堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

トマソン

2009年01月24日 | 日記

 毎日新聞社から赤瀬川源平著「散歩の学校」という本が出版された、毎日新聞の夕刊に連載されていた「散歩の言い訳」をまとめたものである。
 赤瀬川源平と云えば、路上観察学会を立ち上げ、元巨人軍ゲーリー・トマソン選手にちなんで名づけられた超芸術「トマソン」で有名である。
 トマソンとは、不動産に付着し、作られた当時は何らかの役目を持ち有用であったが、時の経過と状況の変化で無用のものとなってしまったものを云う。

 旅行に行くと、朝日が出る前に起き、ホテルや旅館の周辺を散策するのを常としている。特に観光地の場合はそうである。早朝は観光客の雑踏もなく、普段の街のたたずまいがあり、生活の匂いがある。トマソンはその街の歴史であり、ある意味では残骸である。

 上の写真は中央線沿い、JRの変電所の東側にある。そこは嘗て、基地から流れていた緑川があった場所である。ドブ川であったため覆蓋され、今は公園となっている。橋の下は、基地からの水ではなく、台風などで大雨が降ったとき、合流式の下水で対応できない雨水が流れており、無用物とはいえないが、欄干は、正に、無用物である。


酒の肴

2009年01月21日 | 日記

 今日は、私の住む町会・錦六会の新年会が行われました。新年会も色々あり、中には気を使いながら酒を飲むものもありますが、日頃から、一緒に地域のことをやっている、仲間なので、楽しいひと時を過ごすことができました。
 談たまたま、酒の肴におよび、我が体験を披露しました。自分で簡単なものは作る習慣ができてしまっているからです。
 今は、少し早くなりましたが、嘗ては、仕事の関係もあり、11時過ぎから飲みだすことが多かったせいもあり、自分で作るようになったのでしょう。
 かつて、笠間か益子かはっきり覚えてはいないのですが、一人用の土鍋を買い求め、深夜、酒の肴に鍋を作り、朝、残りの汁にご飯を入れ、おじやで朝食ということも、冬の寒い時期には、よくします。

 こじんまりした居酒屋で一寸気の利いた肴が出ると、真似して自分のレパートリーの中に入れます。
 今は、我が家の定番料理になっている、ジャガイモやニンジン、ネギなどの野菜を入れた煮魚もその類です。

 もう一つの大きな理由は、私は好き嫌いがありませんが、我が女房には好き嫌いがあり、嫌いなものはまず作りません、そこで、自分で作るしかないのでしょう。

 インフルエンザが、今年はその流行の時期が早いようです。私は、乾燥が一番苦手なので、部屋のストーブは一番原始的な、上に薬缶がかけられる石油ストーブです。
 女房が全く食べれない、もつの煮込みはその上で作ります。風邪の予防と一石二鳥です。


錦町駅伝で優勝・市民体育大会4連覇

2009年01月18日 | 地域・ボランティア

                               祝 錦町駅伝優勝・立川市市民体育大会総合優勝

 今日は最初に泉市民体育館で行われた、ジュニア育成地域推進事業の「ジュニア卓球講習会」に行っていましたので、市民体育大会の駅伝の方には遅れて参加しました。
 駅伝は市民体育大会の最終種目であり、総合優勝が決まります。
 錦町は若葉町に1点差をつけて、1位を走っていましたが、駅伝で優勝することにより11点獲得し、9点差をつけて、堂々総合優勝をすることができました。

 錦町体育会は市民体育大会で4連覇を達成することができました。
 優勝祝賀会を楽しみにしています。錦町体育会“ 万歳 ”


錦町合同新年会

2009年01月18日 | 日記
 錦町の合同新年会が1月17日に、クレストホテルで開かれました。
 例年、18日に開かれますが、今年は変更になりましたが、その理由はわかりません。中には勘違いをしていた人もいるようでした。
 ストロボを買ったばかりで、初めて使いましたが、やはり、経験不足で、露出がオーバーした写真が多くなってしまいました。帰り道、夜景を撮ったものは、そこそこでしたので、ISOの設定ミスだったかもしれません。
 デジカメは撮影枚数が多いためか、丁寧に採らないような気がします。やはり、何事も全力投球でなければならないと言うことではないでしょうか。

議会基本条例について

2009年01月14日 | 地方自治

 2009年1月13日付毎日新聞の多摩版に、「議会基本条例 動き鈍い都内自治体」という記事が載っていました。
 記事は、全国的に議会基本条例が制定される動きの中、23区も多摩地域もその動きは鈍いと指摘しています。
 その中で、多摩市が3月以降に条例案を作成し、09年度内に制定を目指そうとしていることを紹介しています。

  自治基本条例と議会基本条例
 先進的な地方自治体では、地方主権、行政への市民参加の時代にあって、地方自治体の憲法ともいうべき自治基本条例を制定する動きが起こっています。
 自治基本条例は、自治体の骨格ともいうべき、市民、議会、行政(市)のあるべき姿とその関係性を明確に規定するものといえましょう。
 市民、議会、行政は相互が密接な関係にあり、互いに影響しあいながら、理想的な地方自治体を形成していく必要があると考えます。
 そのような観点からすれば、議会基本条例は単独の条例とするのではなく、自治基本条例の中に含ませるべきであると考えます。

