新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

怪我をしたホオジロガモの幼鳥 その後1

2015-02-10 15:48:23 | カモ科
 ホオジロガモ 学名・Bucephala clangula 英名・Common Goldeneye

 1月22日,当ブログで怪我をしたホオジロガモの幼鳥について投稿しました.その後も気になっていたので2月3日,そのホオジロガモの幼鳥がいた漁港に行ってきました.怪我から回復した様子は見られませんでしたが,一応元気でした.砂浜から数メートル離れた浅瀬で,潜水を繰り返していました.撮影が長引き,餌捕りに支障をきたすと怪我の回復に影響するかもしれません.回復を願いつつその場を離れました.

ホオジロガモ 雄・幼鳥.
撮影日時 2015.02.03 撮影場所 新潟県新潟市

ハジロカイツブリ 魚を丸呑み

2015-02-10 11:27:06 | カイツブリ科
 ハジロカイツブリ 学名・Podiceps nigricollis 英名・Black-necked Grebe

 ハジロカイツブリ・シリーズの最終回は,捕まえた魚を丸呑みにするシーンです.魚は,まだ生きています.逃げようとして必死にあがきます.ハジロカイツブリは,それを頭から丸呑みにしてゆきます.生きるということは,すさまじいものです.
 ハジロカイツブリが魚を捕まえ,浮いてきてから撮影を始めたのですが,すべて呑み終えるまでに相当の時間がかかったと感じていました.写真を整理すると,最初の撮影から呑み終えるまでの時間は,28秒でした.その間,連写し続けた私の指と腕は,少し震えるほど緊張していました.
 写真は,すべて2月2日,新潟県新潟市で撮影した一連の行動をピックアップし,時系列で並べました.

ハジロカイツブリが魚を捕まえて浮いてきました.いつも魚の頭を嘴でくわえています.捕まえる時に頭をくわえるのでしょうか.それとも水中で頭にくわえ直すのでしょうか.


生きている魚は,体をよじって必死に逃げようとします.


ハジロカイツブリは,決して逃そうとはしません.


頭まで呑み込みました.


ここで,一気に飲み込むかと思いましたが.


魚は,まだ抵抗を続け,ハジロカイツブリは,姿勢を変えながら呑み込もうとします.


魚の頭が少し外に出たような.しかし,魚の抵抗はここまででした.


ハジロカイツブリは,ぐっと呑み込みました.ここからは一気でした.


首を伸ばし,頭を上にして呑み込みます.


すべて呑み終えたハジロカイツブリは,嘴を水につけて洗うような仕草をしました.