堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

横浜 夕景から夜景

2011年09月30日 | 日記

 ヨコハマトリエンナーレの日本郵船海岸通倉庫を見た後、赤レンガ倉庫まで行った。
 その時の写真を、遅くなったが、フォットチャンネルでまとめてみた。

 途中、歴史的な建築物もあったが、これも後でまとめてみたい。
 彫刻も、過去のトリエンナーレや彫刻展で創作された作品が市内に点在しているようである。
 日を改めて、見てみたい。なかなか旅行にも行けないので、近場に注目してみたい。

 赤煉瓦倉庫での催し物を見ているうちに、日が暮れかかった。
 ランドマークタワーの夕景を撮り終わった時、水上バスの出発を告げるアナウンスがあった。
 水上バスに飛び乗り、暮れゆくランドタワーやパシフィコ横浜を写真に収めた。
 夜景を撮るつもりはなかったので、三脚は持っていかなかった。
 夜景の撮影は、やはり、三脚が無いと厳しい。

 あまり良く撮れてはいないが、フォトチャンネルをお楽しみに。


ヨコハマトリエンナーレ・日本郵船海岸通倉庫

2011年09月26日 | 彫刻・アート

 黄金町バザールからシャトルバスで日本郵船海岸通倉庫に向かう。

 倉庫は広い空間が取れ、しかも、荒っぽく使っても問題はないし、もともと閉鎖的空間なので、
暗闇も作りやすい。
 モダンアートの会場としては最適である。

 私が現代アートと本格的に付き合い始めたのは、立川で5年間行われた「国際芸術祭」からである。
 既に故人となられたが、彫刻のあるまちづくり、よいと祭、etc.で一緒に仕事をした、当時、
文化振興の仕事をしていた課長と一緒に立ち上げたものである。
 財政状況も厳しくなり始め、立川市単独では予算的にも無理な環境だった。
 そこで、何かないかと考えた末に、文化庁の補助事業が見つかった。
 それが国際芸術祭であった。
 空いていたビルの地下をたかったことを思い出した。

 粘土で作られたカバ。
 子供たちは泥団子を作ったり、砂場で山や谷を作り、水を流したり、土や砂遊びが好きだ。
 ふと、それを連想させた。
 粘土で作りっぱなし、既にヒビが入っている。確か、11月6日まで、もつのだろうか。
子供たちが作りっぱなしで他の遊びに熱中している姿も浮かぶ。

     

     

 現代アートを見たり感じたりするのは好きだ。
 作品の意味するところやアーティストの意図などは考えない、アーティストや作品の名前にも
興味ない。
 私的に言うと写真の被写体として面白いものは面白い。
 映像が投影されている部屋に入った。
 最初の何人かの人は、中で結構動いた、その動きが面白かった。その後しばらく待ったが、
殆どの人は入り口近くでじっとしているだけだった。

         

    

 空中に浮かぶ熱気球、アラブか中国の上空だろうか。

    

    

    

 東北の上空を徐々に変化する映像。

    

    

 


ヨコハマトリエンナーレ・黄金町バザール2011

2011年09月25日 | 彫刻・アート

 昨日、ヨコハマトリエンナーレの黄金町バザールと日本郵船海岸通倉庫に行き、水上バスに乗り夕景から夜景を楽しんだ。

 横浜美術館からシャトルバスで日出町まで行き、歩いた。
 黄金町は旧青線地帯である。
 青線と言ってすぐにわかる人はもうあまりいないのではなかろうか。
 売春防止法が施行される前の非合法で売春が行われていた地域のこと。合法的な地域を赤線と言った。
 黄金町は、その後もある種問題を抱えた地域であったそうだ。
 地域のイメージを変え、誰でも気軽に訪れる街に変えるための運動が展開されたそうだ。
 その中核となったのが、地元の環境浄化推進協議会とヨコハマトリエンナーレと連携している黄金町バザールの中核となって活動している、NPO法人黄金町エリアマネージメントセンターである。
 黄金町バザールは平成18年から始まったそうである。

