女装子愛好クラブ

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『女性としてすごす旅へのアドバイス@1993 』②

2024年11月24日 | ★女装体験記
静さんは鉄道マニアだったんですね。
いまから30年前、寝台特急が活躍していたんですね。
私も懐かしく思い出しました。

つづきです。

食事 
 おそば屋さんや喫茶店等は相席にならない程度に空いていないと入りにくい。ガラ空きも暇な店員の視線が気になるし。高級レストランでは絶対に相席にならず、席の間隔も広く他人と接近しないのがいいわ。
 一般的に和食の方が席と席の間隔は扶そうね。いずれにしてもテーブルマナーをきちんと守って、お行儀よく振る舞っていれば大丈夫よ。

身のこなし 
 私の声は男としては高い方だったけれども(過去形、声もトシをとるのよ)、やはり練習すればかなり女らしい発声ができるわ。高低よりも女らしい発声としゃべり方が大切。女らしく振る舞っていれば声が少し低くても平気。ただし、一朝一夕にはできないから、日頃から周囲の女性を細かく観察し研究しておくこと。近頃の若い女性はお手本にならないかな。テレビドラマ等の女優の仕ぐさを研究し、自分も役者になったつもりで練習してね。指先の表情なども大切なポイントと思うわ。行きずりの人とお話できると後で大きな満足感にひたれるわよ。

身仕度など 
 服装は少し頑張って上から下までコーディネートして、きちんと決めていれば、まず径しまれません。着替えも持っていければ楽しさ倍増。持ち物を軽くするために、化粧品等液体は総て小型軽量容器に入れ替えて持つ。海外旅行用品専門店には軽薄短小の品々、殊に化粧用品等女性関係の物がいろいろあるから、これらを活用することね。

旅への誘い 
 昔を思い出してみると、あたしもずい分緊張していたわ。それがかえって不自然に見えることはわかっていても、緊張するなという方が無理だったわね。まだ初心者だった頃、松江の街で夕暮れ時、通勤者の列の中に入って歩いてみたの、皆さん家路を急いでいるから誰からも無視されて足早やに駅に向かっていたわ。札幌の街も初めて歩いたのは夜だったわ。
 旅を重ねて今では我ながら大胆になったと思います。緊張しないためには、女らしさを演じる日頃の訓練と、いろいろな形の万一の場合にあわてない対応の仕方を自分なりに考えておくこと。
 あとは、今日は私は女ですよと思いつづけながら、ある程度開き直っていることね。誰でも初めは初体験から、いろいろ研究しておいて、お金が貯まったら、お休みをいただいて、貴女もいかが……

    出所 『くいーん 1993年12月号』

>今日は私は女ですよと思いつづけながら、ある程度開き直っていることね。
奥行きのある言葉です。
さすが女装旅行のベテランの静さんです。




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