191016_会社が国に消費税を納める際、2023年10月からは「インボイス方式」という計算方法に変わる
2019年10月13日 産経新聞 p.5
会社が国に消費税を納める際、2023年10月からは「インボイス方式」という計算方法に変わる
<いまの(消費税8%時代の)、会社の、消費者から徴収した消費税の、国に対する納め方。
つまり納めるべき消費税の計算方式>
税抜き売り上げ金額合計×0.08=受け取った消費税(a)
ー)仕入れ額×0.08=仕入れ先に支払った消費税(b)
--------------------
(a)-(b) 国に納める消費税の税額
<2023年からのインボイス方式>
変更する理由
消費税の額が食品8%、その他10%と2種類となっため、上記<いまの方法>では計算ができない。
そこで、
売り上げについては、食品・その他を、税率8%・10%で別々に計算し(a)、
仕入れ先からは、同様に、別々に計算した計算書(「インボイス」という)を取得(b)する。
国には、(a)ー(b)を支払う。
<いままでは、消費者から消費税を取っていたにも関わらず、国にそれを納めていない事業者がいた>
いままで、小規模事業者は、消費者からは消費税を取っていたのにも関わらず、計算に手間暇がかかるので、国に対する消費税の納税は免除されていた。
2023年10月からは免除されない。
同時に、小規模事業者が、(消費者ではなく)別の会社に直接、ものを売る際、インボイスを発行できる資格を持っていないと、その会社から仕入れた会社は、そこ(インボイスを発行できる資格をもたない会社)に支払った消費税を、国に納める消費税から控除できなくなる。つまり、税額の控除ができない。→税額が増える。
新聞で指摘しているのは、上記の理由で、インボイスを発行できる資格のない会社(つまり、零細企業)は、ものが売れなくなるのではないか、という心配である。
2019年10月13日 産経新聞 p.5
会社が国に消費税を納める際、2023年10月からは「インボイス方式」という計算方法に変わる
<いまの(消費税8%時代の)、会社の、消費者から徴収した消費税の、国に対する納め方。
つまり納めるべき消費税の計算方式>
税抜き売り上げ金額合計×0.08=受け取った消費税(a)
ー)仕入れ額×0.08=仕入れ先に支払った消費税(b)
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(a)-(b) 国に納める消費税の税額
<2023年からのインボイス方式>
変更する理由
消費税の額が食品8%、その他10%と2種類となっため、上記<いまの方法>では計算ができない。
そこで、
売り上げについては、食品・その他を、税率8%・10%で別々に計算し(a)、
仕入れ先からは、同様に、別々に計算した計算書(「インボイス」という)を取得(b)する。
国には、(a)ー(b)を支払う。
<いままでは、消費者から消費税を取っていたにも関わらず、国にそれを納めていない事業者がいた>
いままで、小規模事業者は、消費者からは消費税を取っていたのにも関わらず、計算に手間暇がかかるので、国に対する消費税の納税は免除されていた。
2023年10月からは免除されない。
同時に、小規模事業者が、(消費者ではなく)別の会社に直接、ものを売る際、インボイスを発行できる資格を持っていないと、その会社から仕入れた会社は、そこ(インボイスを発行できる資格をもたない会社)に支払った消費税を、国に納める消費税から控除できなくなる。つまり、税額の控除ができない。→税額が増える。
新聞で指摘しているのは、上記の理由で、インボイスを発行できる資格のない会社(つまり、零細企業)は、ものが売れなくなるのではないか、という心配である。