わが家の北側にある田んぼの農道が、わたしの脳梗塞発症後のリハビリ散歩道になっています。極々ありきたりな農道ですが、それでも気になるものがあちらこちらに成っていたりするのです。
農道散歩道でまず出会うのがあんまり綺麗でないこの実です。いかにも不味そうなこの実の直径は7~8ミリ。花のころから見ていたので分かりますがイボタノキです。鳥が運んだものでしょうか、わが家の庭にも自然発生してわたしの背丈ほどになっています。
このイボタノキのすぐ下には、同じように黒いイヌホオズキの実が成っていました。
これはニシキギです。ですが、実が全部きれいになくなっています。鳥が食べ尽くしてしまったのでしょうか。この木もまたまたわが家の庭に自然発生しています。幹の太さはすでに3センチにはなっています。
そして、これが本当に気になっているものです。雨水がタップリになったら重さで落ちてしまいそうですが、穴が空いていて落ちないように成っていました。誰が何のためにここに下げたのでしょう。
次に成っていたのはヘクソカズラ(屁糞葛)という嫌な匂いのする草の実。ネットには『熟したヘクソカズラの実は臭くないので野鳥でも食べやすいのかも・・・』などという書き込みも・・・へえ、そうなんだ。
この大きな木が“桑の木”だったとは今まで知りませんでした。幹の太さは50センチぐらいはあるように見えます。桑の木ってこんな大木に成るんですね。
その桑の木のお隣にあるのがこの木。桑の木ではないようですが、びっしりと蔦(ツタ)が絡んでいます。
そして、その蔦には沢山の実が成っています。「キヅタ」というこの蔦の実は、これから来春にかけて赤黒くなっていくようです。
これはオモト(万年青)だと思います。こんなところへ鳥が運んだんでしょうね。赤い実が成っていました。
この先、農道はJR東北本線沿いになっています。
これはJR線路上のトランス。トランスの役目は一次コイルと二次コイルの電磁誘導によって・・・電力の取り出し(変圧)という役目のほかに、電源側とは絶縁されているので電力源からの保護という役目にもなっているのだそうです。
これは架線のテンションバランサー。筒の中にはバネが入っていて架線の張力を一定に保つようになっているらしいです。
このセイタカアワダチソウにも沢山の種が成っているんでしょうね。ところで、こないだ“ワイフ君”とここを散歩しているとき、『どうして“背高泡立草”というか知ってる?』と名前の由来について聞かれました。わたしは『背が高くてフワフワの綿毛が泡のように見えるからだろう』と答えました。そしたら、お湯で葉や花を揉むと本当に泡が出るんだということをテレビで見たそうです。これは含まれるサポニンという成分によるもののようですが、薬用風呂にも使われるとウィキペディアに記載になっていました。ホント、ためになりました。
散歩道の傍らにはこんな野菜?が大きくなっていたりします。なんだか食べられそうな気がして“ワイフ君”に教えたら、あれは茎立ち菜の仲間のチヂミナ(ちぢみ菜)だと言われました。硬くなっていて食べられそうにないとも・・・。
これはクルミの木に絡んで成っていた藤の実。
これはヤマブドウに似ていますが違います。エビヅルかアオツヅラフジなどといわれるものだと思います。もっと早い時期に葉っぱを見ないと分かりませんが、わたしの感覚ではアオツヅラフジの可能性が高いように思えます。
ヘクソカズラと同じところに沢山成っていました。
このように、路肩にはセンダングサ(コセンダングサ?)が大量に発生しています。
これにうっかり近づいたりすると衣服が大変な事に成ります。わたしたちは、衣服にひっつくこんな雑草の種のことを「バカ」と言っていますが、どうしてなのかは分かりません。
鉄道の信号機は青になっていました。
戻り道、紅葉した雑木の彼方で安達太良が白くなっていました。
以上、リハビリ散歩道で「なっていたもの」でした。お後がよろしいようで・・・。
ところで、ハッキリしなかったけれど「アオツヅラフジ」だと思った草の実ですが、今朝ゴミ出し散歩のついでに実を回収してきました。ネットで調べたところ、なにやらアオツヅラフジの種はアンモナイトみたいだというのです。
どうですか?写真の撮り方がイマイチなのですが、種がアンモナイト様なのがお分かりいただけるでしょうか。面白いものですね。これでようやく、このエントリーの中で思い残すことがなくなったという次第です。ハハ
本当に良い散歩道ですねえ🎵
私、こういう未舗装の農道が好きで良く描いています。
最近描き始めたのも農道。。。(^_^ゞ
「バカ」の話。。。私の地方もそう言いますよ。
県境だから似ているんでしょうね😃
オナモミもヌスビトハギもくっつくものは全部「バカ」と呼んでいました(笑)
アオツヅジ❓本当にアンモナイトみたいですね。初めて見ました( ゚Д゚)です
なった。。。あ、そういうことですね。
座布団一枚でーす🎵(^-^)v
車が来なくて、いろいろな植物をじっくり見ながら歩ける農道はいいものですね。これが雪景色になったりすると、またいいのです。
そうそう、ひっつく草の種はことごとく「バカ」でした。バカにくっつかれるって、あんまりいい気分のものじゃありませんでしたよね。
アオツヅラフジの種はホントに驚きでした。そして、入っているのはこの種一つだけなんです。それから、アオツヅラフジは有毒植物なのだそうです。実をいじったので、よく手洗いしてから朝ご飯を食べました。
あと、“ワイフ君”から教えられたセイタカアワダチソウの名前の由来はためになりました。
今回のテーマは、とにかく何でもかんでも「なった、なっている」ものでした。
座布団ありがとうございました。