100才の小学生(3)

2016-08-04 21:39:29 | 童話
暑い夏が終って、村で盆踊りをすることになり、村のみんなが盆踊りの準備をアライグマさんとネズミさんに頼みました。
しかし、アライグマさんもネズミさんも力が弱くて重い物を持てないので、田中トメさんに相談したところ、田中トメさんが力持ちの馬さんと牛さんに手伝ってもらうようにしました。

盆踊りの舞台を組立てる長い木の棒を、馬さんと牛さんはたくさん運んで来て、アライグマさんとネズミさんが木と木をヒモで結んで舞台を組立てました。

『馬さんと牛さん、ありがとう、力持ちの馬さんと牛さんに手伝ってもらったから、みんなで盆踊りができるね。』
『そうよね、馬さんと牛さんが手伝ってくれなかったら盆踊りができなかったわよね。ありがとうね。』と、田中トメさんも喜びました。

そして、盆踊りの会場でにぎやかな盆踊りが開かれて、みんなが大きな輪になって楽しく踊りました。
『来年も楽しい盆踊りをやろうね。』
『そうだね。楽しい盆踊りをやろうね。』

ある日、猿さんが小学校に来て
『僕もみんなの友達になりたいなあ。』
と言ったので、みんなが相談して小学校の友達にすることにしました。