夏野菜の「トマト」が実り始めたようだ。子狸のトマト畑でも2個ほど赤いのが覗いている。喜んで触ってみると、案の定というか、囓られた形跡が。野鳥の方が見つけるのが早かったみたいだ。残念だが、まだ防鳥ネットは張って無かった。例の「百姓候補生」氏も同様と見え、急遽防鳥工作の開始に。野鳥の襲撃を防ぐには防鳥ネットを張り巡らすに限る。工事次第だが大半の襲撃は防御可能だ。どうかするとネットに絡まった野鳥が逃げようと暴れまくっている現場を目撃する場合もある。無論、コンコンと諭してから逃がしてあげるのだが。当地には「アライグマ」や「ハクビシン」も隠れ住んでいる。連中にはネットでは効果無いので箱罠での対応だ。例年、夏場には数匹の害獣がつかまり、役場へと引き取られていく。かわいそうだが農家にとっては死活問題、やむを得ない措置だ。
お隣さんを覗いてみると、「百姓候補生」氏の方が先に対策を始めた模様だ。赤い防鳥ネットを準備し、脚立を運んで工事開始の模様。トマトは一列縦隊なので対策は楽なようだ。上部に横棒を渡し、ネットが幅を持てるように工夫、芸が細かいようだ。ネットが3.6メートル×9メートルなので、かぶせ幅が多少足りない。ネットを地面まで引っ張るか、横糸を下部に張るかの対策が必要だろう。かくして防鳥対策は出来上がりのようだ。無論、子狸も同様の工事を行った。野鳥対策はまずまずの出来かな。
上述の「アライグマ」や「ハクビシン」への対策だが、例年同様とすれば長老が役場から箱罠を借り出しスイカ畑に設置する予定だ。連中にはエサでおびき寄せるのが一番、唐揚げやウインナー或いはテンプラや焼き肉など少々油っこい物が最適なようだ。箱罠に掛かるのは概ね子どもの害獣、世間知らずでエサの魔力に叶わぬようだ。親たちは流石に歴戦の強者、滅多なことでは罠には掛からぬようだ。かくして大坂夏の陣は始まった。今年の戦果は如何か、殺戮と言えなくも無いので気は引けるが、生活防衛のため致し方無いかな。