(2008.6.21 夏雲湧く安達ヶ原ふるさと村)
雨になるのを覚悟して臨んだ週末でしたが、天気は一変“夏の晴れ間”に・・・。
韓国ドラマ漬けになる予定をいきなり変更して、これはもう自転車に乗るしかないでしょう。ただ、雨降りでなければ庭の土木工事をしておきたい箇所もあったので、早めに帰ってこれるように“第3のコース+α”の前回ミスコースしたリベンジをしようと思いました。
午前10時50分、本宮市内高木地区を抜け、阿武隈川沿いの県道73号を走ります。もとみやクリーンセンター上空の雲と空の青が夏を感じさせます。
安達太良大橋をくぐり、下流の本宮市和田地区と二本松市杉田地区にかかる菅田橋へと向かいます。
菅田橋は掛け替えの工事中のようです。写真に写っている新旧の橋脚を比較すれば一目瞭然なのですが、現在の橋は道幅が狭く乗用車が対向して走るのが精一杯で、大型が来ればたちまち交互通行になってしまいます。
今の季節走っているといろんな方向から栗の花の香りが飛んできます。栗の花の匂いはよく“いろいろ”に言われますが、こうして青空の下の大自然の中でかいでみると、なかなかいい香りです・・・、でしょう?
地図で見ると安達ヶ原ふるさと村を一周する道路があるのです。きょうはそこを走ってみることにしました。鬼婆伝説で有名な「安達ヶ原黒塚」方面に進路をとります。
ここは鬼婆を葬った「黒塚」と言われるところ、鬼婆が住処にしていたといわれる岩屋や鬼婆の墓のある「真弓山観世寺」です。「みちのくの安達ヶ原の黒塚に、鬼こもれりと、聞くはまことか」 という平兼盛の歌はわたしもおふくろから聞いたことがあります。バックの五重塔は、あたかもこの観世寺境内に有るもののようですが、安達ヶ原ふるさと村からの借景です。
以前は自由に拝観できたのですが、今は・・・残念ながら少々せちがらくなっています。そしてそのために、外側からは見えないように高い塀を回してしまうという念の入れようです。
安達ヶ原ふるさと村の外周をぐるっとまわっていくと、裏門があり「大型車進入禁止」とありますが、わたしのは自転車なので問題はないと思われます。ここから失礼して中に入りました。以前は入場料を取っていたので、もちろんこういうところからの入場は御法度でしたが、今は入場無料となりましたので、大丈夫だとは思うのです。
場内の広大な敷地には、小さな子供達が遊べるようになった一画と、池を配した庭園や古民家などが展示されています。
その中では、嫁と姑が何の争いごともなく、理想の形で黙々と仕事に励んでおりました。やはり“口は災いの元”のようであります。なんちゃって
二本松市の上川崎地区は和紙の生産で有名なところですから、このような建物のなかでその製品が販売がされていたり、郷土玩具などの製作実演販売などもされています。
こんなのどかな田園風景は、この辺ではもうここでしか見れないのかもしれません。
おお、だいぶ時間を割いてしまいました。現在11時50分ですが、島山でお昼にしようと思い、安達ヶ原ふるさと村を後にしました。
阿武隈川沿いに島山へ向かうルートは、さながら避暑地の別荘へ向かう道のような感じです。(いえ、わざわざ言わなくても分かるでしょうが、そんな別荘なんてとんと縁が無いのでございます・・・)
“となりのトトロ”に出てきてもいいような、道路がまだ砂利道なんていう古き良き時代の橋を渡ります。この橋を渡ってすぐに左折すると島山は目と鼻の先。
「ホーッ!やってる、やってる!」
きょうもカヌー選手のかたがたが練習されていました。浮いたり、沈んだり、回ったりと自由自在なんです。
練習されていたのはこの方々でした。何事にも本気で取り組んでいる方々からは、圧倒されるようなオーラが感じ取れました。選手の方々のご好意によりそのスタイルを写真に納めさせて頂くことが出来ました。尚、ご事情がおありで、お顔を伏せたいとのお申し出がありました選手の方からは、お顔以外の部分だけお借りいたしました。選手のみなさん、本当にありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
島山でお昼のおにぎりを一つ食べて、前回ミスコースした問題の場所へさしかかりました。今回は当たり前ですが、前回とは反対側の右にルートをとります。
ところが、これがよくしたもので、その先にはさらなる伏兵が待ち受けていたのでございます。まさかここで悩むとは思っても見ませんでした。まあ、右のルートは阿武隈川から遠ざかる方向なので論外です。残るは2つに1つ。確率50%、半か丁か、裏表。一か八かの勝負所です。
