木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

チガヤへの対処

2024年05月09日 05時05分35秒 | 耕作放棄地

農作業を行っておられる方々は雑草対策に難儀しておられるかと。まさに、百姓仕事とは雑草処理と見つけたり・・・・・・と同意では無かろうか。地域別で眺めると、「耕地部分」と「畦部分」とに大別できるかなと。この区別によって多少は種類が異なってくるのだが、区域を問わないのが「チガヤ」である。俗にカヤとも言うが、子狸の幼少時にはツバナと呼んでいた。地下茎で蔓延り、繁殖力が極めて強く対処に苦労する。発見次第抜き取るようにはしているが、抜けるのは茎のみで地下茎は地中のまま・・・・・といった事態が多い。完全に撤去しようと思えば地下茎を掘り起こす必要があり、時間と手間暇とを要する。

手間暇を掛けて少しづつ対処してきたので、農園ではだいぶ少なくなってきた。しかしながら多少は残っており、繁殖のチャンスを覗っている。地下茎による繁殖なので地上からは発見しがたい。ポイントは地上にある茎を目印にして周囲を掘り起こし、白い地下茎を抜き去ることによるしか無いだろう。単に茎を引き抜いても地下茎は現れない。地中に残り繁殖のチャンスを待っているのだ。

具体例として画像の如く茎を引き抜いてみた。茎のみが千切れて抜けるだけでしょう。この手法では地下茎は現れず、撤去は困難です。一番手軽なのは上記のようにスコップを持ちだして茎の周囲を掘り返すことでしょう。かなり広めの面積が対象となります。留意するのは地下茎の断片が地中に残ると再生される事でしょう。従って広めに掘り返し、残った地下茎全部を撤去する必要があります。掘りだした地下茎は放置するのでは無く、必ず焼却処分とされる方が望ましいかと。

繰り返しますがチガヤは難敵です。退治するのが極めて困難、地下茎を掘り返して焼却するしか撲滅の手法は無いでしょう。耕耘作業の折など、茎を発見したらチャンスです。即時、掘り返し・・・・・・これしか無いかと思われます。

 

 

 

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