木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

イノシシの表敬訪問

2024年11月05日 05時35分16秒 | 耕作放棄地

害獣に悩まされる農地は多いが、我々も例外では無い。最も条件的には恵まれているのか、主役は小型の害獣達だ。一例を挙げると、アライグマやハクビシンそれにイタチやタヌキ・ノウサギなど。いわゆるクマやシカなどの大型獣は見当たらない。例外中の例外がイノシシであろう。農園周辺はイノシシの生息地では無く、周回活動の一端としての位置づけ位かと思える。過去例を見ても年に数回ぐらいの来訪が関の山であろう。

〇中央部のへこみがイノシシの獣道です。

今年もどうやらシーズン到来のようで、当地への表敬訪問というか偵察行動と呼ぶのか、第一陣が来訪したようだ。雑草群の中に今まで無かった獣道が出来ている。それにヌタバとまでは行かないが結構掘り返した跡が。気がかりなのは仲間内で未だサツマイモの収穫が未処理な事例があることだ。今回の訪問では未だ気付かれてはいないようだが、時間の問題だろう。

〇連中が遊んだのか掘り返しの跡です。

ご存じだろうが雑食性のイノシシだが、無論、好物は存在する。サツマイモなどその代表的な事例だろう。未収穫のイモが発見されたら、繰り返し来訪し食害するのは必定だ。早めに掘りあげておく必要性が。該当者は恐らくだが、長老か大御所かと思える。連絡しておこう。

〇仲間内では未だ掘り出していないサツマイモが。

イノシシはヤブ地を好む。自分の体をヤブ中に隠し、隙を覗って食害に到る。従って予防するには草刈りを徹底し、見通しの良い平面上の地形とすることだが、これが至難の業なのだ。画像の獣道も草丈の高いヤブ地に作られているでしょう。師匠の畑とは数百メートルの距離があるが、イノシシは年中来訪するとか。いわば彼らのテリトリーの内側に我々の農地群も存在している格好。年に数回という来訪の少なさは、エサの欠乏によるのかも知れない。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする