ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

再会とスコットランド

2008-06-07 23:24:02 | Weblog
本当に、本当に久し振り!
染めない自分の髪の毛に再会したのは。
最近、色々と考えて、美しいって? 若い、否 若く見せること?
う~ん、色々と不自然なことをしてきたような、している自分じゃない?って。
いいのよ、衰えは衰えでって、ええ、色々な考え方、捉え方があるわね、なんでも。
自然って?  考えているうちに、ちょっとこんがらかっちゃって。エーイままよ!
長い年月染めてきたその行為をやめることにしたのです。モンゴロイドは黒髪。
白髪は、若いうちはやっぱりそれが頭部に目立つのは、不自然で美しくないって、
思ってたのね。それで、せっせと染めていたのだけど、いつもそのたびに面倒って
思ってきたのも事実。
今年に入って染めたのは1回だけ。
「きれいに3色にしてるのね」
って、中国語のレッスンの時に言われて、
「いえいえ、もう、染めるのをやめたので、自分の元々の色が出てきてるだけです」
年相応の自然なままの髪の毛に戻したのです。
かなり伸びた髪の毛を切りに美容院へ行って、しみじみ現在の我が髪の毛と対面。
染めない髪の毛は、黒い部分も白髪の部分も、つややかで、それなりに美しいって
思いました。ええ、悪くないって。そして、ソバージュの髪型にして、結構いい気分で
帰ってきました。

「着きましたよスコットランドへ」
って、ポリーちゃんからメールが。
彼女の腰を据えた生活が始まるのです。作家への長い旅がここから。
もう、書いている彼女です。どうも舞台は日本のようで、レイコという名の女が出て
くる小説を書いてますって。(少しこそばいい)
彼女を日本に引き付けた一つに、村上春樹の小説があったそうで、特に
「ノルウェイの森」に衝撃を受けた(私も)そこに登場する登場人物にヒントがあっ
たのか、わかりませんが。

彼女の才能だけに寄る厳しいこれからが、けれども無から有を生じる素晴らしい
世界が広がるのです。保証も何もない自分だけの力で重い扉を押し広げて、彼女の
世界へ踏み出すのです。

彼女が寄宿するお家は、お母様のお知り合いの方のお家ですって、前のメールで。
マリーさんと言うお元気な65才男性です、って彼女は言うけれど、マリーさんって、
女性じゃないの?
勝手なこちらの思い込み?マリー=女性名って。
そうしたら、今日のメールにも、マリーさんの素敵なお家へ着きました。彼は、ン彼?
やっぱり、男性なのね。お元気なおじいさんですって。
今から散歩して来ますって。彼女のこれから住む近辺を。ここ横浜の我が家に泊まっ
た時も、犬の散歩にもついてきた彼女でした。歩くの大好きって。
「やっぱり、イギリス人ね。お散歩好きは」
「みんなが好きではないわ」
って、十把一絡げはお気に召さなかった彼女でした。

きっとマリーさんと言う名の彼にとって、一つ屋根の下に才色兼備の若い女性が住む
ことは、どんなに日々が楽しいことか、しかもクリエイティブなことに挑戦する若き
才能の開花を、苦しむこともあるでしょう、産みの苦しみを含めて、間近でその息遣
いを感じながら生きられるのですから、素晴らしい日々が始まると思うのです。

彼女から、写真が届くことを楽しみにしています。
便利な世の中を、こういうときはありがたいって思います。子どもの頃に、想像も
しなかった世界の住人なのですから。
イギリスの女の子と知り合って、ご招待を受けてイギリスへ行って、その後も、
タイムリーなやり取りが出来るなんて、素晴らしい世界です。考えもしなかった
世界です。やっぱり世界はどんどん素晴らしくなっているようです。感謝!



