昨日は立川三小の放課後子ども教室・さんさんクラブで午前午後の2回フットサル教室を開いた。
講師には少し贅沢だが、フットサル界のカリスマ的指導者と言われる眞堺名(まじきな)オスカーにお願いした。
指導力は当然として、子ども達との接し方も素晴らしいものがあった。
副校長をはじめ先生も参加した。子ども達にとって思い出の一日になったと思う。
夜は、地域の町会の会館でささやかな忘年会を兼ね、一献傾けた。
話は一転するが、昨日、金沢の市長選があり、新人の山野之義氏(48歳)が接戦を制し、1,364票差で現職の山出保氏破り当選した。
現職の山出氏は全国最多タイの6期目を目指したこと、79歳という高齢であること、各党相乗りなどの理由もあったが、投票日当日も行われていた、ツイッターによる投票依頼が功を奏したのではないかと言われている。
金沢市選挙管理員会は再三書き込みを中止するよう電話したそうだが、これを無視、県警は警察庁と相談したが、公選法違反の警告はしなかったとのこと。
公選法の改正は鳩山退陣劇のドタバタでできずじまい。ネット選挙解禁は間近であることは確かである。
来春の地方統一選挙に今回の金沢市長選は必ず影響を与えるであろう。
ネット選挙は様々な面で利点があることは間違いない。
議員の日常的なネットを利用した広宣活動は常識となっているが、全体の議員数から見ればまだ少なすぎると思う。
また、内容的にも面白くないものが多すぎる。
ただし、今回の金沢市長選のツイッターの利用は、正に騒々しい、従来の選挙終盤戦の連呼とあまり変わらず、ただ単に騒々しいだけで、候補者選択のための判断となる情報とはとても思えない。
毎日新聞が言うように地上戦と空中戦の違いとしか言えない。
選挙戦術が上手いだけで当選してしまったのでは、最終的に不幸になるのは市民である。そこのところが、近頃の選挙の恐ろしいところである。
公選法はあまりに禁止事項が多く、公選法を厳守し、脱法的なことをやらなければ選挙はできないとさえいえる。
ネット選挙解禁も重要だが公選法の抜本的改正が必要である。今回問題になったツイッターへの書き込みは、公選法が配布を禁止する「文書図画」に当たるとされる。ちなみに「図画」は「ずが」とは読まず「とが」である。公選法はことほど左様に古いのである。
政策や候補者本人を語るという点で、文書違反の範囲をもっと緩和すべきである。時代的気分で、ネット選挙解禁だけであれば不十分と言わざるを得ない。特に、戸別訪問の禁止は日本だけの特殊なものである。これを解禁しないということではならないと思う。