日本語について時々話題になる。自分の使っている言葉も時々気になる。
先日買った、「日本語の作法」で「~して下さい」について書かれていた。私も、さまざまな文書で多用していたような気がする。
しかし、この言葉は、命令形であることを知った。従って、対等な関係にある人に対しても、強すぎる言葉であるという。
ちょっと気を使えば誤りに気がつくことですが、意外と常用している言葉もありました。「送付」という言葉です。メールなどで添付ファイルを送るとき、「添付ファイルで○○を送付します」などとやってしまう。よく考えれば「送付」とは送り付けるということで、受け取る側からすればあまり気持ちのいい言葉ではない。
言葉は、生きてきた人生の中で築かれてきたものであり、その人の人格の一つの表れ方ではないでしょうか。その意味で、使い方に常に注意を払い、修正すべきものは修正しなければならないと考えています。「おかしな日本語」を使わない、そのことが大事なことでしょう。
一方、言葉は生き物である以上、時代が変わり、社会が変化する中で、変容していくのも自然なことでもあると思われます。
しかし、時代や社会は常に良い方向に変化するとは限りません、言葉・日本語がおかしくなってきていることは、社会や日本が悪い方向に向かっている兆候でもある訳です。