木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

チガヤの侵蝕

2024年11月02日 05時05分28秒 | 耕作放棄地

農作業に於いて何が困り事かと申せば、それは害獣と雑草の侵入ではなかろうか。何れも強敵で甲乙付けがたい。現在、目前で困っているのが雑草処理、しかも「チガヤ」という強烈な奴なんだ。画像でもお解りのように畦道から侵入を開始し、耕地の中にまで入り込んでくる。難儀なことに地下茎で繁殖するので、処分しようと思えば幅広く掘り返し地下茎毎の撤去と成らざるを得ない。この際千切れた断片が地下に残ると再生してしまう。何とも困ったものだ。

現在冬野菜対策で耕地の準備を進めているが、東側の法面からチガヤが侵入を開始し、耕地の中へ1メートル近く広がっている。対策には上述の如く、地下茎毎撤去するしか無い。覚悟を決めてスコップを持ちだした。深く打ち込み地下茎を掘り返すのだが、やはり一部は残ってしまうようだ。

この部分的に残った地下茎の断片が種子代わりとなって再生を始める。イタチごっこだが、継続して作業を続けるしか無いだろうなと思う。掘り返した地下茎は処分場に積み上げている。乾燥させて焼却処分だ。下手に残すとこちらも再生資源となってしまう。チガヤには気の毒だが消滅しか手法が無い。

悪戦苦闘して掘り返していたら、長老のお出ましだ。冬野菜対策の作業のようで、種蒔きした耕地回りの整備らしい。本日は雨模様の予報、現在のところ降り出してはいないが雨となるのは確実なようだ。長老も子狸もそうだが、雨に濡れると非常にマズイ。風邪をこじらせ肺炎にでもかかれば即時お招きだろう。濡れる前に引き上げますか。

 

 

 

 

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