木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

防獣ネットと防鳥ネット

2024年07月09日 05時36分02秒 | 耕作放棄地

農作業を行っていると、大なり小なり害獣や害鳥に妨害されるものである。対獣・対鳥作戦として種々の方法論があるが、一般的にはネット構築だろう。仲間によって手法は異なるが、ほぼ完璧と思える手法を採用するのが長老だ。幸い近くに彼のトマト畑があり構築事例を眺められるので、一寸覗いてみようかと思う。長老の狙いは、アライグマと野鳥が対象だ。従って対地上戦と対航空戦ということになってくる。当然ながら防備が厳重にならざるを得ない。手間暇の掛かる事はなはだし、子狸には耐えれそうにも無い。

まずもって全景からご覧あれ。防獣ネットと防鳥ネットの二段構えとなってるでしょう。地表面から凡そ2メートル近くまでは防獣ネットで、それ以上は防鳥ネットで囲われている。対アライグマでは強度も要求されるので、木製支柱を準備した模様。竹製では対応困難みたいだ。防獣ネットはゴルフ練習場からもらい受けたネットを流用、ゴルフボールの打撃力に耐える物だから頑丈だ。防鳥ネットは市販品である。

基本的にはトマト畑全体をネットですっぽりと覆った印象、隙間は無い。理屈としてはアライグマも野鳥も侵入は不可能若しくは困難だろう。明けてのお楽しみといったイメージだが、獲物であるトマトは完熟中なのに襲撃された様相は見られ無い。どうやら防御策が美味く機能しているみたいだ。作戦成功だろうか、それとも気付かれていないのか。

子狸のトマト畑では既に何個かの襲撃事例が発生している。最も、子狸の場合、ネットは使用せずヤブ状態の活用だから同一には論じられない。事例からみると、野鳥たちは飛び回っており当然ながら長老のトマト畑にも注目してるかと思われる。但しネット構築で襲撃を躊躇っているのだろう。当地はアライグマが跋扈する地域、毎年少なからず被害が発生する。注目して無いとは思えないが攻撃を躊躇してるのだろうか。

アライグマの攻撃判断を躊躇させてるなら、それだけでもネットの効用ありでしょう。思案するのは防御であってアライグマへの反撃では無い。トマトへの攻撃を思いとどまらせたら、それで十分なのだ。どうやら現時点での判断だが、長老の作戦は美味く機能しているみたいだ。捕獲用の罠を仕掛ける必要性も無いかも・・・・・・ですね。

 

 

 

 

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