山の上のロックの永~い旅(15)

2014-08-18 21:10:46 | 童話
何年か経った時に台風が来た。

山に沢山の雨が降り、小川の水量が増えて、僕はまた動き出した。

そして僕は、もっと広い川まで滑って来た時、急に水の流れが激しくなってきた。

あっちこっちぶつけながら、少しずつ進んだ。

その時、前の方の川岸や木が見えなくなり、空が見えてきて、急に体がふぁっと浮かんだ。

次の一瞬、下へ下へと体が落ちて行った。

それは、お父さんやお母さんから聞いていた滝だ。