オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

切腹して、腸を晒して生きている

2023-07-26 11:12:37 | オストメイトで登山と遠泳

 

 

 こんな日常を送ってはいても、4日に一度は深夜に風呂場で、腹筋に穴を開けて取り出してる腸の端くれのメンテナンスを自分でやっている。

 石鹸でキレイに洗い、シャワーでたっぷりと流してやり、袋を強力に貼りつけてる付着物を取り除き、体毛もキレイに剃ってやる。

 鮮やかな深紅の腸の端くれを指で撫でてやり、その他の俺が考えた独自のメンテナンスを施している。

 完全防水・完全密封の小袋を腹に貼り付けた状態でいつも生きている訳で、それで気圧の低い2000mを超えるハードな山々を歩き登り、海でも沖に泳ぎ出て素潜りもする、源泉にもいつでも浸かれるようにと、4日に一度は丁寧なメンテナンスをやっている。

 輸入品の装具類は、コロナ騒動以来だらだら製造の不良品も多くなり、気を遣うことも多くなってる。

 残念ながら、日本では国産品では良いモノが無いし、いまだにオストメイトには後進国のまんまだ。

 大病院で習うオストメイト退院前の演習で教わった基本だけでは、俺のような激しい日常は送れない。

 トラブルやアクシデントが起きて、そのたんびに応用を考えてる。

 ジッと動かないで安全に暮らしてる蓑虫ならばそれでも良いんだろうが、俺には無理な話。

 だから相当にいろんな自作のモノを作り、それも簡素化させて工程も考え、健常者とナニも変わらない日常を送れるようになってる。

 

 俺の目の黒いうちは、勝手な真似はさせん! 

 こういう頑固で融通の利かないボケた高齢者であっても、50歳や60歳の子供らは怖れ慄いて、死ぬまでは我慢して黙って置こうと、近づかず反論すらしないケースはあちこちにある。

 生きて居る時に、親孝行というものはするもんだ。

 その孝行には、今に合った日常を教える、組み直してやる、説得する、ことも入っていなければおかしい。

 死んでいなくなってから、葬式やナニやらの行事を殊勝な顔してやっておったって、間抜けな猿の自己満足。

 そこで出て来る思い出話は悪口と嫌味とロクでもね~、弱虫の逃げ口上と決まっている。

 老いた親を、ここで一気に日常を変えなきゃ~ダメだと、説得できるだけの自信のある日常を送っておれば、経済的にも独自に余裕を作っておけば、どんなに頑固な高齢者であっても、キチンと話をして行けば従ってくれるようになるもんだが、その過程で努力を放棄してしまってる幼稚な餓鬼どもは、当たらず触らずのキレイゴト、2代目3代目もおなじ酸鼻な光景を見せてくれてる。

 ゼニカネでも残るなら、もらっておこう、そんな程度の親子関係なんざ、昆虫の世界の話だろう。

 時間が解決する、これは大きな間違いで、自分の手で時計の針は回して行くもんだ。

 生きて居る時にしか、心は通い合うことも無い。

 あの世や仏壇や墓石に手を合わせたところで、手遅れの後悔先に立たず、二度と親子の縁には戻れない。

 神や仏はおらずとも、生き神様たちがジッと見つめておるわい。

 あの世の先祖やお化けに霊魂なぞよりも、はるかに怖ろしいのが生き神様というものさ。

 墓石や風習を頑なに守っておっても、心の通い合う日常を放棄しておっては、いずれは地獄の老後が待っている。

 哀れ提灯な、現代社会だこと。

 

 夏の海では海水浴客が砂地に身を潜めているエイに刺されたり、クラゲにやられたりと阿呆臭い事故は後を絶たないが、俺が海に入る時はまず風を感じ、空を見て雲の動きを見て、白波の立ち方を見て、流れを読んで、それからゆっくりと海に入るが、足元の状況も見ながら、のんびりと入って行く訳だ。

 沖へとゆっくり泳いでいると、海水の水温が冷たくなって行く場所も、だいたい覚えておく。

 泳いでいる時は足が攣れば仰向けに浮いてのんびり揉み解し、クラゲや魚が居れば両の手でゆっくりと左右にずらして・・・ごめんなすってよ~・・・と泳いで行く。

 泳ぎ疲れて浜に上がって来る時も、すぐには上がらずに、底の状況を確認しながら着地する場所は選んで、それからゆっくりと浜に上がって来る。

 これが当たり前のことだ。

 山でもおなじように当たり前のことはたくさんある。

 当たり前のことを知らない癖に、情報過多なだけの自惚れ頭デッカチばかりが集うと、間抜けな事故やアクシデントは後を絶たない。

 爪は切ってあるのか? 鼻毛は切り揃えてあるのか? そんなところから疑問が湧くレベルの大人ばかりだ。

 山遊び、海遊びとは言うが、ここ20年来のお子ちゃまな連中の遊びを見てると、そりゃ~事故にも遭うわい。

 要らない事故に怪我、これじゃ~子供らもトラウマになって安全安心へと逃げてお籠りして行くだろう。

 この頃は漁師や猟師でも、大丈夫か?? というのを見掛けることは増えた。

 島国日本人の退化は、どんどん進んでいるがよ。

 馬鹿臭い話だ。

 

 馬鹿臭いといえば、毎日のニュースの中身も、とるにたらないボケ老人向けばかり。

 そうこうしてるうちに、アジアの後進国だと馬鹿にしていた国々からは、中流の人たちが大勢やってきて棲み付き始めているが、これからこの国はどういう未来を考えているのだろうか??