『本の中の巨人さん、消しゴムを取ってみてよ。』
『そんな高い所にある消しゴムには手が届かないよ。』
『さっきはサイコロを投げ返してくれたでしょ。』
『サイコロはわしの手に落ちてきたから投げ返せたんだよ。』
『ふ~ん、そうなんだ。それでは、今度はど~お~?』
僕は消しゴムを本の上にポトンと落としてみました。
『ああ、消しゴムが届いたよ。ほれっ。』
と言って消しゴムを投げ返してくれました。
『置くのではなく、ポンと落とすといいんだね。』
『そうだね、本の中は引力が小さいので、わしの所まで落ちてこないんだよ。』
『ふ~ん。引力ってな~に?』
『みんなが居る地球が引っ張っている力だよ。』
『その力は僕よりも強いの?』
『そうだよ。君よりもずっとずっと強いんだよ。』
『ふ~ん、巨人さんよりも強いの。』
『ああ、わしよりもずっと強いよ。』
『お月様にも引力は有るの?』
『ああ、お月様にも引力は有るよ。だけれど、お月様の引力は地球よりも小さいんだよ。』
『じぁ、地球とお月様が力比べをすると地球のほうが勝つよね。』
『そうだね、地球のほうが勝つね。』
『巨人さんとお月様では、どちらが勝つの?』
『お月様のほうが勝つよね。』
『巨人さんは弱いんだね。』
『そんな事ないよ、わしは生き物の中では一番強いんだよ。』
『ふぅ~ん。』
『巨人さんが僕の所に来ることができた時に、僕と力比べをしようよ。』
『ああ、いいよ。』
『そんな高い所にある消しゴムには手が届かないよ。』
『さっきはサイコロを投げ返してくれたでしょ。』
『サイコロはわしの手に落ちてきたから投げ返せたんだよ。』
『ふ~ん、そうなんだ。それでは、今度はど~お~?』
僕は消しゴムを本の上にポトンと落としてみました。
『ああ、消しゴムが届いたよ。ほれっ。』
と言って消しゴムを投げ返してくれました。
『置くのではなく、ポンと落とすといいんだね。』
『そうだね、本の中は引力が小さいので、わしの所まで落ちてこないんだよ。』
『ふ~ん。引力ってな~に?』
『みんなが居る地球が引っ張っている力だよ。』
『その力は僕よりも強いの?』
『そうだよ。君よりもずっとずっと強いんだよ。』
『ふ~ん、巨人さんよりも強いの。』
『ああ、わしよりもずっと強いよ。』
『お月様にも引力は有るの?』
『ああ、お月様にも引力は有るよ。だけれど、お月様の引力は地球よりも小さいんだよ。』
『じぁ、地球とお月様が力比べをすると地球のほうが勝つよね。』
『そうだね、地球のほうが勝つね。』
『巨人さんとお月様では、どちらが勝つの?』
『お月様のほうが勝つよね。』
『巨人さんは弱いんだね。』
『そんな事ないよ、わしは生き物の中では一番強いんだよ。』
『ふぅ~ん。』
『巨人さんが僕の所に来ることができた時に、僕と力比べをしようよ。』
『ああ、いいよ。』