「うーん・・・、直進っ!いけーっ!!」
いやー、下る下る。気持ちいいほど下るんです。そのうちに何だか空恐ろしくなってきたんです。こんなに下って大丈夫なんだろうかと・・・。
(この道路を延々と走っています。心配になって走って来た方を振替って撮った写真です)
まあ、結果はこの通り間違いでした。あそこの交差路で左側を見たときに見えた家が、もしや前回道を尋ねた紫蘇畑のお母さんの所かなと思ったのですが・・・失敗でした。でも取りあえず太い道路に出たので、左折すれば新船橋へ出ると思ったのです。ところが行けども行けどもそれらしい橋には行き当たらないんです。
そして、突然目の前に現れたのがこの交差点です。
「俺はこんな交差点は知らんっ!」
わたしはいったい今までどこを走っていたのでしょうか。もうすっかりパニクっていました。いっそのこと直進して“飯野”っていう方へ行けば、間違いなく飯野堰堤に行けるでしょう。交差点にたたずんだまま、もう青の信号を何度か見送っているんです。
そのとき、交差点から左側に見えた古い店構えに妙な懐かしさがありました。道路は新しくなっているようですが、この店のたたずまいにはわたしの遠い記憶をまさぐる何かがあります。アイスクリームでも食べながら道を聞いてみようと思いました。近づいていくとこのお店のとなりに「木幡第二小学校」の案内板がありました。やはり、その昔この辺を仕事で走り回っていたころ、この辺を見ていた記憶に引っかかったようでした。でもこの道路からの関係から言って、まったく方向を見失っているのです。お店でアイスクリームを買い道を訪ねましたら、やはりとんでもない方向へ出てきたようです。でもこのお店の前を通って二本松方面へ向かえば新舟橋に出るとのことでした。
午後1時35分、また今回もミスコースしての阿武隈漕艇場入りとなってしまいました。きょうはこんな夏日になったのに、誰もいない静かな漕艇場です。
夏の日差しをよけて、きょうは東屋のなかで残りのおにぎりを食べました。でも止まると汗が吹き出すので、すぐにまた動き出しました。
静かな堰堤公園。
今まで見落としていましたが、公園の一画にわたしの大好きな『テリハノイバラ』について書かれた看板がありました。テリハノイバラの北限が福島県だったとは知りませんでした。
これがきょうの飯野ダムです。
そして、これがきょうの総工費29億円の新飯野橋です。
「29で割ると・・・、あの辺で一億かあ・・・。少し高いな」
ここの自販機で水分の補充と小休止。今の時間が一番暑い時間帯なんだと思います。ひんやりした日陰が気持ちいいです。帰りの坂道のことを考えると少し萎えます。
きょうは特別!違った角度からの新飯野橋と飯野ダムのツーショットです。
午後2時35分、日差しはますます強く、道路には水溜まりのように見える陽炎が、そしてその先の坂道はわたしの行く手を阻もうとするかのようです。
午後3時ジャスト、智恵子大橋に到着。ここまで来てしまえば、もうこっちのものです。智恵子大橋のシンボルは超合金の“折り鶴”なんですね。これを折るのには力が欲しかったでしょうね。
リベンジに行って、返り討ちにあった本日の走行距離59.48 走行時間2:51 平均速度20.7 最高速度51.9
これじゃ、また挑戦しなくちゃ、今度はあの交差路を左折かあ・・・。
雨になるのを覚悟して臨んだ週末でしたが、天気は一変“夏の晴れ間”に・・・。
韓国ドラマ漬けになる予定をいきなり変更して、これはもう自転車に乗るしかないでしょう。ただ、雨降りでなければ庭の土木工事をしておきたい箇所もあったので、早めに帰ってこれるように“第3のコース+α”の前回ミスコースしたリベンジをしようと思いました。
午前10時50分、本宮市内高木地区を抜け、阿武隈川沿いの県道73号を走ります。もとみやクリーンセンター上空の雲と空の青が夏を感じさせます。
安達太良大橋をくぐり、下流の本宮市和田地区と二本松市杉田地区にかかる菅田橋へと向かいます。
菅田橋は掛け替えの工事中のようです。写真に写っている新旧の橋脚を比較すれば一目瞭然なのですが、現在の橋は道幅が狭く乗用車が対向して走るのが精一杯で、大型が来ればたちまち交互通行になってしまいます。
今の季節走っているといろんな方向から栗の花の香りが飛んできます。栗の花の匂いはよく“いろいろ”に言われますが、こうして青空の下の大自然の中でかいでみると、なかなかいい香りです・・・、でしょう?
