堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

梅雨

2009年07月29日 | 日記

 7月も終わり、私も68歳。
 今年の天気は少しおかしい。「つゆ」とは、「梅雨」と書く、梅の実が実る頃しとしと降るのが、そのイメージに合う。ところが、今年は本来なら灼熱の太陽が降り注ぐ時なのに、曇り空が続き、鬱陶しい日が多い。梅雨明けしたのは九州や関東の一部である。異常気象の表れのひとつなのであろうか。

 異常気象という現象の中で、言葉のことで気になることがある。或る旅の本を読んでいると、「温暖な気候」という言葉があった、普通使う言葉で、普段なら見過ごしてしまうのであろうが、近頃の天気が異常気象の表れであると思うと、「地球温暖化」という言葉に違和感を感じた。
 言うまでもなく、地球の温暖化はけっして人類にとって心地よいものではない、「温暖」という言葉の持つイメージと現実はかけ離れたものであり、もっと適切な言葉はないものであろうか。


普通救命講習

2009年07月11日 | 日記

 今、色々な所で普通救命講習が行われている。また、心肺停止で倒れた人がそばにいた人の機転で一命を取り留めたという話も聞く。
 救急車を呼んでも一定の時間はかかってしまう。救急車が到着するまでの僅かな時間に何をするかで、その人の命が左右される。
 普通救命講習はそのような場面に遭遇した時にだれでもできる技術を習得するためのものである。
 多くの人がそのような技術を心得ていれば、多く人のの命を救うことができる。

 人の脳は一定時間酸素が供給されないと死んでしまう。もし命が助かったとしても、植物人間になってしまう場合も多い。
 そこで行うのが心肺蘇生である。心肺蘇生は主にAED=自動体外式除細動器と胸骨圧迫です。倒れた人が心臓が停止し、呼吸をしていないことが分かった段階で、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始し、同時に、救急車を呼び、AEDを探す。AEDが手元に届いた段階で直ちに作動させ、何の反応もなければ、再び胸骨圧迫行う。この繰り返しが大事である。
 心肺蘇生は時間との戦いである。心肺停止から1分経過するごとに7~10パーセントづつ蘇生率は低下する。
 近頃は、公共施設をはじめとして民間の建物にもAEDが設置されるようになった。しかし、以外と理解されていない点は、AEDさえあれば心肺蘇生ができると誤解している人が多いということである。心肺蘇生はあくまで、AEDと心臓マッサージ(胸骨圧迫)がセットであるということである。そこで、普通救命講習が必要となる。

 その町に心肺蘇生の技術を持った人が多ければ、また、自信とほんの少しの勇気を持って応急手当てをできる人が多ければ、その街は安心安全な街といえよう。

 機会があれば、普通救命講習を受けることをお勧めします。


中国春秋時代

2009年07月05日 | 日記

 私の高校時代は、理科系にいたせいもあって、日本史は身近であり、世界史はその名の通り、世界が対象であり広範であり、カタカナが中心であり難しそうであったので、とらなかった。
 その後、部分的な知識は得てきたが、全体の流れがわからず、後悔している。
 中国についても同様である。昔は東洋史というジャンルがあったが、中国、韓国の歴史の流れもわからない。
 中国の歴史で一番躊躇してしまうのは国や人の名前がやたらに難しいということである。老眼鏡の助けを借りている今、正確に字を読み取ることさえ困難である。

 たまたま宮城谷昌光氏の出演しているテレビ番組を見て関連の本を読んでみようと思った。
 まずは、軽いエッセイをと思っている。
 時代の流れや背景がわからなければ、小説を読んでも本当のところが理解できないのではなかろうか。
 日常生活で使われている言葉も中国から、もともと来たわけであるので、その淵源を探ることは意味があるのではないかと考える。

 春秋時代は戦国時代の前であり、日本の縄文晩期であり、ギリシャでのオリンピア競技が開かれたり、ローマ建国と同時代であることも、改めて認識した。