蒲田耕二の発言

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いたずら

2019-02-14 | 社会
飲食店やコンビニのアルバイトが、羽目を外した振る舞いをフェイスブックやインスタに投稿する。投稿された店は謝罪広告を出し、店員を何らかの形で罰する。

何年か前に流行した若者の不行跡が、また頻発しているらしい。

今朝の東京「筆洗」をはじめ、ネットは大体、いたずらも程々にしろ、との論調だ。いたずらはよくない。だがこれ、考えのない若者の度の過ぎたいたずら、と片づけるだけで本当にいいのだろうか。

どんなバカでも、犯人を特定できる犯行には報いがあることぐらい分かっているだろう。それでもやるのは、単なる愉快犯というより、何らかの意図があるとは言えないか。

かつて若者たちが失業にあえいでいたころ、業界には酷い労働慣行が横行した。ロクに睡眠も取れない長時間労働。一方的な労力奉仕を強要するサービス残業。給料の不払い。

クビになったら明日から食えない若者たちは、それでも不満を抑えながら働いた。しかし労働環境が多少は改善されたいま、その怨みが噴き出したとは言えないか。もう怨みを呑み込み続ける必要はない。クビになってもいいから、酷い企業に仕返しをしてやりたい。

彼らはいま、企業のイメージを落とすために故意に「いたずら」をしているのではないか。無論、彼らの不行跡は肯定できない。だが、その原因の一つは、企業側にもあるのではないかと思えてならない。

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