みどりのカーテン

2008-06-06 14:32:07 | Weblog
夏も近づく、否、もう間もなくです。
西側窓下に植えていた20年以上経ったつるバラ。今年の春、新芽を出してはみた
ものの、それ以上の力はもうないって。長い間見事な黄色の大輪のお花を、秋まで
ひっきりなしに咲かせてくれていたけれど、寿命とみた私は思い切って引き抜き、
数年前に挿し木して育っている次の世代は、コンパクト仕立てにして。
真夏の強い西日を受け止めるには、ちょっと役不足なので、貴重な梅雨の晴れ間を
利用して、ほぼ3cm角格子180×90ネットの3ヶ所に太いポールを蒔きつけて、
バラを避けつつ窓から離す事およそ60cmにセッティング。破風までネット最上部を
つけて、さあ!ン? 何で西日を遮る? 朝顔? ゴーヤ? インゲン? ウ~~ン。

数種類のツタが、色々な鉢に植えられて、かなり伸びているそれを新たなプランター
へ移植です。誘引して、絡ませて、所々を固定して、あとは伸びなさーーーーい!
の号令をかけるだけ。
モルタル仕様の家ですから、アイビーは簡単に這います。
ヨーロッパのような堅牢な、100年200年も住めるような、住む意志があれば
♪ツタのーからま~るチャペ~ルに、♪
風も、悪くはないし、断熱効果もある植物で覆うというのも今風かもしれないわね。
CO2排出規制は、何も大げさなことではなく、個々人の出来る範囲ですめば。
でも、どうイメージしても、我が屋はツタの絡ま~~~る、は似合わないのです。

けれども、真夏の西日は、年々その強さを増して。・・・ウヌッ!
そうして、私の外側設置カーテン作成に相成ったということなのです。
毎日、プレッシャーをかけます。
「早く!早く!早く伸びなさ~~~~い!」
って。
きっと、応えてくれるでしょう。
「うるさい!おだまり!やかましい!伸びりゃいいんでしょ!」
ジャックと豆の木のように(?)。
アッ家には知人から頂いたその名の植物があります。
つる性ではなく、なぜ、この名前がついたのかは定かではありませんが、2回越冬。
今は、2回のベランダの隅で、健気に大きくなっています。いつかよじ登れる日が
来るとは決して思えないそれですが、生きている間は、せっせと管理に勤しみましょう。
そして、今年の夏は、緑の隙間を縫って流れ入る♪去年よりずっと~涼しくなった~~♪
の風を満喫して、相変わらずの読書に現(うつつ)をぬかしましょう。

スコットランドへ

2008-06-02 21:14:28 | Weblog
我がいとしのポリーチャンは、今週末イングランドを後にして、スコットランド
へとお引越しって。
日本人が経営する情報発信会社で、唯一日本語の翻訳者だったらしい彼女でしたが、
やっぱり作家志望を棄て切れず、それに向かうための居場所をスコットランドへ
決めたらしいのです。
夕方(イギリス午前)、「終わった~~!」って件名のメールがロンドンから
届きました。
お別れに、日本人スタッフ達とベトナム料理を食べに行ったのよって、もう、
添削なんて必要のない完璧な日本語のメールです。オックスフォードまで、弟
ジョージ君に会いに行って、・・・絵になる姉弟の美しさが目に浮かびます。
しばしのお別れをしてきたそう。ジョージ君も来年あたりはロシアへ1年間の
留学らしい(オックスフォード大学から)し、そこには、独立心旺盛なUKの
若者の姿が見られます。彼は同時に中国語もお勉強って、これは高校生の時から。
知的好奇心が溢れている彼等は、素晴らしい私の好奇心の対象よ。
「行ってらっしゃーい」って、メールすれば、「行ってきまーす」って、いい子です。

必ず、彼女に会いに行くつもりでいる私です。
スコットランドから生まれた「嵐が丘」そして「ジェーン・エア」姉妹の作品。
そこから浮かぶイメージは、やわやわしたものはなく、背筋を伸ばして、北極海
から流れ込む寒風に立ち向かう、そんな図です。

次の彼女からのメールは、着きました、と住所を知らせてくれるそれでしょう。
楽しみに待つことに。私の中学生みたいな英文と、彼女の言う事無しの日本語の
メール交換がまだまだ続きます。