために、ビニールシートをかけて外に展示します。

 

…とまあ、美術教師として色々指導したり工夫したりすることが多い文化祭。

他の学校でも文化祭における美術教師の役割ってこんなにあるのでしょうか?ちょっと疑問に思いながらも、今年も何とかやりきりました。

 

「美術教師じゃなきゃできないこと」、「美術教師だからこそできること」を意識的にたくさん盛り込んだ文化祭。

教務をやりながらこれだけできるのは今年が最後だろう…。生徒会担当が秋から別の教師に代わることはこの春決定したし、ちょっと体力的にもしんどかった…。

しかし、来年何を担当することになっても、そこには「美術教師らしさ」はこだわって出していきたいと思う。決して自己満足に終わるものではなく、それが生徒や教員、見に来たお客さんにも喜んでもらうものにすべく工夫し続けていこうと思う。

 

…はー、しかし疲れました。これでようやく一段落。

しばらくほったらかしになっていたこのblogももう少しあり方を考えます。

皆さんのblogも久々に見ました。授業の工夫に力を入れていない日々が続いていたので、秋からまた色々考えて頑張らなきゃと思っています。

facebookもそろそろやってみよう。刺激がなきゃだめだ。「忙しい」を逃げ口上に、ついつい今年はつまらない授業・指導になりがちである…。

senseinoteは…見てないや。なんかちょっと合わない気がして…。

 

とにかく、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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