しばらくして、兄弟の中で僕が一番に離れる事になった。
雨が強くなってきた。
パキッ、ピシッ。
だけど、僕はお父さんやお母さん、そして、お姉ちゃんや弟と離れるのがイヤで、みんなにくっ付いていた。
そして雨が止んで虹が出た。
『お兄ちゃん、虹が綺麗だね。』
『そうだね。』
その時、僕はふあっと身体が浮かんだ。
そして、今度はドスンと何かにぶつかった。
その後は目が回る位ゴロゴロと転がり始めた。
うわっ、う~わっ、止らないよ。
大きな杉の木が
『お~いっ、どこまで行くんだい。』
『分かんないよ。』
大きな熊が
『駆けっこなら負けないよ。』
『今はダメだよ、今度ね。』
小さな兎が飛び跳ねて
『危ないなぁ。』
『ゴメン、ゴメン、大丈夫かい?』
僕は回転するスビードが遅くなってきたのが分かった。
その時、何にぶつかって止った。
『やっと止ったけれど、目が回ったよ。』
『ここは何処なんだろう?』
僕は周りを見渡した。
『森だ、森の中だ。』
目が回ったのが直ったので、僕は何にぶつかって止ったのか確かめた。
松だ、やっと大きな松の木の根元に居るのが分かった。
雨が強くなってきた。
パキッ、ピシッ。
だけど、僕はお父さんやお母さん、そして、お姉ちゃんや弟と離れるのがイヤで、みんなにくっ付いていた。
そして雨が止んで虹が出た。
『お兄ちゃん、虹が綺麗だね。』
『そうだね。』
その時、僕はふあっと身体が浮かんだ。
そして、今度はドスンと何かにぶつかった。
その後は目が回る位ゴロゴロと転がり始めた。
うわっ、う~わっ、止らないよ。
大きな杉の木が
『お~いっ、どこまで行くんだい。』
『分かんないよ。』
大きな熊が
『駆けっこなら負けないよ。』
『今はダメだよ、今度ね。』
小さな兎が飛び跳ねて
『危ないなぁ。』
『ゴメン、ゴメン、大丈夫かい?』
僕は回転するスビードが遅くなってきたのが分かった。
その時、何にぶつかって止った。
『やっと止ったけれど、目が回ったよ。』
『ここは何処なんだろう?』
僕は周りを見渡した。
『森だ、森の中だ。』
目が回ったのが直ったので、僕は何にぶつかって止ったのか確かめた。
松だ、やっと大きな松の木の根元に居るのが分かった。