  制定の過程が重要
 本来の議会の持つ権能で、最重要なものは条例制定権であることは言うまでもありません。議会が追認機関に堕してしまった大きな理由は、その条例制定権を放棄してしまっているという現実に起因すると言わざるを得ません。現在施行されている条例の99パーセントは市長提案により制定されたものと言っても過言ではありません。
 多摩市では既に自治基本条例が存在するにもかかわらず、議会基本条例を制定すると言うのは理解できません。
 たぶん、自治基本条例制定のプロセスにおいて、市民、行政、議会においてさえ、地方議会のあるべき姿、使命について十分な理解がなされていなかったのではないかと思うしかありません。議会がそのことに気がついたならば、市民、議会、行政の関係性の中から、再検討し、自治基本条例の改正という手続きを踏むべきであると考えます。
 議会という狭い範囲の中でだけ議論するのではなく、広く、市民の意見を聞きながら、市民参加の中で行うべきであると考えます。
 条例を制定するとき、そのプロセスが極めて重要であると考えます。

  立川市議会の動き
 立川市議会でも、議会改革の動きがあり、議会基本条例の制定も視野に入れているようでありますが、違和感を感じないわけにはいきません。
 議会のあるべき姿の内の一つに、透明性の確保というのがあります。情報提供、市民との情報の共有ということであります。議会がどう変わっていくのかということは、市民の共通の関心事です。自分たちの選んだ議員で構成される議会が、地方主権の時代の中でどう変革していくのか、どう機能していくのか、市民とのかかわりはどうなるのか。
 議会改革のテーマは何なのか、論点は何なのか、市民が知りたいのは当然です。今からでも遅くはありません。懇談会の概略で結構です、明らかにしていただきたいと思います。
 


成人を祝うつどい

2009年01月13日 | 地域・ボランティア

 詩人を祝う集いが1月12日に、立川市民会館・あミューたちかわで行われました。

 今年も昨年同様、市民中心の実行委員会で行われました。事務局は市役所の子ども育成課が担当しました。
 内容は、立川市吹奏楽団による「祝典行進曲」で開幕し、国家、市民歌の斉唱、市長の励ましの言葉、市議会議長のお祝いの言葉、新成人の言葉(二十歳の誓い~ありがとう いままで そしてこれから ~)、吹奏楽によるお祝い演奏で記念式典は終了しました。

 記念アトラクションは、中学校の恩師のビデオメッセージ、富士子連親子隊によるよさこいソーラン踊り、都立北多摩高校女子ダンス部によるチアリーディングダンス、B★7(バナナ)のストリートダンス、立川まちおん推薦のCarry Smileのバンド演奏でした。

 新成人は会場のホールにはなかなか入ろうとしませんが、今年は開場からほぼ満席で、後半は来賓席まで埋まる状態でした。式典はざわついていましたが、アトラクションに入ると皆舞台に注目していました。恩師のビデオメッセージ-では学校ごとに歓声が上がっていました。

 会場のホールに入らなかった新成人もいましたが、同窓生・友人どうしで和やかに時間を過ごしていました。

 市民会館の敷地が狭いので、歩道にあふれて通行人に迷惑がかかったことは今後の反省材料です。
 飲酒をしている人もいましたが、ごくわずかで、事故もなく、成功裏に終わったと思います。
 来年も新たな趣向で新生児をお祝いできればよいと思います。


多摩川周辺の野鳥

2009年01月12日 | 日記

 どんど焼きが終わり、一段落した時。木に一羽の鳥が飛んできました。たぶん「モズ」だと思いますが、鳥のことにあまり詳しくありませんので、間違っているかもしれません。正しい名前が分かりましたら、教えてください。      

                        

              

根川でカワセミが撮れると思い、時間が時間なので心配でしたが、とりあえず行ってみました。
 案の定、多くのカメラマンがいましたが、カワセミはいませんでした。しばらく待つと、飛んできましたが、また飛んで行ってしまいました。
 多くのマニアが来ています。少し有名になってしまった感があります。
 


どんど焼

2009年01月12日 | 地域・ボランティア

 今年も恒例のどんど焼きを日野橋下流の河川敷で行いました。
 どんど焼きは、小正月の15日に歳神様を送り出す儀式として、門松や正月のお飾り、書き初めを青竹で組んだ櫓に掛けて燃やす伝承行事です。
 
 前日の10日に、準備をしました。
 孟宗竹を櫓に組む必要がありますが、竹藪のある家は少なくなり、孟宗竹を調達するのに苦労します。砂川の旧家のご厚意により用意することができました。

 年々、正月飾りが少なくなってきています。今年は、経済状況を反映してか、特に少なかったうに感じました。
 正月飾りが少なかったのと、櫓を頑丈に組みすぎて、途中で、無理やり倒すことになってしまいました。来年に向けての反省事項。

