*
「お先でした...」
「じゃ、僕もシャワーを浴びるかな」
入れ替わりに凌がクローゼットでスーツを脱いだ。スタンドの明るい光の中で見る凌の肉体は逞しかった。180cmの長身は健康的に日焼けしていた。そして胸板は厚く上腕筋や大胸筋には筋肉が盛り上がっている。さすがに高校時代はラグビーをやっていただけのことはあるとおもった。
「ボ、ボクはお化粧を直してるから、凌先輩、ごゆっくりどうぞ...」
「レディに『ボク』は似合わないなぁ...ふふ..」
「あれ?、まちがえちゃっいました」
ぺロッと舌を出した悠希に微笑ながら、凌はバスルームへと入っていった。バスローブ姿の悠希は三面鏡に向かって化粧を始めた。
<こういうのを寝化粧というのかな?>
悠希はファンデーションを塗りなおし、口紅を引き、アイラインも調えた。女装の勉強ばかりしていた成果か、お化粧も上手にそしてスピーディに終えることができた。
セミロングの髪を丁寧にブラッシングしていると、凌がバスルームから出てくる気配があった。悠希はバスローブを脱ぐと、急いでダブルベッドの毛布の中に潜り込んだ。ベッドはキングサイズで、2m×2mくらいの広さがある。
凌は室内の明かりをすべて消すと、窓のカーテンを開け放った。
「こうしておけば、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるかもしれないよね」「うふふ、凌先輩てロマンチック....」
窓からは東京タワーのオレンジの灯りがダブルベッドの上に差し込んでいる。その明かりの中で凌はバスローブをとり、黒のぴっちりしたブリーフだけの姿で、悠希のとなりに入ってきたのだった。2人は白いベッドのなかで、額をくっつけて向き合っていた。
「クリスマスイブにウエスティンホテルで凌先輩と一緒にベッドのなかにいるなんて..」
「......」
「まるで夢みたい...」
「夢じゃないんだな、これが....」
「うそ...」
「うそじゃないって...」
すこしおどけて、凌は悠希の胸をくすぐった。
「アンッ..」
「ほうら、感じるだろ...。夢じゃないって...」
この悠希の軽い喘ぎ声が合図となった。
凌はゆっくりと悠希の背中に腕をまわして抱きしめてきた。そして唇を合わせてきた。悠希もそれを待ちかねていたのだ。2人の唇が合い、そして凌の舌が入り込んできた。悠希はそれだけで高ぶってしまっい、凌の舌にからみついた。こんなゆったりした気持ちでディープキスをするのは初めてだったから、その気持ちよさに悠希は陶然となった。ゾクゾクして、うれしくて、涙が止まらなかった。そのあふれ出た涙を凌が人差し指でぬぐってくれた。その優しい行為がうれしくて、うれしくて、さらに涙があふれた。そんな2人の感情が昂ぶり、2人の舌はもっと激しくからみあった。
ディープキスは十分すぎる前戯となった。凌は身体を起こして、毛布をベッドからはぎとった。ダブルベッドのシーツの上には白のブラジャーとレーシイなショーツだけになった悠希がいる。その悠希をいとおしむように、凌はブラジャーの上から悠希のバストを揉みはじめた。
「あれ...、悠希の胸、女の子みたいだ...」
「恥ずかしい...」
ブラの上から凌に愛撫されただけでも悠希の乳首はビクンビクンと感じ始めている。乳首だけでなく、サイドバストやストラップのところをサァーとさすられるだけで
「アーーーン...」という悠希の歓喜の声があがった。
「うふふ、感じるんだね。不思議だよね。男の子のときは全然なんともないのに、女の子になってブラをすると、サイドやアンダーが感じるんだから...」
「アウンッ...」
悠希はもう普通に返事ができなくなっていたが、それでも凌と目が合うと二人で微笑みあった。その視線の交歓は愛を語り合うものの特権だった。凌は悠希の髪の毛に触れると、うなじを引き寄せた。凌のひげがゾリッと悠希の頬にこすれる。その感覚は<ああっ、男の人に抱かれている>ということを実感を悠希に与えた。耳たぶに凌の熱い息がかかると全身にゾクっとする快感が走る。
そして、凌は悠希の背中に指を回して、ブラのホックを外した。
白のレースのブラジャーを取り去ると、少女のような可愛く膨らんだバストが現れた。
「悠希、すごく可愛いよ」
「は、恥ずかしい....」
「柔らかいよ...」
「悠希はね、凌先輩に愛してね、もらいたかったから....。女の子になりたかったの...」
「.......」
「だからね、神様にお願いしたら、このお胸がプレゼントされたの....」
「そう、なんだ....。神様のクリスマスプレゼントなんだね...」
「ウン....」
コクンとうなづく悠希のしぐさに、凌は愛おしさを感じぜずにはいられなかった。生まれたばかりのひよこを持つように左のバストを優しく包んでみたが、するとドクンドクンという緊張と興奮の悠希の鼓動がはっきりと伝わってきた。
ウェスティンの聖夜はこれからですが、小説はここまでといたします。
ごめんなさい。
今週末はクリスマスイブ、女装子さんと女装子愛好男子さんが特別で素敵な一夜をお過ごしになることを祈っています。
「お先でした...」
「じゃ、僕もシャワーを浴びるかな」
