日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

パリ、テキサス

2025-02-22 22:13:19 | HTC Desire
PERFECT DAYSを薦めていた佐々木俊尚さんのVoicyで、佐々木さんが好きな映画と言ってたので視聴。
自分は好きな映画として、この作品をあげないかなぁ。マジックミラー越しの会話で、相手の顔部分に自分の顔がすっぽり入れ替わっているシーンは、ちょっとびっくりした。

PERFECT DAYS

2025-02-11 18:18:15 | 映像作品
Voicyで佐々木俊尚さんが薦めていた映画。
日本から忘れ去られつつある、職人気質に仕事をする尊さが描かれていた。
謎解きや伏線回収に気に取られてしまったことが悔やまれる。もっと単純に映画の雰囲気に身を任せれば良かったと反省。


昨夜、よこちゃんが40万円近くの英語レッスンを受ける、という話を素直に受け入れなかったため、よこちゃんがイライラしていた。子供たちが午後、塾に出かけたタイミングで、一緒に観ることを誘い、良い感じに戻ることができた。



間奏曲はパリで

2025-02-11 18:15:22 | 映像作品
超相対性理論で渡邉康太郎さんが「ラスト15分、表情での演技」と言っていたので視聴。
奥さんが何に気付いたのかよくわからず、前後を3回見直して、やっとわかった。
自分が印象的だったのは、ラスト15分よりももっと前の、息子さんが舞台でパフォーマンスを見せてくれるシーン。静かな音楽に胸をつかまれたような感じがした。ニューシネマパラダイスのラストシーンのように、良い場面だった。



歌う船/アン・マキャフリー著/創元SF文庫

2025-01-10 21:29:05 | 
AIの講演の中で、AIにできないことの一つに身体性に基づいた考え方がある、身体性を考える時SFがヒントになる、と聞いた。
東京大学の稲見教授が攻殻機動隊と並んで紹介していたのが本書だった。
本書は、人間の脳と宇宙船の身体を持つサイボーグの物語。
欲求との折り合いは「条件づけられている」という下りで、片付けられてしまうのが少し残念だった。私は、自分をより制御する(律する)ヒントが得たかったのかもしれない、と読み終わった後に気付いた。
相手を強く求める部分は恋愛物の熱い話になっていたり、ハッピーな結末になっているので楽しめた。



ホワイドバード はじまりのワンダー

2025-01-04 11:54:46 | 意見
「敵役が救われる」とのこと。ユダヤ人の避難生活の話で、緊張するシーンが多かった。
避難生活の中でも、心温まるシーンがあるが、「見つかってしまうのでは?」という緊張が抜けず、そうしたシーンに浸かれなかった。自分は、緊張の回避が最重要で、喜びを取れないことを認識した。

ワンダー 君は太陽

2024-12-30 21:43:18 | 映像作品
2017年の作品。カミさんが借りてきた。
顔面が手術跡というか異形な少年が、いじめられて始まった学校生活から、友達ができて、傷つけられ、それでも友達が増えていく、素敵な話。
主人公だけでなく、家族や友人それぞれの背景も描かれていて、切なく、それでも各々が優しく、嬉しくなる。
たまたま今日の新聞に、続編が公開中とあった。敵役がちょっと可哀そうだったが、その続編ということで、楽しみ。

わたしが「わたし」を助けに行こう/橋本翔太著/サンマーク出版

2024-12-30 20:54:29 | 
幼少時に獲得した自分を守るための心の働き「ナイト君」。
急にキレて怒る、やる気が出ない、食べ過ぎてしまう、SNSがやめらない。こうした好ましくない行動は、ナイト君が自分を守ってくれるから。
自分が傷つけられてしまうことから、失敗してしまいそうなことから、不安やストレスから誤魔化すように、守ってくれる。
ナイト君のやり方は幼少時のやり方だから、今は好ましくない結果になる。

自分は難しいことを後回しにしてしまうことがある。あまりに難しいと「自分には手に負えない、誰か何とかして」と逃げ出してしまう。
これはナイト君の働きとはちょっと違うような。

空の飛びかた/ゼバスティアン・メッシェンモーザー作/光村教育図書

2024-11-12 20:22:19 | 絵本
book cafeで取り上げられていた絵本。
こんな風に始まる。
ある日、散歩の途中、わたしは1羽のペンギンにひょっこり出くわした。

空から落っこちたんだよ、とやつは言った。
でも、ペンギンがーーやつはどうみてもペンギンだったーー
飛べないことぐらい、わたしだって知っていた。
そのペンギンは、飛んでいる途中に、他の鳥が飛んでいるのを見て、自分が飛ぶことを疑ってしまい、飛べなくなった。
私たちは周りから影響を受けて、できていたことができなくなってしまう。
そして、その逆もありえる。
「能力」の生きづらさをほぐす、で語られていたことに通じている。
能力というのは環境の中で発露するものであり、「あの人は能力がない」と責めても仕方がないし、「あらゆる能力を付けなければ」と消耗することも、幸せとは異なる方向だ。

物語によって、2つの本が自分の中に染み入ってきた。この奇跡に感謝します。

きみのお金は誰のため/田内学著/東洋経済新報社

2024-11-03 21:32:56 | 
book cafe「今日fileのコーナー」で紹介されていて手に取った。
図書館で半年以上待った人気の本でした。
みんなが老後が不安だから貯金することは問題の解決にならない。問題の解決は生産性の向上であり、助け合いであり、贈与である、という説明に、意表を突かれ、でも素晴らしいことだと思った。
投資でお金を増やすことではなく、社会的な価値を高めることが大切であると説明されていることが、気持ち良かった。

「能力」の生きづらさをほぐす/勅使河原真衣著/どく社

2024-10-31 09:34:53 | 
Voicyのbook cafeに著者が対談で来ていて、手に取った本。
著者ががん闘病中に、書かれたこの本。設定が、職場で「能力がない」と言われて悩む息子に、幽霊になった母が対話する、というもの。自分なら、何を伝えられるのか?と、この設定だけでもどきどきする。
測定できない「能力」を、人材開発コンサル会社が如何に商品化しているか、そして人はその「能力」を元に評されることに弱い構造が説明される。
では、どう生きるのが良いのか。簡単な方法がないことを受け止めて、関係に生きること。簡単さに逃げないこと。
才能には発動条件がある、とたかちんが話すことに通じるものがあった。
それでも、色々できる方が良いよねと思い、本を読み続けよう。
これまでは「自分のできることを増やす」ことばかりに目を向けがちだったが、人との関係についても働きかけよう、と思えた。