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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。
在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。
病院は数々あれど・・・ 移動させることによる母への負担を最小限にするために、今いる病院から車で10分以内で、受け入れ可能と思われる病院を2ヶ所、姉妹3人で見学に行ってきました。
おととい行ったA病院、 田舎な市ながらその中心部の、商業地と住宅地の混在する所にある中規模な病院。 すべて4人部屋の療養病床。 大きなデイケアも併設されていてリハビリに力が入ってる感じ。 看護師より療法士(OT・PT・ST)のほうが多い。 院内そこらじゅうに看護師やワーカーが動いていて、にこやかに挨拶してくれる。 案内してくれた事務の人もとても丁寧で感じがいい。
昨日行ったB病院、 山を切り崩して造った感じの大きい病院。 山だけど周りは住宅地で寂しい感じはない。 広々としていて豪華なホテルみたい。 療養病床はやはりすべて4人部屋だけどスペースが広い。 ベッドとベッドのあいだに収納家具が置かれていて、プライバシーはしっかり保たれている。 全体に静か~な感じ。 案内の人は忙しそうで事務的な感じ。
療養病床といっても、医療保険の病床と、介護保険が使える「介護療養病床」と2種類あるんだそうですね。 これは病院の人じゃなく特養の人が教えてくれました。 でも数年のうちに介護療養病床は廃止されるとか。
介護保険を使ったほうがいい人、つまり医療を使って回復する見込みがない人、つまり母のような人・・・ は介護保険で特養で・・という国の方針らしいです。
でも実際、ひとつの療養型病院の中でも患者を区分けしていて、医療で回復を目指せる人には治療をする、 回復が望めない人には積極的な治療はしない。
つまり、病院と名のつくところへ行っても、急変があった場合に延命になる処置はしないのが普通なんだそうです・・ これはどの病院でも同じこと。 と、ある病院関係者の人から聞きました。
それなら特養のほうがずっといいですよね。
でも、もしも痛み苦しみがあったり、食べられなくなったときに、病院なら点滴を試みる。
特養は、点滴は無理。
病院でも、療養型では毎日の介助はワーカーさんがしてくれる。 だから、医師と看護師が24時間常駐しているだけの介護施設 と考えていいみたいです。
ちなみに、必要な料金も、療養型の場合は特養とほとんど同じくらいです。 1ヶ月15万から25万くらい。
それなら、個室で馴れた人たちに囲まれた特養のほうがずっといいか・・・いいよね。
家族の面会もしやすいし。
病院で、医者がいるから安心とは言っても、母にとってみたら知らない人ばかりの知らない所へ連れて来られて、またイチからあれこれ検診されたら、絶対イヤだよね・・・寂しいよね・・
・・・って、ほとんど特養に戻る気持ちになっちゃってますが、 まだ公式には「悩みちゅう。」です。
だって、戻るって言っちゃったらもう数日中に移動させられそうだから。
せっかく母が食欲出てきて、いい感じなのに、移動でダメージ与えたくないから。 体はかなり弱ったままだから。
今の病院にいる限りは、いつも看護師さんがたくさんいて看護師さんならではのケアをしてもらえているから。
できればギリギリ1ヶ月になるまで粘って(?)置いてもらおうと思っています。