地図で見ると安達ヶ原ふるさと村を一周する道路があるのです。きょうはそこを走ってみることにしました。鬼婆伝説で有名な「安達ヶ原黒塚」方面に進路をとります。
ここは鬼婆を葬った「黒塚」と言われるところ、鬼婆が住処にしていたといわれる岩屋や鬼婆の墓のある「真弓山観世寺」です。「みちのくの安達ヶ原の黒塚に、鬼こもれりと、聞くはまことか」 という平兼盛の歌はわたしもおふくろから聞いたことがあります。バックの五重塔は、あたかもこの観世寺境内に有るもののようですが、安達ヶ原ふるさと村からの借景です。
以前は自由に拝観できたのですが、今は・・・残念ながら少々せちがらくなっています。そしてそのために、外側からは見えないように高い塀を回してしまうという念の入れようです。
安達ヶ原ふるさと村の外周をぐるっとまわっていくと、裏門があり「大型車進入禁止」とありますが、わたしのは自転車なので問題はないと思われます。ここから失礼して中に入りました。以前は入場料を取っていたので、もちろんこういうところからの入場は御法度でしたが、今は入場無料となりましたので、大丈夫だとは思うのです。
場内の広大な敷地には、小さな子供達が遊べるようになった一画と、池を配した庭園や古民家などが展示されています。
その中では、嫁と姑が何の争いごともなく、理想の形で黙々と仕事に励んでおりました。やはり“口は災いの元”のようであります。なんちゃって
二本松市の上川崎地区は和紙の生産で有名なところですから、このような建物のなかでその製品が販売がされていたり、郷土玩具などの製作実演販売などもされています。
こんなのどかな田園風景は、この辺ではもうここでしか見れないのかもしれません。
おお、だいぶ時間を割いてしまいました。現在11時50分ですが、島山でお昼にしようと思い、安達ヶ原ふるさと村を後にしました。
阿武隈川沿いに島山へ向かうルートは、さながら避暑地の別荘へ向かう道のような感じです。(いえ、わざわざ言わなくても分かるでしょうが、そんな別荘なんてとんと縁が無いのでございます・・・)
“となりのトトロ”に出てきてもいいような、道路がまだ砂利道なんていう古き良き時代の橋を渡ります。この橋を渡ってすぐに左折すると島山は目と鼻の先。
「ホーッ!やってる、やってる!」
きょうもカヌー選手のかたがたが練習されていました。浮いたり、沈んだり、回ったりと自由自在なんです。
練習されていたのはこの方々でした。何事にも本気で取り組んでいる方々からは、圧倒されるようなオーラが感じ取れました。選手の方々のご好意によりそのスタイルを写真に納めさせて頂くことが出来ました。尚、ご事情がおありで、お顔を伏せたいとのお申し出がありました選手の方からは、お顔以外の部分だけお借りいたしました。選手のみなさん、本当にありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
島山でお昼のおにぎりを一つ食べて、前回ミスコースした問題の場所へさしかかりました。今回は当たり前ですが、前回とは反対側の右にルートをとります。
ところが、これがよくしたもので、その先にはさらなる伏兵が待ち受けていたのでございます。まさかここで悩むとは思っても見ませんでした。まあ、右のルートは阿武隈川から遠ざかる方向なので論外です。残るは2つに1つ。確率50%、半か丁か、裏表。一か八かの勝負所です。
「うーん・・・、直進っ!いけーっ!!」
いやー、下る下る。気持ちいいほど下るんです。そのうちに何だか空恐ろしくなってきたんです。こんなに下って大丈夫なんだろうかと・・・。
(この道路を延々と走っています。心配になって走って来た方を振替って撮った写真です)
まあ、結果はこの通り間違いでした。あそこの交差路で左側を見たときに見えた家が、もしや前回道を尋ねた紫蘇畑のお母さんの所かなと思ったのですが・・・失敗でした。でも取りあえず太い道路に出たので、左折すれば新船橋へ出ると思ったのです。ところが行けども行けどもそれらしい橋には行き当たらないんです。
そして、突然目の前に現れたのがこの交差点です。
「俺はこんな交差点は知らんっ!」
わたしはいったい今までどこを走っていたのでしょうか。もうすっかりパニクっていました。いっそのこと直進して“飯野”っていう方へ行けば、間違いなく飯野堰堤に行けるでしょう。交差点にたたずんだまま、もう青の信号を何度か見送っているんです。
そのとき、交差点から左側に見えた古い店構えに妙な懐かしさがありました。道路は新しくなっているようですが、この店のたたずまいにはわたしの遠い記憶をまさぐる何かがあります。アイスクリームでも食べながら道を聞いてみようと思いました。近づいていくとこのお店のとなりに「木幡第二小学校」の案内板がありました。やはり、その昔この辺を仕事で走り回っていたころ、この辺を見ていた記憶に引っかかったようでした。でもこの道路からの関係から言って、まったく方向を見失っているのです。お店でアイスクリームを買い道を訪ねましたら、やはりとんでもない方向へ出てきたようです。でもこのお店の前を通って二本松方面へ向かえば新舟橋に出るとのことでした。
