堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

平成20年から21年へ・子供たちの安心安全

2008年12月31日 | 地域・ボランティア

 平成20年も押し詰まり、来年を展望しながら、今、書いています。
 今年は、多くの分野で、新たな事業を始める事が出来ました。来年は、それを充実、発展させていきたいと思います。

  放課後子ども教室の開設
 国の施策である、放課後子ども教室も地域にある2つの小学校で始める事が出来ました。
 スタートするまでに、関係者の貴重なご意見を伺いながら、打ち合わせを重ね、事業開始の運びとなりました。
 学校関係者をはじめとして、多くの地域の方々がボランティアとして参加され、子ども達が安心して、安全に放課後を過ごせる場所の確保をすることができました。
 来年は更に充実したものにしていきたいと考えております。

  地域の安心安全のために
 
今年は、子供たちが被害に会う、痛ましい事件が相次ぎました。
 地域を、犯罪が起こりにくい街にしていかなければなりません。様々な理由から、警察だけに頼るわけにはいきません。それには、地域の大人が努力していかなければならないのは当然です。地域の防犯力を高めることが必須の条件です。
 現在でも、色々な活動がおこなわれています。ボランティアの方々の努力もあります。

 今、立川市では、他の市でも行われている、不審者が出没したり、犯罪が発生した時、携帯やHPにメールで情報を伝える事業を行っています。
 しかしながら、十分なものではありません。
 「ハインリッヒの法則」というのがあります。それは、労働災害の事例を分析して出された法則で、1つの重大事故の裏には、ヒヤリ、ハットした事例が300あり、小さな事故が29あるといものです。
 不審者が出ても事件にはならなかった、被害は無かったということですが、そのような事例があるということは、いつ重大事件が発生してもおかしくないということです。
 「行政への市民参加」ということが言われていますが、その本質は、市民・地域住民でなければやれないことは市民・地域住民がやるということです。このことを裏返せば、市や警察でなければできないことは市や警察が責任を持てやるということです。
 情報が蓄積した段階で、市や警察はそれなりの結論を出し、市民に情報提供すべきであり、そのことが、重大事件を防ぐことになるのではないでしょうか。市民、市、警察の役割分担と責任が問われるのではないでしょうか。

 来年は、「こども110番の家」、住民のボランティアによる「アイアイパトロール」、メールによる不審者情報を有機的に結び付た、危機管理体制の充実に向け努力していきたいと考えています。


ブログを始めることとしました

2008年12月30日 | 読書

 HPのトップページに今までその日の出来事や感じた事を書いていましたが、HPをリニューアルするのを機会にブログを立ち上げ、「つれづれの記」をここに移すこととしました。
 内容はその時に感じた事、考えた事なので。あっちこっちに飛ぶとは思いますが、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

  戸山滋比古の著作
 NHKの「週刊ブックレビュー」で、戸山滋比古著「忘却の力」が紹介され、面白そうだったので、早速、書店に行ったが、あいにく見つからなかった。
 文庫本で何か出ていないかと思い、探していると、ちくま文庫で「思考の整理学」という本が出ており、早速購入した。
 20年位前に文庫本として出版された、古い本であるが、後で買った、「忘却の力」よりも面白かったのは意外であった。

  「朝型」の薦め
 
「思考の整理学」の中に、朝の頭と夜の頭について書かれている個所がある。
 私は、だいぶ前から、デスクワークは早朝にやることにしている。
 その理由はいくつかあるが、朝の方が能率が上がるということである。著者は朝の頭の方が、夜の頭より優秀であると言う。その通りだと思う。
 頭の働きが鈍くなるのは、疲れている時と満腹の時だと言う。確かに、朝は、夜寝て疲れがとれ、腹に何も入っておらず、頭にとって最高のコンデションであろう。
 夜の頭は悲観的で、朝の頭は楽観的であるという。
 従って、物事を希望的に考え、積極的な仕事が可能となる。
 「悲しい話は夜するな。どんなにつらい話も、昼したら大したことない」とがばいばちゃんも言っている。
 著者が一番言いたかったのは、朝の頭には「忘却の力」が働き、寝ている間に、余分なことは忘れる、人間にしかできない選択的忘却が働くからであろう。
 そのために、良い仕事は朝でなければならないのであろう。
 私の生活慣習は間違っていなかったのである。