MSNで原田マハの「黒い」小説が出ると見て、手に取った。
性に関係した黒い部分が描かれていて、生きていれば明るい部分だけではない、という普段見えない部分、でも確実にある部分。
救いはないが、生に幅を持たせてくれた。
MSNで原田マハの「黒い」小説が出ると見て、手に取った。
性に関係した黒い部分が描かれていて、生きていれば明るい部分だけではない、という普段見えない部分、でも確実にある部分。
救いはないが、生に幅を持たせてくれた。
voicy FESで緒方さんと安宅さんの対談で安宅さんが薦めていた本。
日本で生活していては知ることのない生活、命、自然の話。
良い本だとは思ったが、何故、安宅さんがこの本を薦めているかはよく分からなかった。
魂の言葉を、自分が感じたものを語れ、感じる自分こそが他者ではない自分だ、と安宅さんは話した。
自分とは何かを振り返りを通して見つけよう。
職場の元上司が紹介していた本。三千円の使いかた/原田ひ香著/中公文庫が面白かったので、同様の話と思って手に取った。
義父に虐待されたという共通の経験を持ちながら、兄はお金を使うことに喜び、弟は貯金することに喜びを感じる。
貯金、保険、持ち家/賃貸の考え方を2人のやり取りにのせて解説される。
お小遣いをぱっぱと使ってしまう息子たちに読んで欲しいが、読み終えてもらえるかな?
長男が中学校から借りてきた本。彼のお気に入りのようで、何度も借りている。
独身時代、結婚後、定年、年金生活、の各ステージが描かれていて、それぞれのリアルとお金の使い方の入り口がある。
終盤の奨学金と結婚相手の話は、緊張感が高まり、物語としても楽しい。
まずは、家計簿から。
臨床で、幅広い年代の病気、障害、悩みに向き合っている著者に安心感を持って読むことができた。
性に対する視点も自分と近いものがあって、安心できた。
気兼ねなく、自分の性の在り方を続けられる気持ちになれた。
次男が、部屋を片づけず、宿題もいい加減、朝は遅刻ギリギリという生活が続き、親の話が伝わらない。ADHDを疑い、この本を読む。
臨床現場での例が10数例書かれていて、著者が診察する際、小学校の通知表に多動やコミュニケーションのしにくさなどを確認するなど、流行の解説より信頼できる本。
この本の例のような深刻さではないことから、もう少し対話を続ける覚悟を持てた。
不登校に始まり、LGBTQ、フェチ、・・・、マイノリティの生きづらさが切実に語られる。
それに対する視点として、不登校児の父親から見た世界に共感していたが、その世界が行き詰まる所に、リアルと苦しさが重なった。
最終局面の一つ前で描かれている「繋がり」の希望が救いであり、それが性から来ていることが嬉しかった。
考えるフレームを与えてくれた荒木氏の本。やっと読了。
深井龍之介さんが語っていたように、著者の学びに対する経験が赤裸々に語られていて、親近感を感じられた。
自分にはパレットの色を揃える前に経験と経験を昇華する体験が足りていない。
振り返りの重要性を一層感じたので、週間にするための時間を設定しよう。
日曜日の早朝にする。
次男が勉強習慣を作れず、私の言葉が届かない。話をできるヒントを求めて、2004年に出版されたこの本を読んだ。
エニアグラムが全てではないし、人は場面によって表出する性格が異なるものだが、親子の話ができるベースが必要な今、相手は自分と異なることを認識するためにもタイプ別を入り口にするのは効率が良さそう。
タイプ7に言葉を届けることは難易度が高い、と書いてありショックを受けるが、言葉を届けるにはゆっくりと時間が必要なのは原理原則だ。
長男の目標設定にも使いたかったが、タイプ7と8が同じスコアで、特徴を読んでもしっくりこなかった。ここは別アプローチが必要かもしれない。
カミさんの実家で借りた本。
長男がこの作者のエッセイが好き、という話から、カミさんが、俺がこの本を気に入っていて、という話がされたが、読んだ記憶はない。
で、実家に行った時に出してきてくれたので読んでみた。
特異な男の子と、良くできてしっかりし過ぎな女の子。優しい人が居てくれたおかげで何とかやってこられた。
最後の女の子言葉が良かった。何千というデータでマッチングがされても、人生で大切な出会いは勘でわかる。
勘が働くように、自分の声を大切に生きることが大切。
物語形式で、職場で「考える」ということはどういうことかを示してくれる。
適宜まとめが入っていてわかりやすい。
物語になっているので読みやすい点も良かった。
どうしても子供に怒り過ぎてしまう。
言い訳や居直り、いじけの反応に、その場で言い聞かせて行動を直させたい。
そのために、その態度がネガティブな未来につながることが分かれば修正するだろうと考えて、言葉を重ねてしまう。
でも、それが効果を発揮している手ごたえはない。
であれば、行動を変える必要がある。
本書でもネガティブを相手に与えても、行動を変えることはほとんどないことが語られる。
望ましい行動がとれない原因が未学習か誤学習かで、対応を分けろと書いてあった。
子供の望ましくない行動を変容させるために、何ができるのか。その道筋は見えていない。タイプ別の話し方が必要なのだろうが、自分と異なる「楽観家(エニアグラム)」に響く話し方がイメージしづらい・・・。
土方奈美さんのvoicyで紹介があって読んだ。
紹介の中では、小説なので在日韓国人に対する差別が糾弾とは異なる視点で読める、というような話だった。
日本がした差別はやはり重い。世代によって、のしかかり方は異なるが、重いことに変わりはなく、変わらずに今も続いている。
ヘイトスピーチが問題になったのは数年前で、現在、そうしたニュースはあまり聞かないが、なくなったわけでもないだろう。
多様性に向き合うコストは高く、自分も遠ざけてしまいがち。
アメリカでこの作品が人気になったというので、こうした差別や生きにくさがあるのは日本だけではない、というのが自分の救い。
ちょっと前に、ちきりんのvoicyで、人口減の日本で日本語を話せる外国人を排除することはとてももったいないこと、という話があり、納得した。
多様性に向き合う強さを身に着けよう。
my book cafeでお薦めになっていた本。
自分の人生を経営する、という視点を求めたが、ん-、自分に何ができるのかの手掛かりはつかめなかった。
ヒントとして、アジアに目を向けることが自分に残った。
平行して読んでいる「パチンコ」で舞台になっている戦中、戦後の大変な時期を、他人事ではなく、自分事として捉えて、定年延長にNoと言えるような強さを身に付けること。
「他社と働く」が薦めていた本。
ナラティヴ・セラピーの実践に触れることができた。
常識(ディスコース)から離れて、主体性(エイジェンシー)を持った生き方を探るための会話例に触れられた。相手が求めている物が常識的価値観から来るものなら、もっと掘り下げたり幅を広げて考えることで、主体的に目指せる道を見出せそうだ。
ただ、このような会話はとても時間がかかり、ビジネス現場では難しそう。
不登校の子供たちとの会話例もあり、現段階で子供たちが学校に行ってくれていることに感謝しつつ、自分がこうした話ができるか、自信はない。