自分の才能、内的なモチベーション、やって嬉しいこと。こうしたものに従って生きることに憧れる。
本書にも取り上げられている「Dark Horse」は、そうした才能・衝動を活かして、大学進学など一般とは異なるルートで成果を上げている人の話に、「自分にも何かできる」と期待している。
Voicyのbook cafeで著者の話を聞いて、自分の偏愛、衝動を見つけることを期待して、手に取った。
本書では、衝動とは何かを丁寧に考えた後に、どうすれば衝動が見つかるか、衝動をどう生活の中で使うか(「実装する」と書かれている)について書かれている。
自分の衝動を見つけるには、自分を観察する。自分にインタビューする。些細な部分にもこだわる。
また、衝動は固定的なものではなく、周りの人から影響を受けて変わったり、環境によって高まったりなど、揺らいだり変化したりする。
周りに適応しつつ、自分の方向に進む姿勢で望めば良い、というのは自分に合ったメッセージだ。これまでは、「自分の核を探さなければ」と緊張していたが、もう少しゆったり構えられるようになった。
各章にまとめがあって、読みやすかった。