木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

トマトの防鳥工作

2022年07月04日 10時53分31秒 | 耕作放棄地

夏野菜の「トマト」が実り始めたようだ。子狸のトマト畑でも2個ほど赤いのが覗いている。喜んで触ってみると、案の定というか、囓られた形跡が。野鳥の方が見つけるのが早かったみたいだ。残念だが、まだ防鳥ネットは張って無かった。例の「百姓候補生」氏も同様と見え、急遽防鳥工作の開始に。野鳥の襲撃を防ぐには防鳥ネットを張り巡らすに限る。工事次第だが大半の襲撃は防御可能だ。どうかするとネットに絡まった野鳥が逃げようと暴れまくっている現場を目撃する場合もある。無論、コンコンと諭してから逃がしてあげるのだが。当地には「アライグマ」や「ハクビシン」も隠れ住んでいる。連中にはネットでは効果無いので箱罠での対応だ。例年、夏場には数匹の害獣がつかまり、役場へと引き取られていく。かわいそうだが農家にとっては死活問題、やむを得ない措置だ。

お隣さんを覗いてみると、「百姓候補生」氏の方が先に対策を始めた模様だ。赤い防鳥ネットを準備し、脚立を運んで工事開始の模様。トマトは一列縦隊なので対策は楽なようだ。上部に横棒を渡し、ネットが幅を持てるように工夫、芸が細かいようだ。ネットが3.6メートル×9メートルなので、かぶせ幅が多少足りない。ネットを地面まで引っ張るか、横糸を下部に張るかの対策が必要だろう。かくして防鳥対策は出来上がりのようだ。無論、子狸も同様の工事を行った。野鳥対策はまずまずの出来かな。

上述の「アライグマ」や「ハクビシン」への対策だが、例年同様とすれば長老が役場から箱罠を借り出しスイカ畑に設置する予定だ。連中にはエサでおびき寄せるのが一番、唐揚げやウインナー或いはテンプラや焼き肉など少々油っこい物が最適なようだ。箱罠に掛かるのは概ね子どもの害獣、世間知らずでエサの魔力に叶わぬようだ。親たちは流石に歴戦の強者、滅多なことでは罠には掛からぬようだ。かくして大坂夏の陣は始まった。今年の戦果は如何か、殺戮と言えなくも無いので気は引けるが、生活防衛のため致し方無いかな。

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刈払機の不具合

2022年07月04日 10時46分07秒 | 各種の用具

待ち構えていた長老からヘルプの要請があった。何事かいなと聞いてみれば、「ゼノアの刈払機が動かない。草刈りしなければ成らないのだが、何とか直せないか」とのこと。とりあえず刈払機を持参してもらう。一見すると、全くメンテナンスされて無い事が一目瞭然、入手以来ただ使い続けてこられた模様だ。とりあえずリコイルを引いてみると、微かな初爆らしき音はするが起動はしない。発電は大丈夫みたい、となると燃料の吸い上げか・・・・。燃料フィルターはOK、燃料ホース・オーバーフローホースも異常なし、プラグも微かに濡れている。流れも異常無いようだ、となってくるとプラグ自体の不具合か。長老に聞いてみると、上述のとおりで、プラグ交換はやったことが無いそうな。経年劣化を疑い、ホームセンターへ購入に走って貰った。型番はチャンピオンのCJ6Y、一般的な品番なので何処にでも置いてあるだろう。

プラグを交換して始動、起動はするようになったが今度は回転が上がらない。アクセルを吹かしても回転が一定のままだ。次はプライマリーポンプの不具合を疑った。幸いなことに予備のポンプをポケットに。交換を試み、ネジを外し掛かったが4本中、最後の1本がネジがバカになっていて外せなかった。困った。ふと思いついて燃料タンクのキャップを外してみる。するとキャップの中に突起物がついた特殊なタイプ、小さな空気穴がついている仕様だ。これかなと思いバラしてキャブクリーナで清掃を始めた。中に微かな穴が空いていて空気圧の調整を行っているのだ。詰まっている可能性がある。丹念に洗って再装着、再びリコイルを引いてみると、ものすごい爆音がして高速で回り出した。うっかりしてたがアクセルを吹かした状態だったのだ。どうやら原因が判明したようだ。

長老の喜びようは人一倍だった。皆目動かず修理に出さないと・・・・・・と思っていたが解決できたのだ。聞けば近くに修理工房があって見てはくれるが、着手金だけでも4000~5000円かかるそうな。それに預けるので数日の時間を要する。ともあれ、お役に立てて何よりだった。長老にも重ねて進言しておいたが、年に1回~2回程度は簡単なメンテナンスを行って下さい、と。それに一流メーカー品といえども、消耗品は「時間商品」、一定期間の使用で摩耗或いは破損するのは当然の事なので。

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インゲンの収穫

2022年07月04日 09時00分45秒 | 耕作放棄地

マメ科の野菜は好物である。何よりも美味しいのが特徴だが、栽培も容易い。ネットを張って種蒔きして、程よく肥培管理すれば健やかに成長してくれる。難儀なのは収穫ぐらい、何せ数量が多いので1個づつむしるのが面倒なのだ。収穫には入浴用のイスを持ち出し、座り込みながらハサミでカットしていくようにしている。時間が掛かることこの上無し、従って先輩方にも、必要とあらばむしって下さい、と宣告している。失礼かとは思うのだが、とてもじゃないが収穫してまで提供できない。ご無礼、お許しを。ということで、今年の「インゲン」も無事に成長し収穫時を迎えた。画像のように、少し小さめの間が美味しいのだ。早めに収穫するに限るだろう、面倒だが作業を始めますか。

インゲンはご存じのように「三度豆」とも言われる。年に3回も収穫可能なのが、その由来だとか。確かに春一番、夏場、秋口と3回の栽培は可能だろう、スケジュール管理が逼迫はするが困難では無い。通常は春と秋の2回かな。子狸も年2回のペースだ。種子は2袋購入し、ネットを挟んで2列に種蒔きした。ほぼ全部が発芽して今日を迎えたのだが、下から順に実りだしているようだ。大きめなのを中心に収穫を進めていく。まずは自宅用とご近所さん用、弁当のお供として重宝されるようで、緑したたる色合いが好評なようだ。ご近所では山の神達のコミュニティーが成立しているが、話題の一つとなるのがご主人やお子達の弁当準備だとか。そこで産地直送の野菜類が歓迎される由、愛妻弁当を準備してもらえる事は家庭円満の秘訣だろう。

ハサミで切り取っていくが、収穫用のカゴはすぐに一杯となる。野小屋とインゲン畑とを何度か往復しながら、持ち帰りの準備を進める。葉物野菜と違って、下準備の必要が無いので安直に作業は進む。面倒だが楽な収穫作業だろう。私宅ではインゲンは「ゴマ和え」か「テンプラ」で賞味する事が多い。子狸の好物はゴマ和え、無論必要量は僅かだ。小鉢一杯あれば十分なので、そうそうの持ち帰りは必要ない。持ち帰ってもご近所への直行が大半なのは、こうした事由にも因るだろう。ともあれマメ科の野菜は近隣関係を和やかにしてくれる。僅かな種子が大きな喜びをもたらすようだ。

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