ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

なんて素敵な!

2008-06-28 09:39:29 | Weblog
「ああ、今日の始まりは素敵だわ」って昨日の朝の書き込みは、
素敵な終わりの日でもありました。
「素敵」って頭の中で言葉にした、「思う」って、核となるそれに付随す
る言葉を、次々と頭の中に浮かび上がらせることでしょう。
その言葉が持つ力が引き寄せる様々な現象って、昨日は思い知ったのです。

昨日の朝の「感謝」という文字に即反応した私の感情。それはなんて素敵
なのって感情を呼び起こして、そこから1日の終わりに、少し鳥肌ものの
感情となって、私を包んだのでした。

我が愛犬マリリンが、まだ小さな頃、歯が生える段階はむず痒いらしく、
手当たり、いえ口当たり次第噛み、布団カバー・枕カバー・クッション
カバーって、全て口に触るファスナー部分を、むず痒さ解消ツールにして、
その部分を使い物にできなくした枚数は、かなり。
捨てるにはしのび難く、お洗濯して収納していたそれ等を、つい先頃
ファスナー交換しよう!久し振りにミシンも出して。
1枚、又1枚・・・フ~~。お布団カバーのファスナー部分は枕カバーや
クッションカバーの比ではありません。ですから、交換し終わった時は
かなりな満足感でした。これで又使えるって、嬉しくなったわね。
2本しかなかった長いファスナー
いざユザワヤへ!ファスナーと手縫い糸を買いに。
セニョール・ダンが駅近くまで車で行く、ジャストタイミングで同乗させて
もらって、私は電車で隣駅迄、「ありがとう」。

午後1時前、少々空腹。
ーーーそうだ、コラソン・ラティノへ行こう!
ミゲル君の悲しい話以来だったので、3ヵ月ぶりくらいだったかしら。
私から彼へって、ある本(スペイン語版)はとうとう彼の手に渡らずに、
今や行方不明ってマリアさんが言う、我が唯一の生徒(中国人へのそれは
やめちゃった私なので)。
その本を返してもらいました。諦めた?いいえ、必ず彼を見つけ出すわ。
そして、彼の背中に手をまわして、
「大丈夫!大丈夫よ。よく頑張ったわね」
って、言ってあげるのです。
どんなに心細いか、日本にいる18才のペルー人少年は。

「マリアさん、私ね、今からお布団カバーを作るのよ。犬が噛み千切った
所を交換して。そう、 Parece que ? それとも Voy a hacer ?」
「それをするの?決まってる? それなら Voy a hacer,カバー?ウ~ン、
なんだった?」
 " funda"
"Si,si,si,"そう、そう、そう。
" funda? カバーのこと? Sr,gracias."
隣のテーブルでお食事していらした南米男性(多分)が教えて下さったのよ。
「ペルーじゃないからねえ、布団カバーなんて。だから、その単語が出て
来なかったのよ」
「それでは、Desde ahora,voy a hacer funda.」「No,La Funda!」
「ああ、冠詞ね。わかったわ。Otra vez!・・ もう1度。
  Desde ahora,voy a hacer la funda que mi pera・・・Rは2つ?」
"Si."
" ・・・Mi perra rompio."・・・私の犬が壊した
"Muy bien."・・・そう、その通り。
黙々と召し上がってらっしゃる男性に、
”Gracias!"・・・ありがとう
「今から、私の犬が壊した(破いた)布団カバーを作るのよ」のスペイン語
バージョンの完成です。 Muchas gracias!・・・本当にありがとう。

久し振りの徒歩。ちょっとミゲル君へ繋がるかも知れないある所を周って、
軽く2時間は歩いての帰宅は、いささかくたびれて、1時間のお昼(夕)寝。
マリアさんのお店のお料理がとても美味しく、全部たいらげたの。
コリアンダー(香菜)ライスは、ほどよい香りで。ご飯の上にどうだ!って
言わんばかりのトリ腿肉骨付き。美味しかったわ~。
それで、お夕飯は抜き!いつものワイン(赤)もなく、コーヒー片手に今日の
中国語宿題をよ。
情けないことにやり直し宿題だったそれを、う~ん、これでいいかな?で済ま
せて、新聞の番組欄に目をやれば、
ーーーエッ、エーッ、ホントに?
「越路吹雪物語」が、なんとNHK3ch.で。ピーターこと池端慎之介演じる
越路吹雪の舞台。いつか、そう、なるべく近いうちに観に行きたいって、思っ
てたのよ。でも、何しろ出不精な私なので、これはなんとしても実現させな
きゃって思っていたの。
それが、そう、正にそれがテレビで?こんな嬉しい事はありませんでした。
彼(彼女)が演じる越路吹雪は、乗り移っちゃった?って思うほど越路吹雪
その人だったわ。テレビが映し出す顔のアップは、絶対に舞台を観る所では
観られない表情まで映し出して、・・・・・・・・
「枯れ葉」「愛の賛歌」「サントワマミ」「ろくでなし」等など。なつかしい
シャンソンが流れます。意味もわからずに歌っていた13~16才頃の私でした。
アメリカンポップスは私を魅了しました。
けれども、シャンソンは私に語りかけているように感じていたのです。何も
わからない小娘にも。
そして、コーちゃんの舞台ははねたのです。午前1時でした。
1杯のワインを飲み干して、
「ありがとう、素晴らしい1日を!」
寝床で必ず読む本はまだ「水滸伝」。
頭の隅で流れるシャンソンをかすかなBGMとして読む「水滸伝」14巻は、
まもなく終わります。又「梁山泊」の漢(男)が倒れて行きます。
毎巻泣かせてくれる北方謙三水滸伝です。
  やっぱり素敵な締めくくりでした。ありがとう。