オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

前期高齢者が後期高齢者らを介護

2023-10-16 10:55:37 | 身体障害者でもやる介護

 

 

 いつも週末は、自分で描く天気図があんまりよくないとなると、あちこちの高齢者を連れ出して日本の自然や四季を体験できる場所へと車を走らせる。

 道や場所には半世紀にわたる経験と知識を溢れるほど持っているから、運転しながらも愉快な話を延々として聞かせてる。

 それだけでも、ボケ老人には強烈な刺激になる。

 こんなとこ、初めて来たよ、初めて見たよ・・・そんなとこばかり。

 日本とはこういう島国なんだと、語るよりも見せて感じさせる、これ以上の感動はないだろう。

 子供たちにもやって来たこと、いつも現場に自分の足で出掛け、自分の目で見て、考える。

 画面や紙面だけで満足するような猿にはなるな、そういうことさ。

 

 90歳前後の高齢者をあちこちで面倒を見て、ともに動いていることが多い俺なんかは、70歳から80歳代の高齢者との違いについて、よくよく考えさせられることは多い。

 いまの70歳後半から~80歳代の高齢者たちは、兄弟が多い戦後の産めや増やせやの世代だから、親たちは早く死んでいたり、長男・長女に介護はまかせて、高齢者たちとは親しく付き合ったことがない高齢者が多い。

 老いとはどういうものか? どう老いて行くのか? まわりとの付き合い方や、不自由になってゆく自分の老いた身体をいかに上手に扱うのか? 

 頭デッカチな知識と情報だけは持っていても、若い時分から自分の老いについての準備が出来ていなかった高齢者たちが、幼稚な騒動を起こして来る。

 しかも大勢で群れて流されて生きて来た世代だから、個々の日常のことでは自分ではナニも出来ずに考えられずに、猿マネばかりで素敵な老人を演じようとするだけの哀れなことになってゆく。

 経験がないから洗脳メディアからの情報だけで、偉そうな能書きは多くとも、良いように老いた消費者として玩具にされていても気がつくこともなく、挙句には自意識過剰なだけの嫌な高齢者として煙たがられて、寂しい老後を死ぬまで過ごすパターンが多くなる。

 親しく兄弟のようにベタベタと育てた子供らに一目置かれることもなく、老いてもベタベタと子供や孫にくっ付いて、ゼニカネだけの繋がりに甘んじているようなのが多い。

 群れて楽ばかりを求め、他人や社会とのコミュニケーションを磨いて鍛えて来なかった報いが、利用されるだけの受け身な老後となって我が身に戻って来ているようでもある。

 生きることに個の厳しさというものがナニも無く、これでは世界大転換期の生き様について若者らが参考になるものはな~んもない。

 これから10年以上もの間にそんな高齢化を進めて行けば、介護の姿も一気に殺伐としてくるだろうし、身内の者の負担はどんどん増えてゆくだろう。

 そこに怪しいコロナワクチン接種の被害も、ジワジワと拡がってくる。

 貴方たちの未来は、日本という国家が面倒を見てくれると思っているのか?

 あまりにも安易な集団心理、それがこの国の衰退の元にもなっている。

 そもそもコロナという怪しい病名で国民を脅し上げて、怪しいワクチン接種を推奨していた国家が、どうして幸せな老後を与えてくれるのか? とは考えない。

 そのうえ借金・負債で雁字搦め、メディアで流れる胡散臭いスターや成功者の話に夢を見て、宝くじを買って住宅ローンを払い続けるようなことだろう。

 つまらない生涯、そうは思わないのか?

 

 金を出して、喜んで洗脳されに出掛けているような、馬鹿馬鹿しいメディア介在の日本社会では、まともなニュースや報道などは、どんなに金を払ってたって手には入らないようになっている。

 常に監視され、常に歪められ、常に導かれるような段通りが出来上がっている。

 最初から自分自身で楽しみは作るしかないのに、金を出して買っている消費至上生活は、退屈だぜ。

 ただね、ガキの時分からそういった行動力は鍛えておかなければ、大人になってからでは無理な話さ。

 親や大人や学校や社会で流されて洗脳されて生きて居ては、気が付いた時にはもう戻れない。

 

 さて、公的な介護を受け始めた高齢者は、我がままな子供と同じで、知らない第三者がズカズカと日常生活に入り込んでくることを毛嫌いすることから介護は始まるが、否定的で他社排除な日常生活だった人たちが多いから、それをお願いする身内にも強い気持ちと行動がなければ、匙を放り投げて放置してしまうというになる。

 介護や看護をお願いするには、まず身内がそんな懸命な姿勢を見せてなければ上手く動いてはくれない。

 そこで高齢な親に金を工面してもらってるとか、財産をアテにしているとか、胡散臭い下心な気持ちが入ってくれば、結局は強いことも言えず、ボケた高齢者と共倒れになることもある。

 俺にはそんな引け目や負い目がまるでないから、ガンガン引っ張って行く。

 まわりも巻き込んでガンガン介護や看護を進めて行く。

 知識が無い、経験も無い、マニュアル通りにしか生きられない、メディアの又聞き・盗み見だけで解決できる話ではないのだが、なかなかね、仕事もありナニやらもありで後回しになって、放置という結末が多くなっている。

 こういう社会を作ってしまってのは、他ならぬ高齢者たちだし、放置してしまう子供を育てたのは高齢者たちだし、そう考えれば自業自得ではあるが、俺は関係なしにガンガン笑って引っ張って行く。

 介護や看護は、やってる方がまず楽しんでいなければ、ナニも前には進まない、そういうことだ。

 ということで、今朝も6時から高齢者の通院に付き合って、昼から仕事になっておるがな。

 

 



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