日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

マチネの終わりに/平野啓一郎著/文春文庫

2022-03-07 20:12:03 | 

「かたちだけの愛」が良かったことをカミさんに話したら、この本のタイトルが出てきた。

恋愛小説だが、前半の展開に「そんなことが起こるか」という驚き。後半の愛の幅広さに豊かな気持ちになれた。

filerの久保さんが、平野啓一郎が出ている雑誌記事について紹介してくれている。

https://voicy.jp/channel/794/277492 (有料コンテンツ)

それによると、「人と環境を考えたとき、人はこう動くしかない、という所まで考えているからこそ、こうした物語が生まれる」とのこと。

いやいや、こうまで幅が振れる環境設定をどう思いつくのか、とも思ったが、良い話だった。

映画もあるが、自分からは観に行かないかな。音楽の描写を聞き取る自信がない。