女装子愛好クラブ

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昭和43年『風俗奇譚』の女装小説『蒼い岩漿』⑧

2024年02月15日 | 女装小説
女装子の皆様、バレンタインデーはいかかでしたでしょうか。
愛する殿方にチョコレートを差し上げられましたか?
愛する殿方に抱かれていることを想像しながら、奥様を抱かれましたか?

さて、加虐嗜好者の大場はさらに伸子を苛めます。

★バイブレーター
大場は打擲(ちょう ちゃく)する手を休めた。
部屋の中に静けさがよみがえった。
天井から吊られた伸子は、肩で大きく息を していた。しかし、大 場の責めは終局を知ら なかった。
伸子の薄い パンティーを一気に引 きおろすと、スーツケースの中からバイブレーターを持ち出して来た。
ゆっくりといたぶる ような目つきで、伸子の顔のところに近づけた。黒光りするパイプ レーターを視線にとらえた伸子は、一瞬、体 を縮めた。たび重なる大場とのプレイの中で、 それが、伸子の体の中でどのような苛酷(かこく)な責めを与えるか、じゅうぶん過ぎるほど知らされていた。

「あ、お願い。それだけは許して」
伸子は不自由な体をよじり、全身で哀訴の 表情を現していた。だが、それが大場に通じ ないことも知っていた。
無言の大場は、伸子に目で合図を送った。 一年にわたる大場の調教の成果が、彼の目の 配り方一つで、何を要求しているのか、伸子 にはすぐにわかるまでに飼育されていた。
おとなしく静かに足を広げた伸子は、やや 腰を突き出し、恥ずかしい姿をさらした。 大場は伸子の背後に回り、柔らかい二つの 肉の丘の奥にある、菊の花弁にバイブレーターを突き立てた。

「ゲェー」
すさまじい悲鳴が伸子の口を突いて出た。 いつもの大場は、バイブレーターの先端に コルードクリームをたっぷりと塗り、左手で 花弁を押し広げるようにしながら、徐々に挿入するのだが、きょうに限って大場は、その効果をねらってか、何も塗らずに一気に強引に突き差して来た。

体を縦に二分する激しい痛みが脳天まで違し、伸子は気が遠くなりそうだった。でも、 痛みは時間が過ぎれば体から離れていくが、 大場がスイッチを入れたバイブレーターの動 きは、伸子の体内で規則的な振動を続け、拘束された不自由な伸子の体をもだえさせた。

「あぁ・・・・・・」
「ムム……」
うめき声を上げ、のけぞりもだえる伸子の姿態をながめながら、大場は応接間からウイスキーを持って来てオンザロックを作り、ベッドの端に腰掛けて、ちびりちびりと飲みだした。
ロープで縛られた体で、もだえあえぐ美しいいけにえをサカナにして飲むウイスキーの味に、大場は満足していた。

体内で刻まれる金属的な振動は、伸子の全 身に広がり、耐えがたい悦虐の世界の中で意 識がもうろうとしていた。
「やめてエ……………うう……..お願い…………」
意味もない、大場には通じない哀願の声が何度も口をついて出た。
被虐の中で伸子は次第に快楽の頂を登りつつあった。
すんなりとした二つの太ももが、 長時間にわたる、大場の責めにも堅く交差され、つつましく閉ざされていた。
その内側を伝わってくる幾筋かの潤いは、 はたして伸子の体内からにじみ出て来た汗だけだったろうか。

何杯目かのグラスをからにすると、大場は 立ち上がり、天井のパイプに掛かっているロープをはずした。
伸子の体は、くずれるように床の上にうず くまった。
大場は伸子の体を固定しているロープと体 内で動き続けているバイブレーターはそのま まにして、抱き上げるようにしてベッドの上 にあおむけに寝かせた。
そのために、わずか に残っていたバイブレーターの端が押され、さらに体の奥深く挿入される形になった。
出所 風俗奇譚 昭和49年3月号~4月号


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うめき声を上げ、のけぞりもだえる伸子の姿態をながめながら、大場は応接間からウイスキーを持って来てオンザロックを作り、ベッドの端に腰掛けて、ちびりちびりと飲みだした。
ロープで縛られた体で、もだえあえぐ美しいいけにえをサカナにして飲むウイスキーの味に、大場は満足していた。
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このシーン、いいですね。
放置プレイ・鑑賞プレイは加虐愛好者の大きな楽しみです。


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