佐渡島さんが薦めていた本。
自分の価値観(ナラティヴ)を一旦脇に置いて、他者のナラティヴを理解して、橋をかける。
他者は敵でもモノでもない。自分も相手の立場であれば、同じ行動をしているという認識で、どうするかを考える。
丁度、別部門と、どう話をしたら良いかと考えていたので、共通の目的、相手の目的を考え、聞き出すように進めようと思う。
7章のがん患者と医者のやり取りに、大事なものを思い出した。
私は正しい、相手が間違っている、という考えでは物事は進まない。正しいことの理由が医療エビデンスであったとしても。
長男がテスト前でも勉強に取り掛からないことに、不安とイライラを感じていた。
私の言うことは間違っていないが、彼に届かない。正しい、間違っているの地平から離れる一つの方法は「代わりに」ではなく「加えて」。
そこには、自分も相手も地続きであるという認識がある。
自分だって、いつもすぐに取り掛かれていたわけではない。どう対話すれば橋がかかるか。