電気の気持ち(2)

2015-11-20 21:43:20 | 童話
『君は誰と見学に行くの?』
『小学校で行くから、一年生の僕のクラス全員で行くんだよ。』
『そうかい、明日が楽しみだね。』
『うん、みんなで行ってくるね。』
『ところで、君は家の中にも電気が有るのを知っているかい?』
『部屋を明るくしたり、テレビをつけたり、冷蔵庫でジュースを冷やしたり、洗濯機で僕の洋服を洗ったり、トースターで僕の大好きなパンを焼いたり、エアコンで部屋を涼しくしたりしているよね。あと、乾電池も電気でしょ。模型の自動車を動かしたり、懐中電灯で暗がりを照らしたりしているよね。』
『よく知っているんだね。』

『あっ、信号機を忘れていた。電気で信号機が付かないと交通事故が起きるよね。』
『そうだね。それから、たくさんの工場では電気を使って、いろいろな物を作っているんだよ。食べる物や、自動車や電車のような乗り物を作ったりしているので、電気がストップすると何も作れなくなって大変なんだよ。』
『そう、大変だね。』
『ああ、だから電気は大事に使おうね。』
『うん、使わなくなった部屋の電気はすぐ消すようにしているし、テレビも見ない時は消すようにしているよ。』
『そうだね、そうして大事に使ってもらえると電気さんも嬉しいよ。』

電気の気持ち(1)

2015-11-19 21:06:20 | 童話
僕は明るい電気でお勉強をして、テレビでマンガを見ます。だから僕は時々電気とお話しをします。

『電気さん、こんにちは。』
『やあ、またお勉強をしたあとでテレビを見てくれているね。待っていたんだよ。』
『電気さんは僕がテレビを見て、うれしい?』
『ああ、すごくうれしいよ。』
『どれくらいうれしいの?』
『いっぱいうれしいよ。』
『そう、僕と同じだね。』
『そうだね。』

『僕ね、明日発電所の見学に行くんだよ。』
『そうかい、わたしが作られている所だね。』
『発電所の絵本で見たんだけれど、大きな機械と大きなエントツが有るんだね。』
『そうだよ、ボイラーという機械で水から蒸気を作って、その蒸気でタービンという大きな機械の中を回転させて、タービンにつながっている発電機で電気を作っているんだよ。』
『ふぅ~ん、機械はみんな大きいの?』
『ああ、全部大きいよ。』
『山の中には、蒸気ではなく水でタービンを回して電気を作っている水力発電所もあるんだよ。』

みんなの気持ち(学校の気持ち)(2)

2015-11-18 21:08:32 | 童話
『今日の国語の時間は、宮澤賢治の「雨にもめげず」を読み、グループごとに感想を言ってください。』
『みんな感想を言えてすごいね。』
『うん、みんなちゃんと勉強をしているからね。』

『次の二時間目は算数だね。算数は何を勉強しているの?』
『九九だよ。』
『九九は全部言えるの?』
『ううん。今覚えているところだよ。』
『早く覚えようね。』
『うん、がんばるよ。』

『理科はね、リトマス試験紙を使った実験をするんだって。それから、社会は日本地図の勉強をするよ。』
『そう、理科の実験は楽しいよね。全部の勉強が終ったらまたお話しをしようね。』
『うん、これから勉強が始まるからね。バイバイ。』

そして、勉強が終わったので帰る時間になりました。

『起立、礼。先生さようなら、みなさんさようなら。』
『今日の勉強が終ったね。』
『うん、これから帰って宿題をするんだ。』
『そう、また明日会おうね。バイバイ。』
『うん、学校さんさようなら。バイバイ。』

おしまい

みんなの気持ち(学校の気持ち)(1)

2015-11-17 21:11:42 | 童話
僕は学校へ行くのが大好きです。
そして、運動場でみんなと遊んだり、体育館でみんなと体操をしたりするのが楽しいです。

勉強はね、う~んとね、遊びの次ぎに好きかな。
『学校さん、おはようございます。』
『やあ、今日も元気に来たね、待っていたよ。』
『学校さんは僕が来てうれしい?』
『ああ、すごくうれしいよ。』
『どれくらいうれしいの?』
『いっぱいうれしいよ。』
『そう、僕と同じだね。』
『そうだね。』
『もう勉強が始まるよ。』
『今日はどんな勉強の時間があるの?』
『今日はいっぱい有るよ。一時間目は国語で、二時間目は算数で、あと理科と社会と、いっぱい有るよ。』
『そう、がんばってね。』
『うん、がんばるね。それからね、昨日から運動会の練習が始まったんだ。徒競走や組体操やダンスをやるんだよ。』
『うまくできるの?』
『まだ、うまくできないので、一生懸命練習をするんだ。』
『早くうまくできるようになるといいね。』
『うん、がんばっているから、うまくできるようになるよ。』
『そう、では一時間目の国語の時間に教室で会おうね。』
『うん、いいよ。バイバイ。』

みんなの気持ち(山の気持ち)(2)

2015-11-16 20:53:46 | 童話
『では、世界で一番高い山はどこなの?』
『チベットと中国の間にあるエベレストという山だよ。すごく高いので、一年中雪で真っ白なんだ。』
『富士山は冬だけ雪で真っ白になるけれど、エベレストはいつも雪で真っ白だから、すごいんだね。』
『そうだよ。世界で一番高い山だからね。』

『日本の山は色が変わるよね。冬は雪で白くなり、春は新しい葉っぱで黄緑色になって、夏は葉っぱが黄緑色から緑色なって、そして、秋は葉っぱが赤くなって、山が赤い色になるんだね。』
『そうだね、季節で山の色が変わるよね。』

『山にはたくさんの生き物が住んでいるよね。鳥や猿や鹿がいるでしょ。それから、カブトムシやセミやクワガタもいるよね。』
『そうだね、たくさんの昆虫もいるから楽しいよ。それから、クマもいるから気を付けないといけないんだよ。』
『うん、わかった。いつか山に行った時には気をつけるよ。』

『明日はね、乗り物の本を見るから、山の写真の本さんはまた今度ね、バイバイ。』
『うん、わかった。それまで寝ているよ。バイバイ。』

               おしまい