友人から勧められて、『 昔乗っていた車両 』という題で、以前に乗っていたオートバイの事を書こうと思う。
「なぜ購入したのか?」「実際に乗ってみてどうだったか」と、良い点も悪い点も(独断&毒舌?)で書こうという企画。
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その企画のために、以前のオートバイの写真を探していたら、オートバイより以前に乗っていた車のフィルムが出てきたので紹介します。
大学生の頃、22歳(?)の頃に乗っていた車です。
ロクに大学へも行かないで、人気も信号も無い海岸線の三ケタ国道を走る事に夢中になっていたものです。
小学生の頃から車が好きで、オートバイは嫌いで、高校三年生の最後に自動車学校に通ったものの、最初は父親のトラックばかり乗り込んでいる内に、中古で買い与えてくれたのです。
しかし、最初の車は2年程乗ったある冬の夜、雪道で遊び過ぎて飛び出してしまって全損に。
それに凝りもせず、同じ車両を探し出し、装着していた部品を全て移植して、スネカジリの身の上のままイイ気になっていた頃です。
外観は少し(?)派手ですが、エンジンや吸排気系は一切ノーマルのまま。
けれど、足回りは ラリーアート社製の純正(?)フルキット、ダンパーは カヤバのガス封入式スポーツ用、ホイールはレイズ社製のスリーピース・ボルクⅡ、タイヤはスポーツ走行用ラジアル、シートは 英国・コルビュー社製のフルバケットGT-5とGT-7、ベルトは英国・ブリタックス社製の四点式、ハンドルはイタリア・フェレロ社製の360Φレザー3本スポーク、ホーンは当時流行りのドイツ・ベンツホーン、ライトはフランス・マーシャル社製の4灯式にハイワッテージ 黄色 H4バルブ、社内に戻って・・、オーディオセットはパイオニア・ロンサムカウボーイで スピーカー 5ユニットを 3台のアンプで駆動してアッティネーターで音場調整とイコライザーをセット、窓ガラスはフロントを除いた全てをチャコール色の専用塗料を専用機で二度塗り、ミラーはイタリア・ビタローニ社製のフラットタイプ、外装はカッティングシート貼り等々 ・・・、情熱の全てを掛けて、ローンも抱えながら、それなりに充実した日々を過ごしていたのです。
この頃から、ハンドルは無駄に切らず切り込まず、アクセルも無駄に踏み込み過ぎず、“スムーズに速く”を目標に走りつつ、トランクには自転車用空気入れを積んで時々エア調整を繰り返し、慣性ドリフトのマネ事など、一人だけで走るのが一番好きでしたね。
色々な想い出を残してくれた車でしたが、一緒に神戸に出て来て就職したものの、週末しか乗る機会が無く、当時の家賃以上に高い駐車場料金が嫌になって手放したのです。
そんな事があって暫くして、暇な時間を持て余し、嫌いだったオートバイの免許を取りに行って今日に至っているのです。
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