 子どもたちは、団子を竹の先につけて焼き、暖かいお汁粉とコーンスープを楽しんでいました。
 太い孟宗竹の撥ねる大きな音に歓声を上げていました。
 親子で参加する正月の終わりを飾る伝承行事として、思い出に残ればと思いました。


地縁法人の薦め

2009年01月07日 | 地域・ボランティア

  不動産を所有する自治会の悩み
 町会・自治会は「権利能力なき社団」であるために、その所有する会館等の不動産を町会・自治会の名義では登記できません。
 そこで、役員の名義で登記しているのが実態です。ところが、その役員が既に死亡したり、転居している実態があります。
 役員の相続人は登記簿上に名前があるので、単に名前を貸したにすぎないものを、相続財産であると思い込み、相続の登記をしてしまう恐れがあります。時間が経つと、事実関係が分からなくなり、複雑化してしまう可能性も大きくなります。町会・自治会の役員の悩みも大きくなります。

  地方自治法の改正
 地方自治法は、これらの問題を解決するために、法改正を行い、第260条の2で町会・自治会の法人化の道を開きました。
 法人の性格は、一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された団体=地縁法人ということです。
 地縁法人の一番の特色は、法人として権利を有するということです。つまり、町会・自治会名義で不動産の登記ができると言うことです。
 従来の考え方と異なる点は、構成員が個人になるということです。普通、町会や自治会は世帯単位で構成をされています。それは、民主主義の原理に基づく考え方でしょう。

  事実関係が複雑化する前に法人化を
 会長や役員名義でなされている登記の法律構成は、町会や自治会権利能力のないという団体から、会館や土地の管理を委任され、その意味で、会長や役員の名前で登記をしているということです。
 地縁法人が設立された段階で、その委任は終了します。登記も委任の終了を原因として、名義を町会・自治会に移すことができます。
 数次にわたって相続が繰り返されたりして、事実関係が複雑化する前に地縁法人化を行い、登記名義を地縁団体(町会・自治会)に移すことをお勧めします。

  市町村に申請
 根拠となる法律は地方自治法ですので、法人化の申請はその法人がある市町村長に提出します。


自治体のユニークな政策―杉並区

2009年01月04日 | 地方自治

  減税自治体構想杉
 並区は2007年7月に減税自治体構想研究会(会長:黒川和美・法政大学教授。)を立ち上げ、このほど、4回の会議を経て、減税自治体構想研究会報告書(案)がまとめられました。
 その構想の内容は、毎年一定額の財源を積み立てて、必要に応じてその果実を活かし、将来的には、区民税の減税を実現しようという「減税自治体構想」であります。

  地方主権
 2000年(平成12年)に地方分権一括法が施行され、地方分権の時代に入ったと言われています。
 「分権」「主権」という言葉の解釈については色々ありますが、「中央主権」、「中央集権」の流れの中にあった日本を変革するという意味において、私は、敢えて、『地方主権』という言葉を使いたいとかんがえます。

 地方分権一括法が成立した時に、これからは各自治体が独自性を発揮して個性豊かなもになると言われましたが、現実はどうでしょうか。
 財源の移譲が遅々として進まないのは確かですが、それを理由に自治体の経営改革が果たされていないのも残念な現実であります。
 そのような中で、杉並区の今回の独自の試みは注目に値するものであると思います。
 減税自治体構想は様々な理由から困難性を伴い、実現に向けて紆余曲折が予想されますが、健闘を期待したいです。


 
  首長と議会の関係は
 地方主権という言葉の中に、議会のあるべき姿も含まれると考えます。
 言うまでもなく、議会の最重要権能は条例制定権でする。条例制定に実効性を持たせるのが予算であります。
 従って、執行権の長である首長は条例が可決した後には、各条例に対し、予算化する義務があると考えられます。
 しかし、国会と地方議会の根本的違いは一方が議院内閣制であるのに対し、他方が二元代表制であるということです。
 そこで、首長と議会の間に緊張関係が生じる。これが地方自治体のあるべき姿であると考えます。
 しかし、現実はどうでしょうか。

  議会改革は進んでいるのか
 地方主権による横並び行政からの脱却が期待されたにもかかわらず、個性ある自治体経営がなされていないのは、市長をはじめとする行政側にも責められる部分はありますが、議会にも大きな責任があるのではないだろうかと思います。

 立川市においても議会内に検討のための懇談会が設置されたようですが、その審議の内容について全く市民に知らされていないのが現実であります。
 議会改革の重要な要素に「開かれた議会」というのがあります。市民への情報提供、情報の共有化は改革の大前提です。
 議会総体が、情報の開示に消極的であるとすれば、勇気ある議員の情報提供に期待するものであります。市民の評価がどうなるかは自ずから明らかであると思います。

 検討のテーマも仄聞するところによれば、非体系的で枝葉末節的なことから始まっているような気がします。議会・議員の本質的な権能は何か、使命は何かを明確にし、議会の機能を十分に果たすことができるような改革をなすべきであると思います。