快晴の秋空が続く日々となりました。気温は高いものの,どことなく爽やかです。何よりも田圃が黄色く色づき、実りの時期を示してくれています。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」こんな箴言が我が国には存在しますが、恐らく田圃の状況から導き出された箴言なんでしょう。まさに今頃の田圃の風景です。「黄金の国ジパング」・・・・・・・確かそんな形容詞もありましたが、佐渡の金山とも秋の棚田の景観とも。いずれにしても豊かな国土を現しているようですね。
田圃の稲穂も実りが詰まってきたようで、次第に首をまげ、地面の方へと垂れ下がって来ています。間もなく収穫の時、当地だと早ければ今月末、遅くとも来月上旬でしょう。予想では10月の5~6日当たりに集中するかと。コンバインやバインダーが走り回るのも、もうしばらくでしょう。籾袋が積み上がったら大望の秋祭り、実りへの感謝と神々への祈りのパフォーマンスが繰り広げられます。当地の秋祭りは10月の第三の土日、土曜日がメインで宮入の日でもあります。
最大の見どころは「宮入」と奉納の「地車での演舞」。氏神でもある建水分神社への奉納ですが、神社が高台のため地車が進入出来ません。従って神輿に乗って神社を出られ、ムラの広場で奉納をお受けになるスタイルです。時間的にはお昼前後になるかと思われますので、お好みの方々はスタンバイを。
かように稲穂の実りとムラの習俗とは表裏一体のものとなっています.当地が稲作を中心とした農村社会であった証拠でもありましょう。少子高齢化の荒波の中で後継者を確保するのが到って困難、と言うことは祭りの実施も同様です。何時まで継続出来るのか不安はありますが、伝統社会の生活と習俗を守り伝えていきたいものです。
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