ある日、チョウチョさんが『これ以上、富士山の高い所へ登って行くと、他のチョウチョの友達と会えなくなってしまうので、これから高い所はトンボさんと登ってね。』と言って、富士山のふもとへ帰って行きました。
『バイバ~イ。僕がここに降りてきたら、また一緒に山から下りようね。』
『待っているね、バイバ~イ。』
そして、今度はトンボ君が高い所から僕のために水の付いている草やお花のある所を教えてくれました。
そして、太陽が出ていない朝と夕方は少し寒くなってきました。
『朝と夜は少し寒くなってきたけれど、トンボ君は平気なの?』
『僕達トンボは秋にも飛んでいるので、まだ平気だよ。』
『そうなの、それでは、まだ一緒に登れるね。』
そして、僕とトンボ君は、また歌いながら富士山を登り始めました。
僕は『ランランラン、ランランラン。』
トンボ君が『ピッピピピ、ピッピピピ。』
ずっと登っていると草やお花の生えていない所に出た。
そこはゴツゴツとした岩だけだった。
『トンボ君、草が生えている所は無いの?』
『うん、高い空から見ているけれど、そこだけ草やお花が無いね。もう少し登って行くと草の生えている所が有るよ。気を付けて登って来てね。』
『うん、わかった。』
少し登って小さな石の上にいる時に、僕が乗っている石がグラグラして、僕は石と一緒に下へ転がり落ちてしまった。
『うわっ。』
『カタツムリ君、大丈夫?』
『うん、草の生えている所で止まったから大丈夫だけれど、岩の上を転がっていたら、背中のカラが壊れるところだったよ。今度は気を付けて登るよ。』
『そうだね、気を付けてね。』
『うん。』
そして、僕は何日かトンボ君と一緒に登って行きました。
『バイバ~イ。僕がここに降りてきたら、また一緒に山から下りようね。』
『待っているね、バイバ~イ。』
そして、今度はトンボ君が高い所から僕のために水の付いている草やお花のある所を教えてくれました。
そして、太陽が出ていない朝と夕方は少し寒くなってきました。
『朝と夜は少し寒くなってきたけれど、トンボ君は平気なの?』
『僕達トンボは秋にも飛んでいるので、まだ平気だよ。』
『そうなの、それでは、まだ一緒に登れるね。』
そして、僕とトンボ君は、また歌いながら富士山を登り始めました。
僕は『ランランラン、ランランラン。』
トンボ君が『ピッピピピ、ピッピピピ。』
ずっと登っていると草やお花の生えていない所に出た。
そこはゴツゴツとした岩だけだった。
『トンボ君、草が生えている所は無いの?』
『うん、高い空から見ているけれど、そこだけ草やお花が無いね。もう少し登って行くと草の生えている所が有るよ。気を付けて登って来てね。』
『うん、わかった。』
少し登って小さな石の上にいる時に、僕が乗っている石がグラグラして、僕は石と一緒に下へ転がり落ちてしまった。
『うわっ。』
『カタツムリ君、大丈夫?』
『うん、草の生えている所で止まったから大丈夫だけれど、岩の上を転がっていたら、背中のカラが壊れるところだったよ。今度は気を付けて登るよ。』
『そうだね、気を付けてね。』
『うん。』
そして、僕は何日かトンボ君と一緒に登って行きました。