ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

あらまた、あの虫が・・・

2009-02-01 22:00:42 | Weblog
あら~お久しぶり。Cuanto tiempo!
ラウラの妹ビビアナから、夕べメールと電話が続けて。
「わかったわ。じゃ、明日会いましょう」
こうして又私のお節介虫が動き出したのです。「義を見てせざるは勇なきなり」
これで生きてきちゃったような私。困っている人を無視は出来ない。
けれども、何でもして貰いたがりは嫌い!意欲がなく不幸を呼び込みたがって
いるとしか思えない人も大っ嫌い。そう、文句ブー垂れも嫌い。愚痴もね。
「レイコチャ~~ン、どうしよう?」
って、ラウラからのいきなり電話から、ま、しゃ~ない引き受けますか、に。
カナダ経由、太平洋を渡ってペルーから日本にやって来たその人を、ええ、無視
しても罰は当たらないわ。「ごめんなさいね~、力にはなれないわ」って。
けれども、理由はどうであれ、もう、来ちゃった彼女を無視できる?職探しに
必死になっている日本語のわからないぺルアナ(ペルー女性)を、まあ大変ねぇ
だけで、知らん顔は、この私はできない。困った性格です。
自分の事だって、手に余る現状よ。3ヶ国語と格闘をしてる日々なのに、人の
事まで~~~?・・・はい! 引き受けちゃいました。
そして、無謀かどうかわからないけれど、年内にどうにかでも意思疎通が出来る
レベルまでもっていこうって。もちろん同時進行は、漢字の読み書きも。
ミゲル君の時のようにね。
日本語を教えますって、団体があっちこっちあるけれど、即!遣えるそれにしな
きゃ、その辺の誰かさん達みたいに、何年経ってもしゃべれない外国語勉強なん
て、そんな時間なんかない人に、悠長なことなんか言ってられません。
叩き込むのです。
旧式だけど、今眠っている録音機を貸してあげましょう。レッスン風景を録音。
その日本語を毎日途切れることなく聴く!そして、自分の声をかぶせて言う。
これをウン十回。宿題は毎日。
本当に厄介な日本語の漢字です。中国から来たそれを日本語読みにしている音読み。
大和言葉に取り込んだ訓読み。これを自分のものにするには、相当な努力が要求
されるわね。(正直に言って、ちょっと可哀想)
けれども、私は彼女に、底辺の仕事だけで終わって欲しくないのです。そのために
この特別な国・日本に来ちゃったのですから、死に物狂いの勉強をして欲しい。
そのために私は出来うる限りの協力をするつもりなのです。習慣も文化も全く違う
この国に希望をかけてきたのです。

「レイコチャン、ひさしぶりだねぇ」
「ホント、元気だった?」
「はい、元気よ」
「日本語上手になった?」
「ちょっとね」
「ダメじゃない、じゃ、ビビアナ叔母さんと一緒に勉強する?」
「いいよ(No gracias)」

ラウラとビビアナの甥、ウイルメル。2年ぶり?もっとかも知れない逢瀬です。
お勉強を始めて、間でちょっと通訳してもらったり。けれどもエラソウに、
ビビアナに何か言います。
「ノー、ビビアナさんは、あなたのTia(叔母)よ。Usted(あなたの尊敬形)」
「エラソウ?」
「ええ、信じられないわ。まるで大人みたいで」(笑)
彼は30才。小田急沿線謀駅に住んでます。

1週間に1回くらいでは全然時間が足りません、覚えられません(言えません)。
それで、週5回夜2時間というスケジュールにしました。
昼間は就職活動との事で、夜しか時間がなければ、夜すればいいのです。私の
中国語個人レッスンは、マックで。それで、ビビアナとのそれも、都合よく、
お互いに歩み寄って、やはり、駅近くのマックにしました。

片っ端から、オシャベリのそれを日本語にします。書かせます(きれいに!)。
言わせます。そして、それを早く!もっと、もっとって。の~んびりなんて、
誰も言ってはくれないのですから。妙なアクセントは排除です。それに、なぜ
か語尾を延ばす彼等ですから、そこも注意!
「は」「が」「の」「に」「へ」「と」「も」の助詞。
外国人が発狂しそうになるという、数の数え方、たとえば、
1ぽん、2ほん、3ぼん、4ほん、・・・・・・のように、私たちにとっては
なんでもないことが、外国人には、とても不可解で覚えにくいものです。
そんな事が山ほどあるのですから、都度、会話の中で覚えて貰うしかありません。
生きている言葉を遣いたいですもの。文法はこの際無視!

スペイン語禁止に出来ればいいのですが、やっぱり つい出てしまいます。
覚えるためにどうする?スペイン語を交えた方がいい場合はそれを入れます。
お姉さんのラウラの日本語も、相変わらず下手ッピー。でも、カリート(1人
お嬢ちゃん)が、どちらも堪能ですから、通訳できます。けれども、ビビアナは、
一人で生きていかなければならないのですから、歯をくいしばって貰いましょう。
いつの日か、喜んでもらえる日が来る事を祈って、お互いに頑張りましょう!