 町づくりの一つとして、大いに参考になるのではなかろうか。

 街の姿を変える。幾つか新し雰囲気の建物がある、その一つ・・・「黄金ミニレジデンス」

     

 最初に入ったのが竜宮美術館。
 狭い階段と廊下。戸をあけると三和土の小さな玄関。
 正に、その景色があった。青線時代の生き残りの建物であろう。
 何故、青線の建物の構造を私が知っているのか。
 嘗て立川にも、赤線と青線があった。廃止された後の建物は、今のワンルームマンションのようなもんである。私の友達の何人かはそこに住んでいた。だから知っているのである。

     

 部屋は当然に、廊下同様に狭い。
 そこに作品があった。
 その時代を垣間見たことのある人が入れば、若い人とは違った感情を抱くであろう。正にインスタレーション。

     

 竜宮美術館の傍に気になる建物があった。
 中の様子は・・・・

     

 猫がいた。何匹も、違った表情で。

     

 


ヨコハマトリエンナーレ2011・横浜美術館

2011年09月21日 | 彫刻・アート

 19日に南武線で野暮用で出かける。
 ついでに、武蔵小杉経由でみなとみらいまで行く。
 3年前に開催されたトリエンナーレには、ついに行けなかったという苦い経験があるので、思い切って出かける。
 ヨコハマトリエンナーレ2011は現代アートの国際展である。

  まずは、メイン会場の横浜美術館へ。
 美術館の正面には、ウーゴ・ロンディノーネのモアイ像を連想させる彫刻。
 それぞれが12ケ月に対応した12体の彫刻。

    
           横浜のビル群を見上げるモアイ像?


 現代アートは分からないという人が多い。私も良く分からない。
 現代アートと言っても幅広い。今回のトリエンナーレでも、
 メイン会場の一つである横浜美術館では、同館の収蔵品である、シュールリアリズムの作家の作品も展示してある。
 境界は分からない。
 面白いと思ったものを楽しめばよい、難しく考える必要はない。
 金理有の作品は陶芸であり、正に、モダンアートの境界にある作品だと思う。結構面白い。

      

 土を素材にした陶芸作品だが、青銅器を連想させる。

 尹秀珍(イン・シウジェン)の作品、タイトルは忘れてしまったが。
 下着から上着まで1人が身につけている衣服を糸にほどき巻き上げた、映画のフィルムを連想させるロールが108個、
 
渦巻き状に並べられている。
 木の年輪のようでもあり、108の煩悩を持つという人間の生き様のようでもある。
 一つ一つはなんと言う事もないが、108集め渦巻き状に置くと、なんとなくわかるような気もする。

   

 既に故人であり、だいぶ前に見た作家であるアイヌの血を引く砂澤ビッキの作品に触れことが出来たのも意外な収穫であった。

   

  1800円の入場券は、他の日に、他の会場も見られるので、残りは後日とし、
 
周辺を散策して帰ることとした。 

             
                            帆船日本丸

 横浜には、過去のトリエンナレーに出展された、アートも他にもあるとのこと、
 後日訪れた。


錦町防災訓練

2011年09月10日 | 地域・ボランティア

 今日、三小の校庭で防災訓練。
 例年の如し。暑さも同じ。

     

 帰宅後、立川市議会でどのような議論がなされているのか知りたくて、立川市議会のHPを見る。
 災害発生は3月。6月市議会では活発な議論が展開されていると思って。
 出てきたのは3月の定例会だけ。
 9月議会が始まろうとしているのに。情報の遅さに唖然とする。
 情報が出次第、分析し、書くつもり。

 反体制派官僚・古賀茂明氏が書いた「官僚の責任」(PHP新書)を昨日買い、読みだした。
 公務員制度、官僚自身、政治家、内閣それぞれと相関関係、複雑だが、今後の日本を考えるうえで重要。
 まだ少ししか読んではいないが、一気に読めそう。


ヒヤリハット

2011年09月06日 | 地域・ボランティア

 昨夜、交通安全のための講習会が、錦学習館で行われた。
 先日、免許更新のために、高齢者講習会を受講したばかりである。自ら身を守る為に更なる努力が必要であることを自覚。

