オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

青天の霹靂? 鳩に豆鉄砲の試練

2023-05-03 10:27:37 | 地球と生きる

  

 

 早朝から、東京を起点にして八方に伸びる高速道路は大渋滞が始まっていて、のんびりバイクで店に向かう道は、ガラガラで気持ちの良い風が吹いていた。

 銀座周辺では神輿が繰り出して、久しぶりの賑やかな祭りも始まってる。

 コロナ下で、自粛に停止していた習慣が、日常に戻って来てるようでも、元気はイマイチ、無い。

 大メディアをたまに見るのはこういう時で、群れの動きを把握しておくのには役に立っている。

 それだけの話。

 俺はこの世間様の休暇を利用して、管理ビルの内装工事やネズミ駆除の打ち合わせに動いている。

 相続絡みのお話や、のんびり世界の動きを見ながら生きておられる昔からの顧客たちとの、世情を読み切った愉快な会話を交歓する時間にして過ごしている。

 政府や、大メディアや、群衆からは距離を置いて暮らしている人たちとの関わり合いが、一番に落ち着く。

 

 アメリカではFOMCが始まっており、日本時間4日の早朝に動きはある。

 昨夜も、アメリカの市場では複数の銀行が株価急落を受けて取引停止になっていたが、報道は無い。

 ファーストなんちゃらかんちゃら銀行の破綻ごときで、すべて終わった訳ではない。

 銀行の話はまだまだ解りやすいが、プライベート・バンキング等のインチキ話は大破綻するまで解らない。

 世界の金融経済が解らないお子ちゃまな大メディアの報道など、素人衆は見ない方がエエで。

 30数年前の我が国の不動産バブル崩壊時には、なんで? という突然の破綻や閉鎖に追い込まれる企業や組織があちこちにあったが、そのド真ん中で謳歌していた我々は理由も知っているが、指をくわえて眺めていた群衆にはナニも見えていなかったようで、ファンド・バブルやその後のバブルではスケールの些少になった成金・金持ちが猿マネバブルでたくさん育てられて、金持ちゴッコは大破綻へと向かっている。

 棺に添える花のような立場なのに、恰好だけ、表面だけのキレイゴトにウツツを抜かしている社会には、すでに始まっている大恐慌の足音すら、聴こえてはいないようだ。

 成金・夢を叶えた人たち・・・というメディアによる作りモノは、単なる客寄せパンダで終わりを迎えるのが常。

 

 ドルの基軸通貨としての限界と撤退を考え、世界覇権からのアメリカの退場を先に考えてからの、この20年~30年はあると言っても良い。

 すべての大前提は、米英・欧州主導の時代から、ユーラシア大陸東部のアジア地域への覇権の移譲と新天地の構築、これがある。

 中国が以前からロシアと組んで始めている北極海航路の開発や一帯一路の政策は、その為の準備でもあった。

 金(ゴールド)を芯にしての新しい基軸通貨バスケットへの移行も、同時進行で準備されていた。

 世界覇権の旨味に溺れてしまっていたアメリカ内部の軍需産業や大メディアは、そんな新しい世界覇権への移譲をことごとく破壊工作で足止めさせようと自虐的に蠢き回っていたが、それも予期していたかのような対応で、着々と遅いながらも大前提のための世界の動きは進んで来てる。

 新型コロナ騒動や、ウクライナの紛争も、台湾問題の蒸し返しも、すべてはアメリカ内部の世界覇権維持を目的とする旧態依然な連中の、ジタバタ劇でしかなく、ワザと自滅的な動きを続けているようにすら見える。

 起こることを予期して、その時々で即座に対応して、刻々と政策を進める力は見事なもんだが、それらは最初から仕組まれた計画の遂行だっただけの話かも知れない。

 イギリス王室や欧州の王族や、バチカンですら逆らえないほどの謀略を張り巡らしているようにも見える。

 将棋や囲碁で言えば、100手先を軽々と読み切っているような世界の状況だろう。

 すべては新しい人類の新鮮で健康的な世界構築が、その目的となっている。

 人間のことをキチンと理解できている者らが、まだ人類の世界を動かそうとしていることの深層には、そんな賢い連中の横の繋がりがある訳だ。

 冷酷に、冷静に、人間社会の先を読む、これが出来るものを大人と言う。

 日本の指導者層には、残念ながら見掛けないね。

 ゼニカネ勘定に飽いてくると、飾ることもなく、群れの中ですらどこでも地元のおっさん、目立つこともなく、ただ笑って生きて居る、そういう者のことを大人と言う。

 

 店先の薔薇の花が、満開になっている。

 春先から、外国人観光客が大量に来日し始めているが、ゴールデン・ウイークの大混雑に身を置き、そこで浮かれポンチに浮ついてる猿の群れの中では、コロナ騒動が終わって景気がこのまんま戻ると安直に考えてる人は多いが、たくさんの魂を高い山の頂きから天に還して来た俺には、イヤ〜な臭いをはっきり感じてる。

 人間という獣は、そんなに利口ではないんだが、アニメやカビ臭い昭和の性善説で生きている自意識過剰で感傷ドラマな、人間の世界での経験が足りない大人ゴッコな社会は、笑えるくらいに、甘いな。

 いまでも対中露を強硬に叫んで居る米英欧の斜陽上層部の隠れ蓑には、この島国は国民の馬鹿さ加減がちょうど良いのだろう。

 



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