長老に刺激された訳でもないが、ダイコン栽培への準備を急がないと・・・・・・との雰囲気に陥った。時期的にも種蒔きのシーズンなのだ。空は青空、お彼岸も近いというのに真夏のような暑さだ。日中気温は35度前後を指している。既述したかと思うが、子狸は暑さにも寒さにも弱い。気温の高い時間帯は避けたいのだが、そうもいかず、熱中症を気に掛けつつ、作業に着手。ダイコン畑の準備をする予定だ。長老は耕耘作業まで完了し、どうやら石灰の散布も済んだ模様だ。
刈払機作業と雑草根っこの拾い集めは済んだ畝が1本ある。この地をダイコン畑に適用しようかと。先ずは雑草を焼却して余剰物処分、しかる後に有機石灰の散布、それと鶏糞と化成肥料のすき込み・・・・・・と言った段取りだが、予定時間で処理できるかどうか。何せこの暑さだ。帽子をかぶり直し、首にはタオル、水分補給はたっぷりと、イザ出陣。意気込みは強いものの、強烈な太陽光線の直撃にタジタジの状態。
ましてや隣では雑草処分の煙が立ちのぼる。心理的にも暑苦しい。何もこんな時に焼却処分などしなくても・・・・・そんな批判が飛び交いそうだが、余剰物を処分しないと空間確保が難しいのだ。段取りが悪いといわれれば、それまでなんだが。2時間ほど使用して雑草の処分を行い、有機石灰の散布へ。土壌が酸性へと傾きがちなので、新たな植え込み時には必ず石灰を散布するようにしている。野小屋には常に20キロ入りの有機石灰をスタンバイさせている。
有機石灰の散布までで体はフラフラ状態、暑さに耐えれそうにも無い。予定ではこの後鶏糞と化成肥料のすき込みが待っているのだが、想定どおりの実行は困難な模様だ。それにしても初秋に入っているのに皆目涼しくならない。風も無い。暑さは真夏そのものなのだ。長老は機嫌良く準備作業を終わっているが、何処からそんなエネルギーが生まれるのだろうか。他の仲間達の姿は見えない。暑さで自宅待機中の身なのではあるまいか。
残り作業に着手したいが、体の順応態勢が整っていないようだ。強行すれば暑さで倒れる恐れがある。時間的にもったいないが、木陰へと避難することにしようかと。此処には風が吹いてくれたら助かるのだが、そよともしない。僅かに直射日光を遮ってくれるのみなのだ。
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