木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

エンドウの生育環境

2022年10月29日 05時19分58秒 | 耕作放棄地

先にエンドウの「土作り」をご紹介したが、次に取り掛かるのが「生育環境作り」。その前にエンドウの選択を行っておこうと思う。まずもって選択すべきなのが、①ツル有り、②ツル無し、の区別だ。選択が異なると生育環境もガラリと違ってくる。続いての選択は品種だ、①スナップエンドウ、②実エンドウ、③キヌサヤエンドウ、の区別だ。子狸も例の「百姓候補生」氏も、①ツル有りと①スナップエンドウ、②実エンドウとを選択している。従って環境作りはそれ相応の仕様となってくる。具体的にはネットを張って天空へと伸びるような生存環境を作ってあげることなのだ。

幸いにして、「百姓候補生」氏が環境作りの作業に取り掛かったようだ。画像で追ってみようと思う。我々が使用するのは竹、数年間は使える資材だ。真竹を半分に割って強度と軽量化とを図っている。作業は支柱の設置と横棒の取り付けそれにネットを張ることだ。種蒔きの前にするケースと発芽後にするケースがあるが、我々は前者。発芽後に行うと場合によっては苗を痛めてしまう恐れが存在する。

時間的にはそう掛からないのだが、支柱が高いので脚立に乗っかっての作業となる。落下しないように注意が必要だろう。僅かな高さだが、庭木の剪定中に落ちて打ち所が悪く、作業不能となった者もあるとか。支柱と横棒とで強度を確保して、重さと強風とについて対処する。真竹が腐食していない限り、エンドウの発育から収穫には十分対応出来るのだ。

引き続いての作業がネット張り、本日は未だ準備してないので作業風景はご紹介出来ないのだが想像はつかれると思う。支柱間にロープを張って其処にネットをぶら下げる手法だ。ネットは子狸はキュウリネットを流用している。彼は某100均ショップ仕様のネット、マス目の細やかさはショップの勝ちだ。キュウリネットは24センチか18センチ、対してショップのマス目は10センチ。強度もショップのネットが強そうだが、キュウリネットでも何ら不自由は無い。まあ、こんな感じで下準備が続いていくのだが、来月の初旬から中旬にかけてが種蒔きシーズン、先述したように大寒の頃は小さめの苗の状態で冬越しさせるべきだろう。霜の怖さは予測できません、ご注意を。

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