先週末の台風19号は、全国各地に甚大な被害をもたらしましたが、私が6月まで暮らしていた『いわき』も、その中に入ってしまいました。
8年前の震災から立ち直り、「さあ、これから伸びていくぞー」と、街全体が活気づいていたところに、文字通り「水を差された」感じです。
ですが、東日本大震災は、人智が及ばない天災でしたけれど、今回はちょっと違うんじゃないかとも思っています。
というのは、4年前の大雨で、私の家の近くを流れる武子川(たけしがわ)が氾濫し、堤防が決壊して土地がガッサリ削られましたが、今回も全く同じ事態になったのです。


「あの大掛かりな護岸工事は何だったのか?」と。
結果から見れば、「対症療法でしかなかった」ということになりますよね。
温暖化が叫ばれるようになって久しく、年々雨風の強度が増してきている昨今ですから、防災基準を抜本的に見直して、河川の氾濫を起こさせない手立てをしなければ、毎年、苦しまなければならない人を作ってしまうと思っています。