山の上のロックの永~い旅(4)

2014-08-07 20:56:42 | 童話
その時、何にぶつかって止った。

『ここはどこなんだろう?』

僕は周りを見渡した。
『森だ、森の中だ。』

目が回ったのが直ったので、僕は何にぶつかって止ったのか確かめた。
松だ、やっと大きな松の木の根元に居るのが分かった。

『僕はロックという名前です。
 松の木のおじさん、大丈夫ですか?』

『ああっ、大丈夫だよ。
 お前のスビードが遅くなっていたので、わしでも止められたよ。
 もっと速いとダメだったけれどね。』

『ありがとう、助かった。
 目がグルグル回って大変だった。』