猛暑日と熱帯夜が連続した7月の天気を引き続いて8月に入りました。
子どもの頃を思い返してみると、夏休みと言えば真っ先に思い出すのがラジオ体操、
ご近所の友達と誘い合わせて参加カードを首にぶら下げ参加した、その帰り道に
蝉取りをしながら帰ったあのころ、いまより涼しかったという記憶が残っています。
ラジオ体操と言えば先日、東京五輪・パラリンまで3年を契機に、都知事と東京都
庁職員が休憩時間を利用してラジオ体操が行われている様子をTVで見ました。
驚いたのは小池知事の様になった体操ぶりです。リズミカルで大きな動作、しっかりと
曲げるところは曲げ伸ばすところは伸ばしている正確さは素人離れしていました。
私は体育教師の癖にラジオ体操が下手でしたした。「体操」の授業や、体育行事
での「ラジオ体操」の指導は苦痛で苦手した。
といっても、あのピアノの旋律と「腕を前からあげて大きく背伸びの運動」との言葉を
聞くと自然に体が動き出すほど身に沁みついているラジオ体操ですが。
そんなラジオ体操ですが唯一、率先してラジオ体操を行った時期があります。
皮肉なことに大病を患って府立病院の内科病棟に入院していた約4か月間です。
当時、毎日午前10時からの内科病棟体操(ラジオ第一・第二)というのがありました。
病棟の廊下・休憩所いっぱいにてんでバラバラに広がり、世話役の新人看護師さんの
合図のもとに行うのです。でも長い廊下で多くの患者さんを相手にするのですから大変。
しかも体育教師でもない素人の看護師さんが。
そこで私は体調が良い時はその役を買って出て、看護師さん・患者さん両方から喜ばれ
ていました。抗がん剤治療で弱っているときでしたが、ひと時でも元気なころの自分を
思い出して行っていました。
その夏休みの風景の定番のラジオ体操、残念ながら私の住む校区の学校では行われて
いません。近くの校区で実施されているところを写させてもらったのが下の写真です。
北野天満宮の御土居の広場では老人の集まりが。
終わりに本題の夏休みの頃の花、これはなんといっても朝顔が代表でしょう。
今はゴーヤにグリーンカーテンの主役の座を奪われていますが、以前はアサガオでした。
夜明けごろに開き、昼前にはしぼんでしまい、はかなさを感じさせる花、早朝の打ち水に
映える色鮮やかな花色、咲いた姿がラッパのようで可愛さが。
それにアサガオは栽培観察の教材植物として、今も昔も変わらない王座の位置を守っています。
ご近所のお宅で行燈仕立ての鉢植えが置かれいれば低学年のお子さんがおられる証し。
さて、アサガオの花ですが京都府立植物園で開かれている「朝顔展」を訪れてきましたので
その時の写真を。大輪咲きの朝顔ですが花径20㎝以上の大きさと言われても写真では表せ
ません。
午前9時に訪れたので鑑賞者は私と同年輩の老人が多いでしたが、ご家族ずれや浴衣姿の女性も。
特に私の目を引着つけたのは一鉢に8~10輪の花を咲かせた鉢植え。
一輪の花では色が鮮やかな花を、狭い展示場所の制限の中、背景をぼかして
写してみました。