午後1時35分、また今回もミスコースしての阿武隈漕艇場入りとなってしまいました。きょうはこんな夏日になったのに、誰もいない静かな漕艇場です。
夏の日差しをよけて、きょうは東屋のなかで残りのおにぎりを食べました。でも止まると汗が吹き出すので、すぐにまた動き出しました。
静かな堰堤公園。
今まで見落としていましたが、公園の一画にわたしの大好きな『テリハノイバラ』について書かれた看板がありました。テリハノイバラの北限が福島県だったとは知りませんでした。
これがきょうの飯野ダムです。
そして、これがきょうの総工費29億円の新飯野橋です。
「29で割ると・・・、あの辺で一億かあ・・・。少し高いな」
ここの自販機で水分の補充と小休止。今の時間が一番暑い時間帯なんだと思います。ひんやりした日陰が気持ちいいです。帰りの坂道のことを考えると少し萎えます。
きょうは特別!違った角度からの新飯野橋と飯野ダムのツーショットです。
午後2時35分、日差しはますます強く、道路には水溜まりのように見える陽炎が、そしてその先の坂道はわたしの行く手を阻もうとするかのようです。
午後3時ジャスト、智恵子大橋に到着。ここまで来てしまえば、もうこっちのものです。智恵子大橋のシンボルは超合金の“折り鶴”なんですね。これを折るのには力が欲しかったでしょうね。
リベンジに行って、返り討ちにあった本日の走行距離59.48 走行時間2:51 平均速度20.7 最高速度51.9
これじゃ、また挑戦しなくちゃ、今度はあの交差路を左折かあ・・・。
天気の良い日に走れて~
今日のイベント中止になりました~
今年は、サイクリング時は、雨に立たれる日が、多いです。
ソフトのときは、晴れてくるのですが・・・・
続きは、ブログにて。トホホ
ENDLESS HIDE
この梅雨が一ヶ月も続くことを考えると少々憂鬱になってきたりもしますが、自転車と違った何かをするいい機会なのかも知れません。
仏教では「迷い」とは「どちらでも良し」なのだそうです。「どちらでも良い」と思っているからどちらにしようか迷うのだそうです。
私はGPSを持って走っているので、もしかしたらそういう楽しみを逃してしまっているのかもしれません。迷う前に「10m先、右折」とかデカデカと表示されてしまいますから。
でもそのとおりに進むと「階段」だったりすることもあるんですけどね。そんな時はなぜだか嬉しかったりもするんです。人とはおかしなものです。
今回は迷ったあげくに出くわした大きい通り(実は県道40号線だった)が何処なのかまったく見当も付かなかったんです。帰った後地図を見て納得しました。
“ピナ男さん”もぜひ探りを入れておいてください。
GPSナビがあれば、致命的な間違いの発生は極力抑えられるのでしょうね。体力の残っているときの間違いは楽しめますが、いい加減参ってしまっているときの間違いは、なかなか辛いものがあります。でも、それだって後になればいい想い出です。“oyajiライダーさん”のおっしゃるように、全て楽しんでしまうような心がけが必要ですよね。“苦しさも楽しみに変える”遊びといえども、精神的なところでは深いですよね。
僕は行ったことが無い場所なので、とても興味深くまた安達が原ふるさと村があんなに素敵な場所になっているとは、、、正直驚きです! 郡山からも遠くないので、この夏は一度お邪魔してみたいなあ~と思います。
道に迷うのも一興、そこからうまれる何か、が面白かったりするのが旅、、、なのかもしれません。
栗の花のお話、吹き出してしまいました~。実は僕はその手のアンダーなお話、大好きなのです、、、
会社でも朝からその手の話、全開で行く時もあり、若い社員に、「 マットシさんまだ9時ですよ!」と注意されます、、、ははは。
安達ヶ原ふるさと村は入場者が年々減少してきて、ついには無料開放へとふみきったようです。市民のため、そして二本松の大事な観光資源と考えれば、管理費もばかにはならないとは思いますが、郊外のとても気持ちのいい公園として大事にしていって欲しいと思います。“mattoshiさん”一度は行ってみてもいいですよ。それと稚児舞台とか阿武隈漕艇場とかをセットで是非どうぞ。
それから山は栗の花が満開です。「ああ、こんなところにもこんなに沢山の栗の木があったんだ。秋には栗拾いに来よう。」なんて思うところが沢山見つかるのですが、肝心な秋になると何処だったのか忘れてしまっていることがほとんどです。これはメモをしておかなくちゃね。と言いながらも、マムシが恐くて近づけやしないんです。それにしても何処か懐かしい、ほんとに良くできた香りでした。ハハハ