入れ替わりに凌がクローゼットでスーツを脱いだ。スタンドの明るい光の中で見る凌の肉体は逞しかった。180cmの長身は健康的に日焼けしていた。そして胸板は厚く上腕筋や大胸筋には筋肉が盛り上がっている。さすがに高校時代はラグビーをやっていただけのことはあるとおもった。
「ボ、ボクはお化粧を直してるから、凌先輩、ごゆっくりどうぞ...」
「レディに『ボク』は似合わないなぁ...ふふ..」
「あれ?、まちがえちゃっいました」
ぺロッと舌を出した悠希に微笑ながら、凌はバスルームへと入っていった。バスローブ姿の悠希は三面鏡に向かって化粧を始めた。
<こういうのを寝化粧というのかな?>
悠希はファンデーションを塗りなおし、口紅を引き、アイラインも調えた。女装の勉強ばかりしていた成果か、お化粧も上手にそしてスピーディに終えることができた。
セミロングの髪を丁寧にブラッシングしていると、凌がバスルームから出てくる気配があった。悠希はバスローブを脱ぐと、急いでダブルベッドの毛布の中に潜り込んだ。ベッドはキングサイズで、2m×2mくらいの広さがある。
凌は室内の明かりをすべて消すと、窓のカーテンを開け放った。
「こうしておけば、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるかもしれないよね」「うふふ、凌先輩てロマンチック....」
窓からは東京タワーのオレンジの灯りがダブルベッドの上に差し込んでいる。その明かりの中で凌はバスローブをとり、黒のぴっちりしたブリーフだけの姿で、悠希のとなりに入ってきたのだった。2人は白いベッドのなかで、額をくっつけて向き合っていた。
「クリスマスイブにウエスティンホテルで凌先輩と一緒にベッドのなかにいるなんて..」
「......」
「まるで夢みたい...」
「夢じゃないんだな、これが....」
「うそ...」
「うそじゃないって...」
すこしおどけて、凌は悠希の胸をくすぐった。
「アンッ..」
「ほうら、感じるだろ...。夢じゃないって...」
この悠希の軽い喘ぎ声が合図となった。
凌はゆっくりと悠希の背中に腕をまわして抱きしめてきた。そして唇を合わせてきた。悠希もそれを待ちかねていたのだ。2人の唇が合い、そして凌の舌が入り込んできた。悠希はそれだけで高ぶってしまっい、凌の舌にからみついた。こんなゆったりした気持ちでディープキスをするのは初めてだったから、その気持ちよさに悠希は陶然となった。ゾクゾクして、うれしくて、涙が止まらなかった。そのあふれ出た涙を凌が人差し指でぬぐってくれた。その優しい行為がうれしくて、うれしくて、さらに涙があふれた。そんな2人の感情が昂ぶり、2人の舌はもっと激しくからみあった。
ディープキスは十分すぎる前戯となった。凌は身体を起こして、毛布をベッドからはぎとった。ダブルベッドのシーツの上には白のブラジャーとレーシイなショーツだけになった悠希がいる。その悠希をいとおしむように、凌はブラジャーの上から悠希のバストを揉みはじめた。
「あれ...、悠希の胸、女の子みたいだ...」
「恥ずかしい...」
ブラの上から凌に愛撫されただけでも悠希の乳首はビクンビクンと感じ始めている。乳首だけでなく、サイドバストやストラップのところをサァーとさすられるだけで
「アーーーン...」という悠希の歓喜の声があがった。
「うふふ、感じるんだね。不思議だよね。男の子のときは全然なんともないのに、女の子になってブラをすると、サイドやアンダーが感じるんだから...」
「アウンッ...」
悠希はもう普通に返事ができなくなっていたが、それでも凌と目が合うと二人で微笑みあった。その視線の交歓は愛を語り合うものの特権だった。凌は悠希の髪の毛に触れると、うなじを引き寄せた。凌のひげがゾリッと悠希の頬にこすれる。その感覚は<ああっ、男の人に抱かれている>ということを実感を悠希に与えた。耳たぶに凌の熱い息がかかると全身にゾクっとする快感が走る。
そして、凌は悠希の背中に指を回して、ブラのホックを外した。
白のレースのブラジャーを取り去ると、少女のような可愛く膨らんだバストが現れた。
「悠希、すごく可愛いよ」
「は、恥ずかしい....」
「柔らかいよ...」
「悠希はね、凌先輩に愛してね、もらいたかったから....。女の子になりたかったの...」
「.......」
「だからね、神様にお願いしたら、このお胸がプレゼントされたの....」
「そう、なんだ....。神様のクリスマスプレゼントなんだね...」
「ウン....」
コクンとうなづく悠希のしぐさに、凌は愛おしさを感じぜずにはいられなかった。生まれたばかりのひよこを持つように左のバストを優しく包んでみたが、するとドクンドクンという緊張と興奮の悠希の鼓動がはっきりと伝わってきた。
ウェスティンの聖夜はこれからですが、小説はここまでといたします。
ごめんなさい。
今週末はクリスマスイブ、女装子さんと女装子愛好男子さんが特別で素敵な一夜をお過ごしになることを祈っています。
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