あの梨畑で、何もなかったけど輝いていた日々を懐かしく分かち合おうね。
少年が獣医師になると決めたあの日
著:今西乃子 発行:合同出版 A5版ハードカバー(156ページ) 定価:1,500円+税
梨農家の次男坊ヨッちゃんが3歳のとき、梨畑をさまよっていたジョンをお父さんが連れてきます。
それからジョンはヨッちゃんの一番の友だちになります。
1キロほどの小学校への送り迎えもジョンの役目で、ヨッちゃんを守りながら歩いたそうです。
ヨッちゃんは、“人間が生きるためには、食べ物と同じくらい、信頼できる仲間が大切” というお父さんの教えを実感しながら育ちました。
そして、大人になったヨッちゃんは、獣医師になり、日本獣医師会会長まで務めます。
ジョンとの出会いがヨッちゃんの将来を決めたと言ってもいいでしょう。
戦後の何もない時代に育んだ少年と犬の絆の物語です。
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