 担当警察官からハインリッヒの法則が紹介された。
 ハインリッヒの法則とは、1つの重大事故の裏には、29の軽微な事故があり、更に300のヒヤリハットの事例が潜むと言う事である。

 ハインリッヒの法則は、本来労働災害の発生に関する研究から生まれた法則である。
 私がこの法則を知ったのは、「失敗学」の権威・畑村洋太郎氏の著作からである。

 その畑村洋一郎氏は、福島第1原発の「事故調査・検証委員会」の委員長に就任している。
 失敗学の立場から、今回の事故の原因と実態を究明しようとするものである。

 ハインリッヒの法則は、そもそも重大な労働災害の防止のために考え出された法則である。
 300のヒヤリハット事例や29の小さな事故を分析し、事故発生のメカニズムを見つけ出すことにある。

 立川警察署管内での自転車事故発生数は、警視庁管内でトップであるという。
 ハインリッヒの法則で自転車事故を見ていくと、一つの重大事故は言うまでもなく死亡事故であり、29の軽微な事故とは、擦過傷や青あざを作る程度のものである。ともに刑法上の犯罪を構成する。
 これに反し、ヒヤリハット事例は法的問題も身体的損害も発生しない。発生事例も格段に多い。
 
そこで、ヒヤリハット事例を徹底的に科学的に分析すれば、自転車事故の減少を導き出すことができる。

 信号のある交差点を青で直進中、信号を無視して現れる自転車。信号のない交差点を直進中、右側を走っていた自転車がいきなり右折。夜、無灯火の自転車が突然目の前に現れる。急坂を猛スピードで走り抜ける自転車。
 自転車事故を引き起こす原因は自転車、歩行者、車、道路事態とさまざまである。

 立川は自転車事故多発地域であると言われて久しい。
 しかし、体系的に分析し、その防止に関する資料にはお目にかかっていない。
 警察か立川市で作成しなければいけないのではなかろうか。

 話は変わるが、畑村氏が、講談社から現代新書で「未曽有と想定外」と言う本を今年の7月に出した。
 オリオン書房のHPで見ると、お取り寄せとなっている。売れているのだろうか。「失敗学のすすめ」等、氏の著作は何冊か読んでいるが、読んでみたい。

 朝、風に秋の気配を感じる。
 坂道にあるNTTの社屋から枝垂れる萩が咲き始めた。秋の気配。

     


万年筆

2011年09月02日 | 日記

 近頃はテレビを録画する機会が多い、理由はいくつかある。
 一番多いのは、放送時間に他の用事で見ることができない時である。
 興味のある番組は、ノートに要点を筆記用にしている。速記能力は、明らかに低下してしまっている。
 聞き逃しや見逃しが続出する。そこで、ビデオが登場と言う事となる。

 私は生来悪筆である。
 そのために、和文タイプも独学で習得した。ワープロも現在のデスクトップほどの大きさで、モニターもダークグリーン、プリンターはA3で布製のリボン、音の凄いワイヤードット型と言う一番初期の段階から使っている。
 今、パソコンを使いこなすことができるのも、私の悪筆が遠因でもある。

 手紙をはじめとして、心を伝える文章は手書きで、しかも、万年筆に勝るものはない。
 このことは悪筆ゆえのコンプレックスとして、常に、頭の隅にこびりついている。

 半年ほど前、机の引き出しを整理していた時に、一本の万年筆が出てきた。
 現職時代に大変にお世話になった方から頂いたものである。

 その万年筆で、録画した番組の要点筆記に使っている。
 書かれている文字は相変わらず悪筆である。
 来年の年賀状には、少しでも心の思いが伝えらたらと、この万年筆で一筆書き加えてみたい。

 東日本大震災で、海外のメディアで伝えられている日本の素晴らしさの基本の一つに、相手を思いやるという、日本人の心根の優しさがあるのではなかろうか。
 万年筆で下手な字を書きながらふと思った。