正しい仕事のやり方・すすめ方
奥谷禮子著 日本能率協会マネジメントセンター P96より抜粋
ISBN4-8207-1685-9 1300円+税
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40 こんな発想で、時間がいきてくる。
「雑務の繰り返し」こそ仕事だと知る
「恰好よい仕事をしよう」「す
ごい実績を揚げよう」と焦って
いる人がいます。でも、最初か
ら「恰好よい仕事」などありま
せん。当たり前のことを地道に
積み重ねた結果、それが「恰好
よい仕事・すごい仕事」になっ
ているに過ぎません。(・・・)
「コピーなんか」「電話なんか」
そう思っていたらよい仕事はで
きません。それらはビジネスパ
ーソンに必要な「土台」となる
もの。その「土台」の上に、仕
事のスキルが身についてはじめ
て周囲から信頼され、協力して
もらうことができるのです。会
社としても、当たり前のことが
できない人にチャンスを与えよ
うとは思いません。(・・・)
結局のところ、毎日会社に遅れ
ずに来る。公私のけじめをつけ
る。という「当たり前のこと」
を継続してできる人が、周囲の
信頼を得られる人なのです。
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▼会社に入って初めて
電話に出
た時は大変緊張した覚えがあり
ます。現場から、取引先から、
本社から(鉄道電話)色々な所
からかかってきます。それを瞬
時に判断をして取り次がなくて
はなりません。冷や汗の出る思
いでした。また
地方の方言にも
慣れないと聞き取れません。解
るまでに相当時間がかかりまし
た。当時はまだタイガー計算機
をくるくる回していた時代です。
もちろんそろばん全盛期です。
何度も何度も繰り返し間違いの
ないように計算をしました。
書類には
カーボン紙を挟んでい
ました。期末になると得意さん
と帳簿合わせに旅館の一室を借
りて仕事をしました。時間が間
に合わないとそのまま泊まり込
みということもありました。
とにかく1秒でも早く電話に出
なさいと上司から指導されてい
ました。そういう地道な作業の
連続でしたね。今年の
年賀状に
は「未だに以前の会社で仕事を
しているよ」という先輩からの
知らせがありました。頑張って
みえますね。
こめぞう
今日の歩数 2638歩